logo ポケモン・スタンプラリー2004(その2)


■はじめに

このページをご覧になる前に、JR東日本の「ポケモン・スタンプラリー2004の実施について」と「ポケモンマップ」を参照されることをお勧めします。

■2004年8月7日(土) 不遇のライチュウ(赤羽〜浮間舟渡〜上中里)

●さて、ポケモン・スタンプラリー、先週の続きをやることになった。まあ、91種類のスタンプを全部集めるのは無理としても、スタンプ帳をできるだけ完成させたいというマニア体質を簡単に眠らせることはできない。正直言って今週はこのイベントをかなり楽しみにしていた。まずは9時50分、新宿駅南口のみどりの窓口で都区内パスを買う。先週は東口地下のみどりの窓口へ行ったのが間違いだった。南口の方はそれほど混んでなくて、すぐに都区内パスが買えた。これでスタートである。
●南口から埼京線に乗って赤羽を目指す。前回は山手線を新大久保、高田馬場、目白と攻めたところでタイムアップになったので、今回はその続きということなのだが、何といっても赤羽のデオキシスは最新映画の主役。これをまず混んでしまう前にゲットしようということで、板橋のフシギダネと十条のタッツーはとりあえず後回しにした。埼京線って以外に電車の本数もあるみたいだし。
●赤羽に着いたのは10時過ぎ。赤羽ってこんなに立派な駅だったっけ。子供の頃のおぼろげな記憶では、赤羽線という赤い国電が走っているだけ(もちろん京浜東北線は走っている訳だが)のシャビィな駅だったはずだが…。今や京浜東北線と埼京線と高崎線の集積点としてすごく近代的になっている。感心しつつ改札を出たが列はまだほんの数メートル程度。スタンプも5個用意されており、駅員が何人も出て手際よく人の流れを整理しているので問題なくゲットできた。おそらく午後くらいには大変な騒ぎになるので初めから人出を割いているのだろう。何でうちの駅がよりによってデオキシス…、と駅長は思っているに違いない。
●ここから埼京線に乗って北赤羽でファイヤー、浮間舟渡でマンキーをゲット。行列もなく楽勝。それにしても浮間舟渡なんて、おそらくこの先一生下車することもないだろうな。ていうか読めないし。これ以上先へ行くと都区内パスの有効範囲をはみ出す(つまり23区から出て人外魔境に足を踏み入れてしまう)ので埼京線で赤羽に戻り、京浜東北線に乗り換えて東十条のカメール、王子のヤドキング、上中里のププリンをゲット。本数も多く移動ロスがない割りにスタンプも空いていて効率がいい。
●上中里から高崎線の尾久へは歩いて10分程度と思われたが、ここで体力を消耗するのもいかがかということで尾久のライチュウには申し訳なく思いつつもそのまま京浜東北線に乗って西日暮里へ。それにしてもどうして並行して走る京浜東北線と高崎線に互い違いに駅を作って、しかもそのそれぞれにスタンプを置くようなエグいことをやるんだろうな、JR東日本は。ライチュウが可哀想じゃないか。

■怒りの常磐線(田端〜大塚〜日暮里〜金町)

