logo Rock & Soul Review ZEPP福岡


名前(性別/年齢) DANCES WITH WOLVES (男性/31〜35歳)
参加したライブ 7/8 ZEPP福岡
嬉しかった曲 スポークンワーズ
いらなかった曲 (記入なし)
聴きたかった曲 「ジグソー」
サックスについて サムアップ!
「SOMEDAY」について 否定される事を百も承知で行動した事があります、たった一人の悲しみを救う為に世界中を敵に回した事が(大袈裟だなぁ)、僕はこの曲も何処かそんな風にも位置付けていて、だから口をトガらして騒ぎ立てる程の事でもない、新しい探究を求めて来ている人もいれば、失くしたモノを探して来てる人もいる… 仮にもしも万が一僕の胸にもこの曲が響かなくなったとしてライヴで演奏されても、それでいい、構わない、一歩後ろへ下がって譲りたい

この曲が、宝の地図であった人に、宝の地図になるであろう人に

この曲を知らずにいたら僕はまだもう少しズレた大人になっていた可能性がある(笑)、恩人が植物人間になっても僕にとってはかけがえのない人、恩恵を忘れて毒づく程僕は流されたくはない
感想 会場に入る前に五百円を探して金色のコインを買って、中に入ると今度はカウンターに並んで、僕と相棒は良く冷えたお茶を買う(笑)ここの門を始めて潜る僕には慣れないルールだったけれどそれがこの広場に入る為の掟なら僕にはトルに足りない事(笑)そして2F指定席に着いて、下(1F総立ちの間)を見下ろして想ったのだが、殆どの者が首からブラ下げているペットボトルとあのカウンターに置かれた麦芽酒は、このホールで繰り広げられるであろう祭典に欠かす事の出来ない水分補給なんだろうな、と言う事... 店長名義か市長名義かでサインされたのかは解らないけれど、やがて始まる熱狂の最中(或いは後)そこでずっと立ち続けなければならない(座る事を禁じられた)仲間の内の誰かが脱水症状に見舞まわれないとも限らない、サバイバルの明ける証

「君をさがしている」は『やぁ、皆よく訪ねてくれたね、約束を憶えててくれたんだ』… 「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」は『でさ、例えば今作ってるアルバムはこんな風なグルーブでね』… ステージの上からではなく、同じテーブルについて佐野元春と会話してるようで嬉しい(笑)、ほぼ全曲のキーを下へ下げた演奏で失くしたものがあるならばそれは外側からの破壊、その代償として手にしたものは内側からの破壊… 投げた瞬間に爆発する爆弾ではなく、こちら側に届いた後で、爆発させるか(ピンを抜くか)やめるのか、決めるのは受け手側の気持ち1つだと想う

譜面を捨てたジャズミュージシャンが大好きな曲を演奏する時に道中思い思いに楽器を絡め合う姿が僕は好きです、それは音楽は観客の為のものではなく彼ら自身の為にもあるのだから、だからHKBが「Heart Beat」ではハープとサキソフォン… 「99ブルース」ではコロちゃんの風神ギター対kyonの雷神ピアノバトル(「Vanity Factory」ではkyonがギターに持ち替えての再バトル!)… いつもより長く繰り広げられる演奏を愉しんだ(笑)、僕は幾つかの曲を聴くのを愉しみにここに来た… でもそれだけでなく彼らに逢う為に、ここへ来た者、だから

試された“スポークンワーズ”は、何らかの事情で今回のライブに参加出来ないでいた僕の友人に最も聴かせてあげたかった曲… 胸の中に、情けない週末を、ロックンロールナイトを、空よりも高くを、君を連れてゆくを、ロックンロールハートを、宿す僕の友達に伝えたい、落雷の向こうから風と共に現れた男の内なる声

『一緒に唄おう』、何故「Strange Days」はそうして始まり(明らかに)タメたバスドラにベース、ゆったりとしたテンポでオーディエンスもメンバーもスタッフをも巻き込み大合唱のままに終えるアレンジを佐野元春は促したのか?… 新聞を読まない人の目にも触れる程の、あまりにも辛く痛ましい多くのニュース… 僕はこの曲を唄いながら、奇妙な時代を嘆いた、そして仮に命を落とした人がいるのなら、彼らの事を忘れずに生きてみたいと誓う、墓前に花を手向ける事が出来ない僕は愚かな人間だった

ライヴの始まる30分程前、33年間も探していたソウルメイトの内の一人に逢う事が出来た、でも彼女が現れ、話が出来たのはほんの数分だった、結局何を話したかさえ憶えちゃない(笑)… 電子の国でしか触れた事のない僕らは、ある物を交換する目的で落ち合った、それはお違いの音楽… 僕が持ち寄った物は、友達と二人で20歳までに作った幾つかの曲を新たに自主製作し直した一枚のCD… 彼女が持ち寄った物は、数年前亡くなった彼女の夫が生前に産み残した数曲が入った一枚のCD… 以前彼女はこんな風な事を言ってたっけ『私が渡すのが死なら、あなたがくれるのは生』… でも、交換をした今気付いたのはそれは全く逆だと言う事『僕が渡したのが死、彼女がくれたものこそが生』…

