logo ポケモン・スタンプラリー2008(その2)


2008年8月17日(日)
今日がスタンプ設置の最終日。僕の夏休みも今日が最後ということで都区内エリア制覇を目指すことにした。前回以後、散発的に西大井、大井町、大森、蒲田と、モノレールの羽田空港第2ビル、天王洲アイルを拾っておいたので残りは一日で収集可能な区間である。中央線の新宿以西を攻める必要があるため、自宅最寄りの関係もあり井の頭線で吉祥寺に出てここから始めることにした。
天気は曇り空。というか既にパラパラ降っているが気になるほどではないし、どちらにしても電車と駅舎から外に出ることはないはずなので、むしろ涼しくて助かる。9時半に吉祥寺駅に着いてラリーをスタートした。

吉祥寺〜御茶ノ水
まずは吉祥寺でブイゼルをゲット。これは今回都区外でゲットした唯一のポケモンである。ここからは普通にパスモで一駅乗り、西荻窪でグライオンをゲットしてから都区内パスを買った。もうこれ必須。そこから荻窪、阿佐ヶ谷、高円寺、中野、東中野と極めて順調にゲット。
どこの駅でもスタンプ台にはほとんど人がおらず、行けばほぼすぐ押せる状態。加えて中野までは中央緩行線の本数も多く、改札を出てスタンプを取って改札入ってホームに戻ってしばらくすると次の電車が来るという理想的な状態。東中野までほぼ1時間で7個のスタンプをゲット。
とはいえ、何組かはスタンプを集めている親子もおり、駅で降りるたびに顔を合わせる。不気味なのはオフィシャルのスタンプ帳ではなく自前のメモ帳みたいなのに何個もスタンプを集めている20代とおぼしき青年。あれは何なんだろう。長々とスタンプを占領するのはやめて欲しいのだが…。
大久保、代々木、千駄ヶ谷は前回既にスタンプをゲットしており、新宿にはスタンプがないので東中野から信濃町まではそのまま乗り越して一息つく。信濃町、四ッ谷、市ヶ谷、飯田橋、水道橋、御茶ノ水と一気に進んだ。
この区間もスタンプ台は空いており、電車は頻繁に来るので効率がいい。御茶ノ水でまだ11時半にもなっていなかったが、昼ごはんは早めに済ませておきたいので御茶ノ水駅前のラーメン屋で豚骨ラーメンを食べた。なかなか美味しかった。

御茶ノ水〜金町〜上野
次に攻めるのは常磐線である。山手線は既にコンプリートしているので、12時前、秋葉原から北に向かい、日暮里から常磐線に入った。常磐線はいつも頭が痛い。この路線の運行形態はいったいどうなっているのか。というか沿線の人はこれに唯々諾々と従っているのか。
まず、三河島、南千住でルクシオとグレッグルをゲット。電車の本数はともかく、ここまではよしとしよう。次の北千住でギラティナのアナザーフォルムをゲットした後が問題だ。
ここから常磐緩行線に入るには、JRホームではなく地下の千代田線に乗らなければならない。これがかなり違和感がある。JRの都区内パスで千代田線の改札が通れるのも不思議だ。いったい、千代田線の北千住から綾瀬の区間は東京メトロなのか常磐線なのか。なぞではあるが、亀有、金町に行くためには千代田線に乗らなければならない。
この北千住のJRから千代田線への乗り換えがまた分かりにくく不便なのである。ホームの端の目立たない連絡口からもぐもぐと地下に潜るのであるが、最初にこれをやったときには仕組みと乗換口を把握するのに確実に20分は無駄にした。言葉は汚いが、常磐線のこの辺りの作りはまったく**と言う他ないというのが僕の考えである。
そうやってようやく千代田線ホームにたどり着いても、今度はやってくる電車の半分くらいが綾瀬止まりなのである。これに乗ってもスタンプのない綾瀬駅で次の電車を待つことになる。もう本当に**である。常磐線の沿線に住まなくて本当によかったと心から思う。
乗降客で異常に混み合う亀有、金町でユクシーとエテボースをゲット。この時点で既に1時過ぎ。数少ないスタンプを取るだけで時間がかかり過ぎだ。まったく**だ。ここから上野に帰ろうと思ったが、また**な北千住の乗り換えでぐったりしたくないので、誠に申し訳のないことであるが松戸まで乗り越し、快速で折り返すことにする。ついでに松戸で下車してスタンプをゲットしようかとも思ったが、松戸はゴール駅でスタンプが設置されていない。
幸い、松戸駅では緩行線下りのホームと快速線上りのホームが対面でうまく乗り移ることができた。しかし、これって、通勤で快速から緩行へ、あるいは緩行から快速へ乗り移りたい人にはかなり**だと思うのだが。
これで上野までそのまま帰ろうとしたが、遅れている特急の通過待ちということで北千住で無駄に10分近く停車した。どこまで行っても**な路線である。

