佐野元春 全シングル解説 1984-1988
TONIGHT
佐野元春
Epic Sony
07・5H-197[7'] (1984.4.21)
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TONIGHT
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SHAME-君を汚したのは誰
作詞・作曲・編曲:佐野元春
1か月後にリリースされたオリジナル・アルバム「
VISITORS
」からの先行シングル。AB面両曲ともそのまま同アルバムに収録されており、音源としての希少性はない。アナログ7インチ・シングルの他、『TONIGHT』のリミックスとインストをカップリングした
12インチ・シングル
が同時にリリースされた。
なお、『TONIGHT』に関しては1986年リリースのコンピレーション・アルバム「
Moto Singles 1980-1989
」に「Short Edited Version」とのバージョン名で曲の一部を編集でカットしたショート・バージョンが収められた。その後、このショート・バージョンが2012年のボックス・セット「
SOUND & VISION 1980-2010
」に「Short edited for 7inch version」のバージョン名で、2020年のコンピレーション・アルバム「
GREATEST SONGS COLLECTION 1980-2004
」には「7インチ・シングル収録」の説明付きで収められているが、上記の通りこの7インチ・シングルはアルバムと同じフルサイズのオリジナル・バージョンで発売されており、明白な誤記である。
COMPLICATION SHAKEDOWN
佐野元春
Epic Sony
07・5H-205[7'] (1984.6.21)
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COMPLICATION SHAKEDOWN
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WILD ON THE STREET
作詞・作曲・編曲:佐野元春
アルバム「
VISITORS
」からのシングル・カット。アナログ7インチ・シングルの他、両面の楽曲のリミックスをカップリングした
12インチ・シングル
が同時にリリースされた。
『COMPLICATION SHAKEDOWN』は最後のリフレインの回数がアルバム「
VISITORS
」収録のバージョンより少ないショート・バージョン。1990年リリースの「
Moto Singles 1980-1989
」などのコンピレーションに収録された。
『WILD ON THE STREET』はアルバム「
VISITORS
」と同じもの。
VISITORS
佐野元春
Epic Sony
07・5H-214[7'] (1984.9.21)
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VISITORS
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SUNDAY MORNING BLUE
作詞・作曲・編曲:佐野元春
Producer:佐野元春
Co-producer:FRANK DOYLE、JOHN "TOKES" POTOKER
Engineer:JOHN "TOKES" POTOKER
アルバム「
VISITORS
」からのシングル・カット。アナログ7インチ・シングルのみの発売。
『VISITORS』はアルバム「
VISITORS
」に収録されているオリジナル・バージョン。
『SUNDAY MORNING BLUE』は「
VISITORS
」に収録されたオリジナル・バージョンの中間部を編集したショート・バージョンで、2014年にリリースされた「
VISITORS DELUXE EDITION
」(アルバム「VISITORS」のスペシャル・パッケージ)のボーナス・ディスクに収録されている。
NEW AGE
佐野元春
Epic Sony
07・5H-230[7'] (1984.11.21)
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NEW AGE
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COME SHINING
作詞・作曲・編曲:佐野元春
Producer:佐野元春
Co-producer:FRANK DOYLE、JOHN "TOKES" POTOKER
Engineer:JOHN "TOKES" POTOKER
アルバム「
VISITORS
」からのシングル・カット。アナログ7インチ・シングルのみの発売。
『NEW AGE』はアルバム「
VISITORS
」収録のオリジナル・バージョンの中間部を編集したショート・バージョンで、1990年リリースのコンピレーション・アルバム「
Moto Singles 1980-1989
」などに収録されている。
『COME SHINING』も同様にアルバム「
VISITORS
」収録のオリジナル・バージョンの中間部を編集したショート・バージョン。このバージョンは2012年のボックス・セット「
SOUND & VISION 1980-2010
」他に収録されている。
Young Bloods
佐野元春 WITH THE HEARTLAND
Epic Sony
07・5H-231[7'] (1985.2.1)
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Young Bloods
