「Holland Rose」について
「Holland Rose」というのは、佐野元春がアイドルなどに詞または曲の一方だけを提供するときにおもに使われる名義で、由来はモータウンのソングライティングチーム「Holland-Dozier-Holland」からとも米国のソウルデュオ「ホール&オーツ」の響きからとも言われている。
「ハートランドからの手紙」などでウィルとホランドのかけあいのパターンが登場するが、そのホランドはこの職業作詞作曲家としてのHolland Roseを指すと見られ、実際ある「手紙」の中では、「松田聖子にも曲を提供したことのあるホランド」と紹介されている。一方のウィルは佐野のロックアーティストとしての人格で「リアルな現実 本気の現実」にも登場する。この二つの人格が佐野自身の中でときに対話し、ときに反発しあっていることが想像される。
尚、由来については「確か『MOTOHARU RADIO SHOW』で、ある小さい女の子が『ホール&オーツ』とうまく言えず、『Holland Rose』になってしまい、それを元春が聞いて『うん、これはおもしろい。オランダのバラ、という意味も素敵だ…ペンネームに使おう…』というようなことを言っていたような記憶があります」という情報もいただいた。 |
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