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準備編

昨年の夏休みは関西方面への里帰りしかしなかったので、今年はまた一丁ハワイあたりまで足を伸ばそうかと思って旅行会社のカタログを眺めたりもしていたが、夏休みの時期がハイ・シーズンということもあってかなりの金額になってしまい、結局グアム旅行に落ち着いた。グアムには既に3度も行っているので、迷いがあるとどうしても勝手の分かっているところにしようということになる訳だ。旅行者の金銭感覚と現地の人の生活水準との間に大きな乖離のあるアジアン・リゾートには何となく行きたくないという気持ちもある。

グアムなら別に旅行会社の世話になることもないと思い、6月中旬にノースウェストのチケットをブック、さらにこれまで毎回泊まっているアウトリガーの部屋を予約する。その気になれば30分ほどで全部片づく。

そこまでやってからパスポートの有効期限が切れていることに気づいた。前のパスポートはドイツに住んでいるときにデュッセルドルフの日本領事館で延長したものだが、昨年のうちに失効していた。昨年は海外旅行に行かなかったので全然気がつかなかった。いったんパスポートが切れてしまうと戸籍抄本の手配からやらなくてはならない。僕の本籍地は大阪市淀川区なので淀川区役所に郵便で戸籍抄本を請求し、それを添えて今度は新宿の都庁にある旅券事務所でパスポートを申請することになる。申請用紙をもらってくる必要があるし写真も要る。申請は家族でもできるが受け取りは自分で行くしかない。実に面倒だ。新しいパスポートが手に入ったのは7月の下旬だった。

出発の1週間前には新宿の外貨両替コーナーで米ドルのトラベラーズ・チェックと現金を用意し、出発日の成田エクスプレスのチケットを買った。さらに空港への宅配便をウェブで手配、ガイドブックは鮮度が命なので薄いのを1冊購入。これでやるべきことは一通りやったことになる。

だが、今回は心配事があった。最近では事前に飛行機の席が予約できるはずと思って1週間前くらいにノースウェストのサイトから確認すると、既にほとんどの席が予約で埋まっているのだ。まさか乗れないということはないだろうが、連続した席が取れなかったりしたら悲惨である。オーバーブックということもある。こういうときはとにかく早めに空港へ行ってカウンターで直談判する他ない。不安な気持ちでスーツケースを2個詰め、出発前日に引き渡し(集荷を13:00〜17:00で指定したら13:00ちょうどに取りに来た)、早めに寝た。天気予報が今ひとつなのも気がかりだ。

2009年8月3日(月)

会社に行くより早い午前5時に起床。新宿へ。スーツケースは昨日のうちに発送しているので身軽だ。この身軽さは少々カネを出しても価値がある。まだ早い時間だし夏休みのシーズンだからか通勤電車もそんなに混んではいない。新宿から6:30発の成田エクスプレスに乗る。満席のようで、特急券を持っていない者は乗れないと執拗にアナウンスしている。事前に買っておいてよかった。ここまで来て乗れなかったら悲惨だもんな。

成田空港に着いたのが8時。まず託送業者のカウンターで昨日送ったスーツケースを受け取り、それから急いでノースウェストのチェックインに並ぶ。チェックインといっても得体の知れないオートチェックイン機的な端末があり、乗客が自らこれを操作しなければならない。一応預け荷物とかもあるので係員はいるのだが、チケットさえ渡せば手続をしてくれる従来のチェックインとは違う。ここで家族だから並び席が欲しいというと、リクエストを入れておくので搭乗口でネゴってくれという話になる。不安だが仕方がない。荷物を預けて座席の記載のない搭乗券をもらう。

ちょっと時間があったので喫茶店でコーヒーを飲み、ボディ・チェック、入管を経てゲートへ。ゲートで申し出るとちゃんと並びの席が用意されていた。よかった。搭乗してからは特に問題なし。時間通りに離陸した。機内食はケチャップ味のミートボール。今どき学校給食でも出ないと思われるくらい安っぽい味だが食べられない訳ではない。ビールも無料で出してくれるどころか銘柄まで選ばせてくれるのでふだん飲まないサッポロにしておいた。各席にゲーム機まで付いていたが、コンピュータとオセロで対戦したところ、こいつが大人げないヤツで人間相手に容赦なくいい手を打ってくるので完敗した。

