logo A Story About You / case 7 Baby Julia


アルバム「VISITORS」がリリースされた1984年5月、あなたは何歳で、どこで何をしていましたか。

――短大の2年生でした。

「VISITORS」はいつ頃、どのような形で買いましたか。

――確か、発売日入手できるよう、予約して購入した記憶があります。

あなたは「VISITORS」をどのように聴きましたか。

―― 一番最初に聞いたときは、おおっといった驚きがありました。その頃ラジオでもプリンスなんかをよくかけていたのでダンスミュージックに目覚めたのか?これがNYの音なのか?といったふうに思いました。そのあと何度も聴くうちに、ダンスミュージックというだけではない、と思い直しましたが第一印象はそんな感じです。

このアルバムを聴いてすぐあと、当時の所属事務所ヤングジャパンのほうでのファンクラブのスタッフ・エディターの募集があり、それに応募して採用されました。そうしてそこで集まったメンバーと、何度も何度もビデオを見て、このアルバムを聴いて、皆で夜、青山通りを踊りながら歩いた、という風景が今でも印象に残っています。当時のことを思うにつけこの風景が蘇ってきて、私にとって忘れられないアルバムになりました。あの当時のスタッフ全員、同じ気持ちだと思います。マネージャーさんやローディさんや皆さん全員が。

「VISITORS」というアルバムは何だったのだと思いますか。

――当時だったら「挑戦」とか「転換」とかそういうワードで答えるような 気がしますが、今思うと「鎮魂」、かなあ…。

「VISITORS 20th Anniversary Edition」は買いましたか。

――まだ買ってません(すいません)。いずれ購入します、必ず。


Baby Julia
ウェブ・サイト「Mercy Mercy Me」のオーナーであり、僕のサイトとの共同企画「99ブルース」ではショート・ストーリーも披露してくれている。文中にもある通り、かつて佐野のファンクラブのスタッフをしていた時期もあり、最近は聴かないといいつつ佐野への思い入れは人一倍深い。



Copyright Reserved
2004 Silverboy & Co.
e-Mail address : silverboy@silverboy.com