放浪する王の楽団の宴、忘れられない夜へと導く魔法使い共の宴
 
名前(性別/年齢) ヴォーノ (女性/36〜40歳)
参加したライブ 7/8 ZEPP福岡
嬉しかった曲 「99ブルース」
いらなかった曲 「アンジェリーナ」
聴きたかった曲 「楽しい時」
サックスについて 佐野元春さんの曲にはサックスが似あうと、つくづく思いました。
「SOMEDAY」について 福岡では演奏されませんでした。
個人的に「SOMEDAY」と「アンジェリーナ」、「ガラスのジェネレーション」はライブで演奏するのであれば完全に別物の曲というくらいのアレンジできいてみたいです。今までライブできけなかった曲をききたいと思います。
感想 親密な感じがして好きなライブでした。
ポエトリーリーディングも初めてライブで体験できたし、「インディビジュアリスト」、「君をさがしている」、「99ブルース」のようなHKBの魅力を存分に楽しめる曲がたくさんあって嬉しかった。
「Vanity Factory」も!
古田たかしさんのドラムが、より親密さを表現していたと思います。
佐野さんのエッジな部分の逆の場所、少し懐かしい感じの音楽にこだわったイメージが私好みでした。
次はどうくるのか新しいアルバムと次のツアーに期待します。
 
名前(性別/年齢) ayane (女性/内緒)
参加したライブ 7/8 ZEPP福岡
嬉しかった曲 「Sail On」
いらなかった曲 (記入なし)
聴きたかった曲 (記入なし)
サックスについて (記入なし)
「SOMEDAY」について 私自身、ハートランド時代の「佐野元春」を知らず、この曲を最初に聴いたときも強い印象はまったくありませんでした。
佐野さんの曲で、どれが一番のお気に入りかと尋ねられるのが一番困ってしまいます。勝手な想像かもしれませんが、作家は「アルバム」全体を一つの作品としてとらえられているのではないかと思います。「SOMEDAY」はとっても素敵な詩と曲で、時々聴いていて涙が出るときがありますが、それは他のいくつかの作品でも同じこと。・・けれども、この作品は佐野さんの作品の中で、真実最もファンのみなさんに愛されている作品です。ライブではその熱気が多分佐野さんにも伝わるのではないでしょうか。20thライブでこの作品を歌われた時は、佐野さんの目に涙がちょこっとだけ見えた気がしました。
私は、この作品だけでなく他の作品でも、演奏したいと佐野さんが思う曲を演奏してほしいと思います。誰のためでもなく、ご自分のために、音楽そのもののために。
感想  「もう一度同じライブを聴いてみたい。」

私にとってはとても「心地よい」音楽でした。佐野元春とH.K.B.とそのお友達が奏でる音楽に、私自身が全部溶け込んでしまったようでした。だからでしょうか、あまり佐野さんの顔を覚えていないのです。
「スポークン・ワーズ」・・音楽と詩とそれになんと言っても佐野さんの「声」。このパフォーマンスで彼を超える人はいないと豪語してしまいます。長すぎるかと思えた詩が、ラストシーンに来て「ぶっ叩かれた」という感じ・・・あー、もっと絶賛の言葉を知っていればいいのですが…

「佐野元春」はひとところにとどまっていない人。「あれ?どこに行ったのかな?」だから、いつもどきどき、わくわくが止まらない。新曲を聴いてその感をまた強くしました。
 
名前(性別/年齢) Beat goes on... (男性/36〜40歳)
参加したライブ 7/8 ZEPP福岡
嬉しかった曲 スポークン・ワーズ〜「冗談の探究」
いらなかった曲 「ヤング・フォーエバー」
聴きたかった曲 「ジグソー」
サックスについて 佐野元春の曲のよさを引き出すには不可欠だと思います。
今回、Friendsとして参加して頂いた「山本拓夫」さんのサキソフォン、フルートの音色は非常に素晴らしく、楽曲のリードプレイヤーとして最高のブロウ(吹奏)を披露してくれました。スカパラホーンやBlack Bottom Brass Bandのにぎやかさとは一味違うものでした。可能でしたら、今後の佐野元春さんのライブにHobo King Bandの一員として参加して欲しいです。
「SOMEDAY」について ZEPP福岡では、演奏されませんでしたが、SOMEDAYの演奏時のオーディエンスのこの曲のよさをぶち壊すに等しい、「Hapiness & Rest〜まごころがつかめるその時まで」のフレーズでのあの手拍子がある限り、佐野元春さんには演奏して欲しくないです。私も聴きたくないです。いっそのこと、オーディエンスを席に座らせて、ギター一つでアコースティックで以前に演奏したようにしてはどうかなと思っています。
感想 ZEPP福岡はライブハウスのホールであるかもしれないが、ライブ中は、佐野元春とH.K.B.と拓夫さん、メロディーさんが身近に感じてしょうがなかったです。今までは座席付きのホールライブのみ参加していましたが、こういうライブハウスでのライブもいいと思いました。ただ、開場から開演までの1時間弱の身動きできない無意味な待ち時間は、どうかな?と思います。せめて、気晴らしになるようにフィルムで何かを上映するとかの配慮も必要ですね。今後も、ZEPPライブはやるようなので、今回の教訓を活かして欲しいです。
さて、ライブ自体は、大満足でした。私は佐野元春の斬新なビートの効いたメロディと歌唱スタイルに魅力を感じてファンになりました。もうファン暦は19年目になります。昔は、佐野元春の曲では歌詞の意味が難解でよく解らなかったのですが、最近は違います。
佐野元春と共に人生そして経験を積んできて、ようやく彼の詩の持つ普遍性、どの時代でも通用する詩の普遍性に興味があります。そして、今回のライブにおいて、表現者・佐野元春の真髄を見せ付けられました。ライブでのボディランゲージを中心としたパフォーマンスも年々、上手くなっているように思えます。
また同じ詩でも曲をリアレンジすることで、こんなにも違って、そして今のこの時代へのメッセージとして響くものかと感心しました。佐野元春がツアーごとに演奏する曲はタイトルは同じでも全て新曲だといつも思います。
「エーテルのための序章」からのスポークン・ワーズ〜冗談の探究、最高によい試みでした。運よくライブで観れた皆さんの評価もかなり高いみたいですね。今後も継続して欲しいと思います。
 



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