無事14:30にグアム着。入国審査は少し並んだ。なぜかというと、ひとりずつ指紋を登録し顔写真を撮影されるのである。指紋も両手の指10本を全部登録しなければならない。面倒臭いがよその国に入れてもらうのでわがままは言えない。何とか通過して(「何日いるの?」と訊かれた)、ターンテーブルからスーツケースを取り、ロビーに出る。ツアーの場合、ここで旅行会社の係員を探して合流し、バスでホテルに輸送されるのだが、僕の場合勝手に自分でホテルを予約しているので、独力でホテルまでたどり着く必要がある。

タクシーカウンターで1台頼む、と言うと、カウンターに立っていたオヤジがクルマの方に誘導してくれる。外に出るとモワッとした熱気はあるが灼熱という感じではない。このオヤジがドライバーである。トランクにスーツケースを積んで出発。この辺の手順は慣れているので戸惑いはない。オヤジには行き先をアウトリガーと告げ、オヤジも「はいはい、アウトリガーね」と復唱していたのだが、タモンの街に入ると、何を間違えたかひとつ手前のヒルトンに入ろうとする。「違う違う、アウトリガーだって」と言うと「おお、そうやった、すまんすまん」的な感じでいったん左折しかけたクルマを道の真ん中でグルッと元に戻し車線に復帰した。危ないことこの上ない。タクシー代はチップ込みで25ドル払った。ちょっと値上がりしたんじゃないか。

ホテルのフロントでチェックイン。これも結構ドキドキする瞬間だが予約はきちんとブックされていた。カードキーとプール用のバスタオル引換券をもらう。パスポートのコピーを取られた。10階の部屋を割り当てられたが、ベルがだれもおらず荷物を運んでくれないので自分でゴロゴロやってエレベータで10階へ。部屋はごく普通のツインである。エクストラベッドは後で頼むことにして、ちょっと休憩と荷ほどき。何回か来ているところとはいえ、飛行機、タクシー、ホテルとそれなりに緊張しているので、ここでやっと一息である。

夕方、ビーチの様子を見に行く。サンダルに履き替え波打ち際を散歩したが、水はそれほど冷たくないようだ。天気も悪くない。日本人を中心にパラパラと人はいるが空いている。一通り海の様子を確認したところでホテルと同じ建物にあるABCストアに。水、ビールなどを買い込む。ここにいる間ABCには世話になる。いったん部屋に帰って荷物を置き、晩ごはんはやはり同じ建物のハードロック・カフェにした。到着当日は出歩くのも面倒臭いのでいつもここだ。ステーキを頼んだ。ステーキそのものは完食したがつけあわせのブロッコリは食べきれなかった。何しろ量が多いのだ。

ハードロック・カフェのショップにいいキャップがあるのを見つけた。帰るまでには買うことにしよう。部屋に帰ってハウスキーピングに電話してエクストラベッドを頼んだらすぐにおじさんが持ってきてくれた。11時頃寝た。

2009年8月4日(火)

10時くらいまでゆっくり寝る。滞在初日なのでまずはビーチとプールで過ごすことにする。昨日ABCで買っておいたパンとインスタント・コーヒーの朝ごはんを食べる。紙コップを買ってきたのは重宝するが、スティック・タイプのコーヒーを買ってくるのを忘れ、昨日ABCでビン入りを買ったのだ。部屋のコーヒーメーカーでお湯は沸かせる。部屋で水着に着替え、日焼け止めを塗って出陣である。

天気は曇りがちだが雨は降っていない。プールの事務所でバスタオルを借り、フロートの類に空気を入れてもらう。黙って浮き輪を差し出すだけで分かってもらえるので膨らますのは「インフレート」だと難しい単語を知っていても意味がない。ビーチに降りて行くと海の家のセールスが寄ってきて、パラソルとボート類やシュノーケルを使い放題のパックを50ドルで売りつけようとしてくる。この手口はこれまでに熟知しているので、パラソルだけでいいからと突き放し、事務所でパラソルだけを借りた。これなら27ドル。ボートに乗るつもりならいいかもしれないけどパラソルだけなら半分程度で借りられる。

iPodも本も部屋に置いてきたので、少し海には行った後はビーチのデッキチェアに座り、サングラス越しに水着姿の女性を目で追いかけたりウトウトしたりしていた。まあ、それが夏休みということだ。ビーチはガラガラである。一昨年はワイキキ・ビーチの人混みにうんざりしたがここはのんびりしていていい。昼ごはんはABCストアのおにぎりにしたが、ごはんがダンゴになっていて正直感心しなかった。