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Young Bloods (Hello Goodbye Version)
作詞・作曲・編曲:佐野元春
Producer:佐野元春
Co-producer:西本明
Engineer:吉野金次
リリース時点では単発のシングル・リリースで、見開きのスペシャル・パッケージで発売された。アナログ7インチ・シングルの他、リミックスなどを収録した
12インチ・シングル
が7インチから約2か月遅れの3月21日にリリースされている。
国際青年年イメージ・ソングでNHKテレビでもスポットが流れたことからスマッシュ・ヒットとなった(オリコン7位)。この曲の印税は飢餓にあえぐアフリカ難民のために寄付され話題となった。
この曲は1986年リリースのオリジナル・アルバム「
Café Bohemia
」に収録されたが、その際にリミックスが行われており、シングルとはバージョンが異なる。シングル・バージョンは1990年リリースのコンピレーション・アルバム「
Moto Singles 1980-1989
」などに収録されている。
カップリングはインストルメンタルで、オリジナル・バージョンとミックスが異なる。このバージョンは2006年にリリースされた「
The Essential Café Bohemia
」(アルバム「Café Bohemia」のスペシャル・パッケージ)のボーナス・ディスクに収録されている。
「『Young Bloods』のシングル・バージョンは、(アルバム・バージョンとは)明らかにミックス違いだと思われます。バックの音、ボーカルの質感が違います」(a.k.さんより 2000.7.9)
リアルな現実 本気の現実
佐野元春
Epic Sony
07・5H-252[7'] (1985.6.21)
■ リアルな現実 本気の現実 (Short Edited Version)
■ Dovanna
作詞・作曲:佐野元春
Producer:佐野元春(A)、西本明(B)
1985年5月に発売されたカセットブック「
Electric Garden
」のプロモーションのためシングル・カットされたポエトリー・リーディング。アナログ7インチ・シングルのみの発売。『リアルな現実 本気の現実』は朝日新聞のCFに、ジャケットのアート・ワークにも使用されているマーク・コスタビのドローイングとともに使われた。
『リアルな現実 本気の現実』はオリジナル・バージョンを編集したショート・バージョンで、このバージョンは1986年リリースのコンピレーション・アルバム「
Moto Singles 1980-1989
」に収録された。
『Dovanna』はカセットブック収録のオリジナル・バージョンと同じもの。2000年にリリースされたポエトリー・リーディングのコンピレーションCD「
Spoken Words
」にリミックスして収録されているが、オリジナル・バージョンは未CD化。
STRANGE DAYS
佐野元春 WITH THE HEARTLAND
Epic Sony
08・5H-300[7'初回盤] (1986.5.21)
07・5H-301[7'通常盤] (1986.5.21)
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STRANGE DAYS
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ANGELINA (Slow Version)
作詞・作曲・編曲:佐野元春
Producer:佐野元春
Engineer:阿部保弘
M's Factoryレーベル発足記念3枚連続隔月シングルリリースシリーズの第1弾として見開きのスペシャルパッケージでリリースされた(2回目以降のプレスではパッケージは通常のものになった。この事情は以後2枚のシングルでも同じ)。アナログ7インチ・シングルのみの発売。
『STRANGE DAYS』は1986年12月にオリジナル・アルバム「
Café Bohemia
」に収録されたが、その際に再ミックスされるとともにシングルにはなかった2コーラス目が追加されるなどサイズが伸ばされ、このシングル・バージョンが実は中間部を編集したショート・バージョンであったことが明らかになった。シングル・バージョンは1986年リリースのコンピレーション・アルバム「
Moto Singles 1980-1989
」他に収録された。
『ANGELINA(Slow Version)』はビジターズ・ツアーで披露されて話題となったスロー・バージョンをスタジオ録音した新バージョン。このバージョンも「
Moto Singles 1980-1989
」他に収録されている。
SEASON IN THE SUN
佐野元春 WITH THE HEARTLAND
Epic Sony
08・5H-302[7'初回盤] (1986.7.21)
07・5H-303[7'通常盤] (1986.7.21)
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SEASON IN THE SUN (夏草の誘い)
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LOOKING FOR A FIGHT (ひとりぼっちの反乱)
作詞・作曲・編曲:佐野元春
Producer:佐野元春
Engineer:阿部保弘、佐野元春
M's Factoryレーベル発足記念3枚連続隔月シングルリリースシリーズの第2弾として『STRANGE DAYS』と同じくスペシャルパッケージでリリース。アナログ7インチ・シングルのみの発売。
『SEASON IN THE SUN』は1986年12月リリースのオリジナル・アルバム「
