VOL.1 THE DOCUMENT
●インターナショナル ホーボーキング
●ぼくは大人になった
●ポップチルドレン (最新マシンを手にした陽気な子供たち)
●楽しい時−Fun Time
VOL.2 THE LIVE
●約束の橋
●バニティーファクトリー
●欲望
●ポップチルドレン (最新マシンを手にした陽気な子供たち)
●水上バスに乗って
●君を連れてゆく
●99ブルース
●コンプリケーション・シェイクダウン
●夏のピースハウスにて
●空よりも高く
●すべてうまくはいかなくても
●太陽だけが見えている−子供たちは大丈夫
●霧の中のダライラマ
●そこにいてくれてありがとう−R.D.レインに捧ぐ
●Do What You Like−勝手にしなよ
●ダウンタウンボーイ
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1996年、アルバム「フルーツ」の完成を待たずに仙台からスタートした「INTERNATIONAL HOBO KING TOUR」、全国を丹念にロードした「フルーツ・ツアー」、そして武道館、大阪城ホール、横浜アリーナで行われた「FRUITS PUNCH」の様子を伝えるライブ・ビデオ。
楽屋での様子やリハーサル、移動中の模様などを収録した「VOL.1」と、ライブ・シーンを収録した「VOL.2」の2本組で、「VOL.1」は96年6月に日本衛星放送WOWOWで放送された「I・H・K Road Movie」を編集したもの。「VOL.1」には貴重な映像や興味深い映像が多く収められており、企画としては悪くないと思うが、佐野のナレーションでツアーの流れを追う構成が途中で途切れてしまったり、あまり意味があるとは思えないシーンが入っていたり、ドキュメンタリーとしての完成度としては今一つであったと思う。また曲が始まる直前でシーンが切り替わることも多く、ライブ・シーンは「VOL.2」を見てくれということなのだろうが、欲求不満が残ることも事実。メンバー紹介のメドレーや「VOL.2」に収録されていない曲は全編収録して欲しかった。
「VOL.2」では丸1年に渡った3本のツアーの内容がほぼ過不足なく収められている。アルバム「フルーツ」の曲に偏らず、「バニティーファクトリー」や「ポップチルドレン」などアレンジを大幅に変えて歌われた曲を丁寧に収録しているところが良心的である。「ダウンタウンボーイ」はこれまで披露されたアレンジの中でも最もよくできたものの一つ。エンディングのスタッフロールのバックに流れている「サンチャイルドは僕の友達」がきちんと収録されていたらもう文句なかったんだけどな。
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