午後はプールに移動。プールサイドに並べられたデッキチェアに空きを見つけて確保した。ここのプールはまずまずの広さでスライダーもある。海と自由に行き来できるのもいい。でもこの日は天気が今いちで水が冷たい。覚悟を決めて水に入り少し泳いだが、いったん上がるともう二度と入れない。そうこうするうちに雲行きが怪しくなり、ついに降り出したので2時頃に部屋に引き揚げた。もともと雨になったら素直に諦めようと決めていたのだ。

部屋で少しのんびりした後、5時頃からホテルの向かいのDFSへ。今回の旅行ではネクタイを買って帰りたいのでいくつかブランドを回って品定めをする。買うのは最終日くらいでいい。黄色の動物系プリント柄が狙いだ。それからすぐ隣のフライデーズで晩ごはん。この日もステーキにした。このレストランは以前からあるが入るのは初めて。味は普通。この店の看板には「T.G.I.Friday's」と書かれているが、これは「Thanks God, It's Friday」ということだとだれに教えてもらったんだっけか。「やったぜ、やっと金曜日だ」くらいの感じ。

晩ごはんの後は同じ建物のJPスーパーマーケットで細かい土産物を見る。キーホルダーとかストラップ系のお土産はここで選ぶのがいいかもしれない。帰りにハーゲンダッツでレモンシャーベットを食べ(アイスクリーム・スタンドに入るとどうしてもレモン・シャーベットとかオレンジ・シャーベットを頼んでしまう)、ABCで飲み物の補充を買って部屋に帰った。

2009年8月5日(水)

この日は予報どおり雨だったのでビーチは休みにして買い物に充てることにした。昨日同様の朝ごはんを食べてDFSへ。ここのバス・カウンターでシャトル・バスの一日乗車券を買う。日本人観光客を主なターゲットにしたシャトルバスがこの辺りを巡回しており、本数も多いので近くの移動はこのバスを使うのが便利だ。一日乗車券は10ドル。一回乗ると3ドルなので4回乗らないと元が取れないが、乗るたびに運転手にカネを払う手間を考えると、一日に3回乗る気があれば買ってもいいんじゃないかと思う。

「赤いシャトルバス」という名のバスに乗り(実際の車体は必ずしも赤くなかったりもするが)マイクロネシア・モールへ。靴屋や土産物屋を冷やかす。本屋で「ライ麦畑でつかまえて」のペーパーバックを見つけて買おうかどうしようか迷ったけど、どうせ読まないと思って買うのはやめた。モールの中のショップはどれもちょっと中途半端な感じであまり買うものがない。まあ、以前も来て同じことを思ったはずだ。

ここで昼ごはんを食べることにして2階のフードコートへ。ここだけはラーメンからピザ、タコスまで売店の数も多く充実している。僕は中華の売店で炒飯と焼きそば、麻婆豆腐と唐揚げをセットにしてもらい、ビールを飲みながら食べた。所詮は売店の味だし油もきつかったが悪くはなかった。やはり東洋系の味には安心感がある。

ここからまたシャトルに乗り今度はKマートへ。ここは単なる大きなスーパーである。ドイツにいるとき週末によくウォルマートに買い物に行ったがそんな感じ。土産物もあるが結局バナナとかオレンジジュースとかを買ってしまう。アスピリンがあったので頭が痛い訳でもないのに意味もなく買ってしまった。日本で買うと高いからなあ。タイレノールも買いたかったがすぐに要る訳でもないので見送った。

本当はここからプレミアム・アウトレットへ行くつもりだったが、オレンジジュースが重いのでホテルに帰ることにした。部屋に戻ると掃除がまだできていない。たぶん客が入れ替わる部屋を優先して掃除するのだろう。ゴロゴロしていると4時頃ノックの音がしておばさんがやってきたので部屋を明け渡し、ロビーでコンシェルジュに置いてある市内地図を見ながら作戦を練った。何でも水曜日にはチャモロ・ビレッジでナイト・マーケットがあるというので行ってみることにした。幸いバスの一日乗車券もある。

いったん部屋に戻り5時過ぎにホテルの下のバス停に。しかしチャモロ・ビレッジ行きのバスはどれも通過してしまう。満員のようで、どのバスの運転手も「次のに乗れ」というばかり。3本ほどやり過ごしたところで諦め、二つ手前のバス停まで歩いて遡ったら次のバスに乗れた。このバスもすぐに満員になったので、ホテルのバス停で待っていたらやはり乗れないところだった。

