DISC ONE
LIVE AT NHK HALL, TOKYO 2005.2.20
●月夜を往け
●最後の1ピース
●恵みの雨
●希望
●地図のない旅
●観覧車の夜
●君の魂 大事な魂
●明日を生きよう
●DIG
●国のための準備
●太陽
●H.K.B.インタビューズ
DISC TWO
ANOTHER CHRONICLE OF THE SUN
●H.K.B.インタビューズ
●ミュージック・クリップ
◆レイナ
◆遠い声
◆恋しいわが家
●レコーディング・セッション
◆恵みの雨
◆遠い声
◆最後の1ピース
●ライブ・ダイジェスト
◆ROCK & SOUL REVIEW (2001)
◆THE MILK JAM TOUR (2003)
●LIVE AT NHK HALL, TOKYO 2005.2.20
◆BACK TO THE STREET
◆ヤァ! ソウルボーイ
◆僕は大人になった
◆また明日
◆インディヴィジュアリスト
◆悲しきレイディオ〜メドレー
◆サムデイ
●エクストラ!
◆アンジェリーナ(アンコール)
◆BOB ZANG
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「THE SUN TOUR」の千秋楽となった2005年2月20日のNHKホールでのライブの模様を中心に、新たに撮影された3曲のクリップの他、アルバム「THE SUN」のレコーディングの様子なども収録した2枚組DVD。
このツアーは第一部で旧譜からの曲、第二部ではアルバム「THE SUN」からの曲を演奏するという二部構成で行われたが、このDVDでは「DISC ONE」にライブでの第二部の様子が収録されており、これがライブDVDとしての本編になっている。この日はアルバムから「恋しいわが家」、「レイナ」、「遠い声」を除く11曲がアルバム収録順のまま演奏されたが、この60分弱のセットがDVDにもノーカットで全曲収録されているのは、佐野のこのアルバムに対する強い自信と深い愛着を感じさせる。
もともとこのツアーでの二部構成は、アルバム「THE SUN」の曲を集中して演奏したいという佐野の意向によるものであっただろうし、その背景にはライブの偶発性、一回性を契機としたある種の生命力を媒介にこのアルバムを解体・再構築してもう一度生まれ変わらせたいという願いがあったはずだ。「THE SUN」というアルバムはそれによって初めて最終的に完成するのだと佐野は考えていたに違いない。
だとすればこのDVDは「THE SUN」プロジェクトが完結するための最終プロセスであり、その中でもライブの第二部を収録した「DISC ONE」こそがその核をなす検証の記録だということができるだろう。
一方「DISC TWO」にはライブでの第一部とアンコールからの数曲に加え、アルバムのレコーディング・セッションからの映像、「ROCK & SOUL REVIEW」と「THE MILK JAM TOUR」という映像化されていない二つのツアーからのダイジェスト映像、さらにはこのDVDのために新たに撮り下ろされた3曲のクリップが収められている(曲はライブで演奏されなかった3曲)。
ライブ映像は必ずしも全曲が完全収録されている訳ではないが、アンコールの「悲しきレイディオ〜メドレー」から「サムデイ」への流れはMCも含めノーカットで収められており、「サムデイ」の前に「希望について歌いたい」とコメントする重要なMCも聴ける。このシーンは記録として貴重なものだ。
ここでの曲目の紹介からは割愛しているが、「DISC TWO」ではバンド・メンバーのインタビューを編集した短いコメントが数多く挿入されている。また、「エクストラ」として別セッションで「アンジェリーナ」のライブ映像と、ツアー前半にサックス奏者として参加したボブ・ザングの演奏シーンが収録されている。
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