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●Welcome (Instrumental)
 (作曲・編曲 伊藤銀次)
●Wild Dreamer
 (作詞 高野 祐・夢野よう太・伊藤銀次
 /作曲・編曲 伊藤銀次)

●Sunflower
 (作詞 高野 祐・伊藤銀次/作曲・編曲 伊藤銀次)
●Love In The Air
 (作詞 夢野よう太・伊藤銀次/作曲・編曲 伊藤銀次)
●Suspicious Suspicious
 (作詞・作曲・編曲 伊藤銀次)
●Girl In Blue
 (作詞 夢野よう太・伊藤銀次/作曲・編曲 伊藤銀次)
●Journey To The Hyper World (Instrumental)
 (作曲・編曲 伊藤銀次)
●Precious Time 〜走り続けるFREEDOM TRAIN
 (作詞 高野 祐・伊藤銀次/作曲・編曲 伊藤銀次)
●ミスター・グレイマンの憂鬱
 /Melancholy Days Of Mr. Gray Man

 (作詞 高野 祐・伊藤銀次/作曲・編曲 伊藤銀次)
●Psy-Co-Motion
 (作詞・作曲・編曲 伊藤銀次)
●4月の扉/I'm Ready
 (作詞 高野 祐・夢野よう太・伊藤銀次
 /作曲・編曲 伊藤銀次)

HYPER/HYPER
88.3.25
東芝EMI / TOCT-8350

■PRODUCER : 伊藤銀次
■ENGINEER : 井口 進

「ドラッグのない明るいサイケ」をモチーフに制作された通算10作目のオリジナル・アルバム。ミックス・ダウンはロンドンで行われた。ジュリアン・コープのアルバム「セイント・ジュリアン」から多大な影響を受けており、中でも「Love In The Air」は「The World Shut Your Mouth」そのままである。

アルバム「Beat City」で木崎賢司のプロデュースを離れてから銀次が模索してきたのは、つまるところ銀次のナイーブで細い声質や美しいメロディと、それを前向きで強い意志によって現実に接地させようとする企てとのバランスであった。そしてそれは同時に前作までうまく達成されることのなかった困難な課題でもあった。

しかしこの作品で銀次は、ナイーブさと強さを止揚することに成功した。「Wild Dreamer」で夢を選ぶためには愛するものさえ失うことがあるという厳しい現実認識を示し、サウンド・プロダクションは全般に硬質でコンテンポラリーであるにもかかわらず、銀次の特質であるメロディの良さはどの曲においても生かされており、ボーカルも自然で無理を感じさせない。歌詞には一部表層的なところもあるが、多くは曲に救われており、前向きで強いアルバムのトーンを損なってはいない。

このアルバムは、セルフ・プロデュースの作品としては伊藤銀次の最高傑作であると思う。銀次のアルバムをまず何か1枚聴いてみたいというのなら、木崎賢司プロデュースの4枚か、この作品を推す。

ロケッツの鮎川誠が「Psy-Co-Motion」他の間奏のギター・ソロで、ピンクのホッピー神山がキーボードで参加している。また、94年に再発されたCDでは、88年4月に発売されたビートルズのカバーによるオムニバス・アルバム「抱きしめたい」に収録された「Lucy In The Sky With Diamonds」がボーナス・トラックとして収録されている。


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