●田端に着いたのがだいたい11時半頃。ここでチコリータをゲット。ここは一応折り返しのできる10メートル程度の行列になっていた。まあ、先週四谷や信濃町の行列を経験している我々としては楽勝だ。山手線の内回りに乗り換え、駒込のヒノアラシ、巣鴨のサンダー、大塚のバシャーモをゲット。サンダーあたりは混んでいるかと思ったが、どこも数人の待ちで簡単にゲットできた。
●この辺で12時前になったので何か食べようかと思い大塚の駅前を見渡してみたがマクドが見当たらなかったので仕方なく西日暮里に行くことにする。外回りの山手線に乗ったら駅の反対側にマクドが見えたが遅かった。西日暮里ではスイクンをゲット。そのまま駅前のKFCで昼メシにする。西日暮里の駅前のKFCで昼メシ食うのももしかしたらこの先一生ない経験かもしれない。マドリッドのガラガラのレストランでイカのリングフライを食べたのと同じくらい貴重な体験だ。
●12時30分、再び動き出す。日暮里でヒトカゲをゲットした後、やや躊躇もあったが常磐線に踏みこむことにした。湘南電車型の対面シートの車両の快速(彩色は紺とクリームのツートーン)がやってきてやや不安になる。三河島でカメックスをゲットしたが、ホームに上がってみると案の定次の電車まで10分ほど待たされた。我々は次の電車にギリギリで乗り遅れたようだ。我々の乗ってきた12時56分発の次が59分で、その次が13時09分というのはデタラメすぎだろう。
●次の南千住では次の電車までの余裕をあらかじめ確認した。与えられた時間は6分、さっき3分の間隔でギリギリだったのだから普通に行けば大丈夫のはずだが、こういうときに限って駅の出口が我々の乗車位置と正反対にあったりするのだ。スタンプ台は空いているのだが、おじいさんが一人で何枚ものパンフレットにスタンプを押して独占していた。孫に頼まれたのか、それとも業者か何かなのか。謎である。気は焦ったがヒメグマをゲットしてホームに上がるとまだ2分ほど時間はあった。
●次は北千住。ここでキモリをゲットしたまではよかったものの、次の亀有に行く方法が分からず途方に暮れる。これまで乗ってきた常磐線は次が松戸であり亀有と金町には止まらないのだ。駅の中をウロウロした結果、地下に降りて千代田線に乗らなければならないということが分かるがその地下への連絡口が分からない。実に不便で不親切なシステムである。日暮里から常磐線に乗ってきて、同じ常磐線の亀有か金町で降りたいと思えば、北千住でホームを歩き階段を降りて千代田線に乗り換えなければならないのだ。常磐線沿線の住民はこんな理不尽なシステムに唯々諾々と従っているのか。ムチャクチャである。
●やむなくなぜか千代田線に乗り換え、その電車が綾瀬までしか行かないので綾瀬でいったん降り(綾瀬にはなぜかスタンプはない)、後続の我孫子行きに乗り換えたのだがこの我孫子行きが何の因果かまた数分遅れたりして最悪である。実に腹立たしい。やる気あるのか、常磐線。この時点で既に13時40分。ようやく来た電車に乗って亀有でヘイガニ、金町でリザードをゲットしたが。救いはスタンプに行列がなかったことくらい。というかこれで行列してたらちょっとゲッソリだもんな。
●ここから一気に鶯谷へ向かう訳だが、金町から上り電車に乗ると自動的に千代田線に入ってしまうので、また北千住でJRに乗り換えなければならない。実に馬鹿馬鹿しい。北千住に着いたのが14時15分頃だったが、階段を昇って乗り換えのホームにたどり着いたら16分発の電車が行ったばかりでその次が29分…(ちなみにその次は33分)。デタラメなダイヤにもほどがあると思いながら無為に10分以上を過ごす。結局2時間近く常磐線とつき合った訳である。埼京線のツメの垢でも煎じて飲ませたいものだ。

■モノレールに乗って(鶯谷〜浜松町〜羽田空港)

●日暮里で山手線に乗り換え鶯谷へ。ジュプトルをゲット。上野はゴール駅でスタンプがないのでとばして御徒町でソーナノ、秋葉原でプリンをゲット。どの駅も行列はほとんどなく、先週のレックウザ、ジラーチの騒ぎは何だったんだろうという感じ。本来であればここで東京駅から総武線か京葉線に乗って行くべきところであるが、モノレールに乗りたいということで浜松町を目指すことにする。
●この時点で15時過ぎ。秋葉原で京浜東北線快速を逃してしまう。まあいい。山手線で浜松町へ。東京モノレールは一応JRとは別路線で、都区内パスが効かないので泣く泣く羽田空港まで切符を買う。470円もする。ひどい。さて、15時20分頃だったので、天王洲アイルでエーフィをゲットしてから羽田へ向かうか、先に羽田へ行ってしまうか悩んだが、浜松町から羽田空港まで何分かかるか分からないのと、本数がどれくらいあるのか分からないのとで、本命のラティオスを確実にゲットするためまず羽田空港へ行くことにした。
●しかし結果的に見ればこれは誤りだった。まず、モノレールは浜松町から羽田空港までだいたい25分程度かかるから、15時20分に浜松町を出発すれば、羽田までは問題なく行けるが、そこから浜松町の一つ手前の天王洲アイルまで戻ってくる頃には確実に16時を過ぎてしまう。一方でモノレールの本数は10分に1本以上のペースであるから、まず天王洲アイルでエーフィをゲットしても羽田空港まで16時までにたどり着くことは十分可能だったはずだ。
●とはいえ、これは後から情報を総合して考えたからこそ分かることである。敢えていうのなら事前の情報収集が足りなかったということかもしれない。まあ、モノレールに乗ること自体が楽しみなんだし、秋葉原までに20個もゲットしているので、この辺は今日もプレミアムということでいい。ゴトゴト走るモノレールに25分ほど揺られて羽田空港に着いたのは15時45分ごろ、ここでラティオスをゲットして手じまいにした。
●それにしてもモノレールって、どうして浜松町なんかから出るんだろう。羽田空港に行くのなら蒲田辺りからひょいという感じで沖へ伸びるのが合理的だと思うんだけど。そこまで行かなくてもせめて品川くらいがJRとの接続駅なら、そこから東京・上野方面へも渋谷・新宿・池袋方面へもバランスよくアクセスできるだろう。そもそも天王洲アイルから浜松町まで駅もないんだから、何も山手線と並行して浜松町まで北上する必要はないはずだろう。理解に苦しむな。
●結局今日の獲得は21個。モノレールに入ったので最後にスローダウンしたけど、全体としては悪くない出来だったと思う。都区内パスで回れる範囲での取り残しは18個。バラバラに残ったスタンプを集める第3回の遠征はあるのか?



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