だが、いざチャモロ・ビレッジに着いてみると雨。狭い敷地にたくさんの人が行き交っており、かなりゴチャゴチャした雰囲気である。雨に打たれながら見て回るほどのものとも思えず、雨の中で屋台メシを立ち食いするのも気が進まず、残念だが次のバスで引き返すことにする。まあ、自分の目でどういうところか確認したので納得はできた。バスでホテルの近くまで戻り、カプリチョーザで晩ごはん。ピザとラザニアとスパゲティ。スパゲティは相当ボリュームがあった。ゆで加減はかなり緩かった。まあ、アメリカのイタリアンに文句を言っても仕方ないが。

帰りに同じ建物にあるクロックス・ショップに寄る。例のサンダルである。僕は買わなかったが結構な混雑だった。ABCで水などを買って部屋に帰った。

2009年8月6日(木)

月曜日に着いた当初は雨は水曜日だけで木曜日、金曜日は「Partly Sunny」だと予報が出ていたのだが、昨日辺りから少しずつニュアンスが変わり、降水確率80%の「シャワー」に。だが朝起きてみると雨は降っていないので予定通りプールに出ることにした。

涼しい天気でプールサイドも空いている。デッキチェアを確保して座る。だが、ここのデッキチェアにはなんだか中途半端なクッションみたいなのがついていて、これがたっぷり昨夜の雨水を吸いこんでいる。だからその上に寝そべろうものなら冷たい水が浸み出してぐっしょり濡れてしまう。これはいただけない。あの安っぽいクッションは何とかして欲しい。この日も一度は水に入ったが、思った通り冷たく、一度上がるとあとはデッキチェアに浅く腰かけてぼんやりしていた。

昼ごはんは近くのカフェのホットドッグとベーグルサンド。食べてしばらくすると最初のスコールが来た。要領よく荷物をまとめて屋根のある渡り廊下に退避。これができないとバスタオルがぐっしょり濡れて悲惨なことになる。かなり強い雨で、ビニルの屋根にバタバタと雨の音が鳴る。チャペルでは結婚式が行われていたらしくウェディング・ドレス姿の花嫁を見かけたがスコールは大丈夫だったのだろうか。

しばらく待つと案の定スコールは上がったのでプールサイドに戻ったが、もはや水温は決定的に低く、僕のように皮下脂肪が乏しい人間には限界を超えている。これでも中学と高校では水泳部で随分寒い日にも練習をしたものだが、何もリゾートまで来て我慢することもない。そうやってまたプールサイドで水着鑑賞をしていたが、ほどなくまた空が暗くなり、あっという間に大粒の雨が降り出した。本当に「一点にわかにかき曇り…」といった感じの素早い雨だ。無理をしても仕方ないので引き揚げることにした。

部屋に帰るとまたしても掃除がまだだ。シャワーを浴びてTシャツを着替え、持参したゲームボーイSPでゴルフゲームを楽しんだ。またしても夕方の微妙な時間におばさんが掃除をしに来たのでロビーに退避。せっかく昼間は部屋を空けてるんだからその間に掃除は済ませておいて欲しいものだ。

夕方から晩ごはんに。この日は前日のカプリチョーザと同じ建物にあるアウトバックでステーキ。気が効いたことにしょう油を持ってきてくれたので非常に美味しくいただけた。帰りにDFSに寄り、エルメスとフェラガモで1本ずつネクタイを買った。ネクタイなんてこういうときでもない限り買わないので張り込んだ。ネクタイを買ったのはハワイに行った一昨年以来なのだ。1年に1本だと思えば高い買い物でもない。ラルフ・ローレンのポロとかも欲しかったがキリがないのでホテルに帰って寝た。

2009年8月7日(金)

フルに1日を使える最終日。買い物もすませたので天気は不安だがビーチに出ることにする。浮き輪に穴が開いていることが昨日発覚したので、まずはABCストアで代わりの浮き輪を買う。安い。300円くらいで大きな浮き輪が買える。どうせすぐに破れるのかもしれないが、まあ今日一日保てばいいというくらいのつもりで買う。午前中はプールへ。デッキチェアで休んでいるとだんだん天気がよくなってくる。時には雲の隙間から日も射して、ちょっとはリゾートっぽくもなる。出てきて正しかった。

