NIAGARA TRIANGLE VOL.2 40th Edition (V.A.) Niagara 2022.3.21発売 SRCL 12300-7 [3CD+BR+3x7'] SRCL 12310-1 [2CD] SRJL 1235-6 [2LP] ■PRODUCER： 大瀧詠一 ■ENGINEER： 吉田保、吉野金次、助川健

[Track Lists Shown Below]

1982年にリリースされた大滝詠一、杉真理、佐野元春によるオムニバス・アルバム「NIAGARA TRIANGLE VOL.2」の40周年記念盤。関連音源を広く集めBlu-rayオーディオ・ディスク1枚とCD3枚に収めた生産限定盤のボックスセット、アルバム本体に加えラジオ番組などを収録したボーナス・ディスクの付属する通常盤（CD2枚）、さらにはアルバム収録曲を2枚に分割して収録したアナログ盤がリリースされた。

ボックスセットでは、佐野元春関連の音源としては、オムニバス・アルバムに収録された『彼女はデリケート』『Bye Bye C-Boy』『マンハッタンブリッヂにたたずんで』『週末の恋人たち』の4曲に加え、シングル『彼女はデリケート』のフリップ・サイドであった『こんな素敵な日には』のオリジナル音源とオフ・ボーカル（オリジナル・カラオケ）が収録された他にも、いくつかのレア音源が収められている。

このリリースでしか聴くことのできない佐野元春の音源は以下のとおり。

Blu-ray Audio収録分

■ マンハッタンブリッヂにたたずんで (Karaoke)　この曲のオフ・ボーカルは「NIAGARA TRIANGLE VOL.2 30th Anniversary Edition」にも収録されているが、オリジナル同様フェイド・アウトする30周年バージョンとは異なり、今回の40周年バージョンではカット・アウトとなっている。

■ こんな素敵な日には (Karaoke)　この曲のオフ・ボーカルは初公開。

■ Bye Bye C-Boy (Karaoke without Chorus)　コーラスが収録されていないオフ・ボーカルは初公開。

CD Disc-1 [EACH TRIANGLE 2] 収録分

■ 彼女はデリケート　最後のリフレインが長いフル・バージョンだが冒頭のナレーションがカットされている。もしかしたら1989年版「NIAGARA TRIANGLE VOL.2」CD（規格番号が27DH5301のもの）に収録されていたかもしれないが確認できない。

CD Disc-3 [NIAGARA TRIANGLE Story] 収録分

■ Bye Bye C-Boy (2011 Remix Version)　2012年の30周年盤を意識して制作したリミックスだが収録されなかったもの。佐野のリスナーとしては今回のリリースの最大の目玉かも。

■ 彼女はデリケート [1981/4/25 TBS赤坂ライブ]　TBSラジオの番組「赤坂ライブ」のための公開録音ライブ。アレンジは沢田研二に提供した際のもの（編曲は伊藤銀次）を踏襲しており、のちにレコーディングされたものとはかなりイメージが異なる。貴重な音源。アーティスト名義は「佐野元春 WITH THE HEARTLAND」。

■ SOMEDAY [1981/12/3 Headphone Concert]　大滝詠一の伝説のヘッドホン・コンサートにゲスト出演した際のライブ音源。ステージからは生音を出さず、ミックスした音をFM電波で発信、観客は席でそれを受信してヘッドホンで聴くというユニークな試みであった。伊藤銀次とダディ柴田を伴って演奏、それ以外のパートは大滝のバンド（島村英二、長岡道夫、鈴木 茂、村松邦男、吉川忠英、安田裕美、国吉良一、難波弘之、鳴島英治、川瀬正人他）が担当。かなりテンポが遅く、佐野も歌いにくそうであるが歴史的な音源。

TRACK LISTS