A Story About You / Res. 4 kasf アルバム「VISITORS」がリリースされた1984年5月、あなたは何歳で、どこで何をしていましたか。 ――14歳、まだ何の選択肢も与えられていない中学2年生。友達同士集まっては麻雀ばかりしていた。 「VISITORS」はいつ頃、どのような形で買いましたか。 ――当時レコードを買うというのはかなりの決断が必要だったがこれは発売を心待ちにしていて買った。ストリート初期三部作に身も心もどっぷりと浸かっていたし、ニューヨークでの修行の成果を一刻も早く聴きたかったので。 あなたは「VISITORS」をどのように聴きましたか。 ――「佐野元春は死んだと思った」 「VISITORS」というアルバムは何だったのだと思いますか。 ――分岐点。あの時に「VISITORS」を出したことによって元春は無難ないかにもリスナーが好みそうな楽曲だけではなく、自分のやりたい音楽をどんどん追求できるようになった。僕なんかはたまについて行けなくなりそうになりながらも、何かを期待して追い続けている。 「VISITORS 20th Anniversary Edition」は買いましたか。 ――Yes。レコートプレイヤーが故障してから「VISITORS」はすっかり封印されていたので、懐かしい思いとともにタワーレコードで購入した。音がずいぶん分厚くなった印象。しかし、あれから20年もたつとは…。
2004 Silverboy & Co. e-Mail address : silverboy@silverboy.com |