Café Bohemia
」に収録されたが、その際には新たにミックスされた(但し聴いても違いはよく分からない)。シングル・バージョンは1990年リリースのコンピレーション・アルバム「
Moto Singles 1980-1989
」他に収録。
『LOOKING FOR A FIGHT』は1985年にコメディアンの
片岡鶴太郎
に提供したもの。2006年にリリースされた「
The Essential Café Bohemia
」(アルバム「Café Bohemia」のスペシャル・パッケージ)のボーナス・ディスクに収録された。「
Moto Singles 1980-1989
」に収録されているのはオリジナルとは別ミックス。
WILD HEARTS
佐野元春 WITH THE HEARTLAND
Epic Sony
08・5H-304[7'初回盤] (1986.9.21)
07・5H-305[7'通常盤] (1986.9.21)
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WILD HEARTS
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SHADOWS OF THE STREET
作詞・作曲・編曲:佐野元春
Producer:佐野元春
Engineer:阿部保弘、佐野元春
M's Factoryレーベル発足記念3枚連続隔月シングルリリースシリーズの第3弾として『STRANGE DAYS』『SEASON IN THE SUN』と同じくスペシャルパッケージでリリース。アナログ7インチ・シングルのみの発売。
『WILD HEARTS』は1986年12月リリースのオリジナル・アルバム「
Café Bohemia
」に収録されたが、その際には新たにミックスされた。シングル・バージョンは1990年リリースのコンピレーション・アルバム「
Moto Singles 1980-1989
」他に収録。
『SHADOWS OF THE STREET』はビジターズ・ツアーで披露されていた曲。2006年にリリースされた「
The Essential Café Bohemia
」(アルバム「Café Bohemia」のスペシャル・パッケージ)のボーナス・ディスクに収録された。「
Moto Singles 1980-1989
」にはアラン・ウィンスタンレーによる別ミックスが収録されている。
ガラスのジェネレーション<LIVE>
佐野元春 WITH THE HEARTLAND
Epic Sony
07・5H-3014[7'] (1988.2.26)
10・8H-3014[3'CD] (1988.2.26)
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ガラスのジェネレーション<LIVE>
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ダウンタウン・ボーイ<LIVE>
Producer:佐野元春
Mixer:佐野元春
1988年4月に発売された初のライブ・アルバム「
HEARTLAND
」のプロモーションのため先行リリースされたシングルで、両面ライブ収録。このシングルより、アナログ7インチ・シングルの他、3インチCDシングルが同時発売されている。
『ガラスのジェネレーション<LIVE>』はライブ・アルバム「
HEARTLAND
」に収録されているものと同じライブ・バージョン。
『ダウンタウン・ボーイ<LIVE>』も同じ横浜スタジアムミーティングからのライブ・バージョンであるがアルバムには収録されていない。このシングルでしか聴くことのできない音源となっている。
警告どおり 計画どおり
佐野元春
Epic Sony
10・5H-3046[7'] (1988.8.18)
10・8H-3046[3'CD] (1988.8.18)
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警告どおり 計画どおり
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風の中の友達
作詞・作曲:佐野元春
Producer:佐野元春
Engineer:安部徹(A)、安部保弘(B)
原子力発電所の安全性に対する疑問が社会的に取り沙汰され、さまざまな動きがあった中で、佐野元春がひとつのステートメントとして発表したシングル。単発のシングル・リリースであり、両面ともオリジナル・アルバムには収録されていない。
音楽メディアがアナログ・レコードからCDに急速に移行しつつある時期のリリースで、いずれ消え行くと予想されたアナログ・レコードへのオマージュとして限定盤ピクチャー・ディスクとしてリリースされた。合わせて3インチCDシングルも同時に発売されている。
『警告どおり 計画どおり』はザ・レッズ(大平太一を中心とするトリオ・バンド)がバッキングを務め、バービーボーイズのいまみちともたかがリード・ギターを担当している。1990年のコンピレーション・アルバム「
Moto Singles 1980-1989
」に収録。
『風の中の友達』はザ・ハートランドの演奏によるもので、アルバム「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」のロンドン・レコーディングに先立って東京で1987年に行われたレコーディング・セッションからのトラックと思われる。A面と同様に「
Moto Singles 1980-1989
」に収録されている。
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