昨日と同じメニューの昼ごはんを食べ、午後は海へ。どうせあと半日なのでパラソルは借りずに砂浜に直接タオルを敷いた。午後になっても雨は降らず、薄日ではあるがじっとり汗ばむ程度の陽気にはなって、僕も何度か海に入った。ゴーグルをつけてよく見ると結構魚もいたりして楽しい。ビーチと海の往復で結局4時頃まで過ごしたが、この日がいちばんビーチ・リゾートらしい天気だった。最終日に一日プールと海を楽しめてよかった。

部屋に帰ってシャワーを浴び、SPでゴルフ。最も初期のゴルフゲームだが、ソフトに記録されたハイスコアを見ると僕は過去に57というとんでもないスコアを出したことがあるようだ。今やってみてもパーで回るのがせいぜい。いったい当時はどんなディシプリンを重ねたのか…。

夕方、ホテルの隣の建物にあるサム・チョイズで晩ごはん。この日はロコモコを食べたが美味しかった。帰りにABCストアでチョコレートなどの土産物を買い、ハーゲンダッツで例によってレモン・シャーベットを食べ(オレンジ・シャーベットは残念ながらラインアップにないようだ)、ハードロック・カフェのショップによって初日に目をつけていたベースボール・キャップを買った。ひさしと前面が青、メッシュ部分が白の爽やかなデザイン。初めからほつれを出してダメージドな感じにしてあるのが余計だが、気に入ったので買った。

部屋に帰って荷詰め。取り敢えず適当に放り込んでみたらそれでもフタがしまったのであとは明日の朝に仕上げることにする。ツアーだと「朝6時までに部屋の前に出しておいてください」とか言われるんだろうか。

2009年8月8日(土)

帰る日。パジャマや身の回りのものをスーツケースの隙間に押しこんで荷詰めも問題なく完成した。飛行機が夕方なのでそれまでどうするかが大きな問題だ。少しだけでもプールに行くというのも考えたが、荷造りを考えると忙しい。早めにチェックアウトして、バスで恋人岬を見に行くという案が有力だったが、バスの時間を逃してしまい、結局部屋で11時過ぎまで日本語放送を見て過ごした。

11時半頃にチェックアウト。荷物を預け、ホテルと同じ建物にある日本食屋でラーメンを食べる。悪くはなかった。それからDFSでも見に行こうかと思って玄関まで出たら、激しいスコールが降っていた。恋人岬に行っていたら降られていたところだった。助かった。結果オーライとはこのことだ。雨がやむのを待ってDFSとJPスーパーマーケットを冷やかし、ホテルに戻ってロビーのソファで時間をつぶした。

帰りの飛行機も行きと同じ、座席確保の問題があったので早めに空港に到着するべく2時頃、預けた荷物を引き取り、タクシーで空港へ。やはり25ドルほどかかる。チェックインは行列になっている。要領を得ない対応だったが何とか並び席を確保し、荷物を預けた。先に手荷物検査を済ませ、フードコートのバーガーキングでポテトだけ買ってコーラを飲みながら搭乗待ち。いくつかショップも覗いたが買うべきものはない。そういえばフライタークのショップってグアムにはないんだろうか。ないんだろうな…。

搭乗も問題なく、4時に離陸。帰りの機内食は豚肉の生姜焼き的なもの。サッポロビールを飲みつつ食べたが結構食べられた。あとはiPodでザ・バンドとかを聴きながらカポーティの「冷血」を読んでいた。ビジネスクラスとの隔壁に面した一番前の席だったので足が楽だった。

予定通り成田着。入国も問題なくすみ、ターンテーブルから荷物をピックアップ。これがなかなか出てこないとイライラするが、幸い早めに出てきたのでラッキーだった。ロビーに出て託送業者のカウンターを探し、荷物を預ける。明日の午前中には届けてくれるという。「チョコレートとか溶けるものは入っていませんか」と訊かれたが「大丈夫です」と答えた。チョコレートは入っているが、どのみちここで大店開きをして取り出す訳にも行かない。

最も早い成田エクスプレスの切符を買い、スタバでコーヒーを飲んだ。帰りの成田エクスプレスは空いていた。好きな席に座り放題で楽に帰れた。

何回か行ったことのあるグアムで、もはや常宿となったアウトリガーだったので、のんびりストレスのない夏休みだった。天気が今ひとつだったのは残念だったが、それも最終日にしっかり海を楽しめたので何とか格好がついた。やはりこの時期のグアムは雨季なのかなあ。



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