上野〜馬喰町
何とか上野駅に帰り着き、残りの戦略を練った。取り残しは高崎線の尾久、京葉線の八丁堀と越中島、総武快速線の新日本橋と馬喰町である。まずは上野から尾久へ往復することにした。ちょうど発車間際の高崎線に乗り、尾久へ。この駅は毎回悩みのタネ。前回は上中里から歩いたのであった。
尾久でトゲキッスをゲット。ホームに上がると上りがすぐにやってきて上野へリターン。高崎線は**な常磐線と違ってしつけがいい。この辺で2時過ぎになったのでちょっと一息入れようと思って上野駅で喫茶店を探したが、どこもいっぱいで入れない。仕方なくもう一度改札を入り、東京駅を目指す。京葉線も総武快速線もどのみち東京スタートなのだ。
あとから考えるとこの上野での徘徊で無駄にした時間が悔やまれることになる。東京駅で降り、八重洲の地下街で喫茶店に入って一息。ここで、もう帰るという長男と残り少しだからチャレンジするという次男の意見を調整、席を立ったときには3時になっていた。
長男を中央線に乗せ、我々は京葉線ホームへ向かう。京葉線ホームを東京駅と称することにはかねて疑問があるのだがどうだろうか。これはもう「新東京」とか「北有楽町」とか何とか別の駅にするべきだと思う。とにかく遠いのだ。
発車寸前の武蔵野快速に乗り八丁堀へ。ビーダルをゲット。だが、ここから越中島へ向かう電車がなかなか来ない。八丁堀は快速停車駅だが越中島は普通しか停まらない。おまけにこの日はトラブルの影響で電車が5分ほど遅れており(まあ、そのおかげで15:07東京発の快速に乗れた訳だが)、15:25発の普通をイライラしながら待った。
5分遅れで普通に乗り、越中島でネオラントをゲット、15:36発の上りに乗って東京駅に戻った。ここからまた総武線快速・横須賀線の地下ホームを目指すのだがこれが最悪の遠さ。総武線快速は本当は西大井とセットでゲットし、錦糸町に抜けて総武緩行線で秋葉原に戻るのが正しい攻め方だと思うのだが、今回はここだけ残ってしまったのだから仕方がない。
東京駅の最果てから最果てまでどうがんばっても15分はかかる。何とか総武線ホームにたどり着き、乗ったのは15:55発。これは新日本橋が最後になるだろう。あと一駅だがどう考えても終了の4時までに馬喰町にたどり着くのはムリだ。これがあと5分早ければ新日本橋からタクシーに乗ることも考えていたが諦めた。
新日本橋でピンプクをゲット。疲れ果てて地下ホームに降りた。この時点でタイムアップ。後は帰るだけだが、馬喰町まで行けば最寄り路線の都営新宿線に乗り換えができるので、東京に戻らず馬喰町に行ってみることにする。ベンチもなくガランとした新日本橋のだだっ広いホームで電車を待つ。いつも思うのだがこの駅は本当に寒々しい。16:13発で馬喰町へ。
ここで都営新宿線の連絡口へ行ってもよかったのだが、もしかしてと思い連絡口とは逆の東口へ。改札を出ると、やはりあった、スタンプ。まだ片づけられていなかった。ラッキーだ。スタンプ台が輝いて見えた。震える手でスタンプ帳を開き、最後のスタンプを押した。都区内コンプリート達成の瞬間であった。

最後に
もはや年中行事と化した感のあるポケモンスタンプラリーであるが、今年都区内コンプリートをやってしまった以上、来年は全駅コンプリートをやるしかないのか。都区内コンプリートでスタンプは全95個のうち62個を取ったことになる(都区内パスの対象外であるモノレール駅の2個を含む)。今回はこの他に吉祥寺でも取ったのでスタンプ数は63個になった。
効率よく回ろうとするとやはり常磐線、京葉線、総武快速線といった路線がネックになるし、全駅コンプリートを目指すとなれば土浦、千葉、大船、熊谷、八王子といった辺境に散りばめられたスタンプをいかにうまく集めるかという周到な計画も必要になる。
JRにはスタンプ設置駅のみ8時半から5時まで乗り降り自由で大人1,000円くらいの専用チケットを望みたい。ホリデーパスは高すぎる。
あと、スタンプの設置駅のバランスの悪さも何とかして欲しい。常磐線は隈無く設置駅が並んでいるのに総武線の設置駅が市川だけなのは理解できない。嫌がらせみたいに南流山にライチュウが置かれているのもナゾだ。
今年は最後に馬喰町でバタフリーをゲットできてかなり達成感があった。来年はどんな配置になるか分からないが全駅コンプリート目指してがんばろう。



Copyright Reserved
2008 Silverboy & Co.
e-Mail address : silverboy@silverboy.com