logo 全曲バージョン解説10(91-100)


[91] 彼女が自由に踊るとき
これも『ビッグタイム』とテイストの似た70年代調のロック・チューン。ギターのリフも軽快だ。イントロに挿入されているのはギターの逆回転か。キーボードのオブリガードはオリエンタルな旋律にも聞こえ、全体としてややサイケデリックな色合いも感じられる。「彼女が自由に踊るときは/世界も自由に羽を広げて/輝き始める」という歌詞にはもしかしたらこのアルバム発表前年の天安門事件を受けた政治的な含意があるのだろうか。

アルバム発表当時のライブでは演奏されたこともあったようだがちょっと記憶がない。2011年にはゲストにラブ・サイケデリコを迎えてアコースティック・ブルースにリテイクされたが、僕自身としてはストレートなロック表現でスピード感のあるオリジナルの方が好きだ。オリジナル・バージョンはアルバムの中でも内省的なカラーがポップに結実した佳曲のひとつだと思う。顧みられることの少ない曲だが、佐野の嗜好が窺えて興味深い。
[43] TIME OUT!
●アルバム ●オリジナル
●1990.11.9発売 ●Epic ●ESCB-1111
●曲順:8 ●バージョン:(A)
●表記:彼女が自由に踊るとき
●英文名:When She Danced
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[88] 月と専制君主
●アルバム ●コンピレーション
●2011.1.26発売 ●DaisyMusic ●POCE-3808
●曲順:5 ●バージョン:(B)
●表記:彼女が自由に踊るとき
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

セルフ・カバー・アルバムのためにリテイク。タメの効いたアコースティック・ブルースにリアレンジされている。ラブ・サイケデリコがコーラス、ギターに参加。


[92] 恋する男
内省的で地味なこのアルバムは、しかしそれゆえいくつかの秀逸なポップ・ソング、ラブ・ソングを生んだ。この曲はそんなひとつ。『君を待っている』と並んでこのアルバムを特徴づけるメロウなラブ・ソングだ。歌詞の内容もまさにタイトル通り他愛もない求愛の歌に過ぎないが、このジャスト・ア・リトル・ラブ・ソングが佐野の魅力のひとつであるのも間違いのない事実。驚くほど率直で衒いのないストレートさがむしろ胸を打つ。

これほどはっきり「アイ・ラブ・ユー」と(しかも2回も繰り返して)歌う曲は佐野のレパートリーの中でも珍しい。初期のいくつかのバラードを思い起こさせる親密な作品だ。ライブで聴いた覚えはなく、代表曲として取り沙汰されることもない曲だが、僕が自分で作るバラッド・ベストには必ずエントリーする。落ち着いたミドル・テンポのポップ・ソングだが、リズム・パターンは特徴的。佐野のロマンチックな一面を代表する曲だ。
[43] TIME OUT!
●アルバム ●オリジナル
●1990.11.9発売 ●Epic ●ESCB-1111
●曲順:9 ●バージョン:(A)
●表記:恋する男
●英文名:A Man In Love
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[46] Slow Songs
●アルバム ●コンピレーション
●1991.8.28発売 ●Epic ●ESCB-1230
●曲順:1 ●バージョン:(A)
●表記:恋する男
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

特に記載はないが、オリジナル・バージョンをそのまま収録したものと思われる。


[93] ガンボ
ガンボとはおもにアメリカ南部で食べられているごった煮ふうのシチュー料理のこと。かつてどんとがそのバンドでボ・ガンボスを名乗ったように、ニュー・オリンズのセカンド・ラインを連想させるタイトルである。実際にも曲調はタメの効いたR&Bであり、ブラスをフィーチャーしている。歌詞の内容は他愛のないパーティ・ソング。コンピレーションにも収録されておらず、佐野のレパートリーの中では目立たない曲と言っていいだろう。

パーティ・ソングとはいえ、かつての『Happy Man』のような直線的な勢いはなく、「何が何なのか?/君にもよく分からない」と歌われるとおり、果てしなくこんがらがって行くような混乱した印象を受ける。アウトロでは「誰かここに来て救い出してほしい」という『クエスチョンズ』のフレーズを借りた佐野のナレーションが挿入され、佐野自身もこの混乱に巻き込まれていることが示唆される。内省的なアルバムをある意味象徴する曲。
[43] TIME OUT!
●アルバム ●オリジナル
●1990.11.9発売 ●Epic ●ESCB-1111
●曲順:10 ●バージョン:(A)
●表記:ガンボ
●英文名:Happy Gumbo
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。


[94] Asian Flowers
ジョン・レノンの生誕50周年を記念し、オノ・ヨーコが主宰、ショーン・レノンや細野晴臣が参加したオムニバス・アルバム「Happy Birthday, John」で初めて公開された曲。こうした音源で最初にリリースされる曲は珍しく(他には「Niagara Triangle Vol.2」収録の各曲や『僕は愚かな人類の子供だった』)、マニアとしてはオリジナル・アルバムに収録せず幻のレア・トラックになっても面白かったと思うが「Sweet 16」に収録された。

サビはハネたワルツだがAメロは3拍子と4拍子が混在し実質7拍子になる変拍子。オノ・ヨーコとショーン・レノンのコーラスをフィーチャーしている。アルバム「GRASS」にはこの曲の原型と思われる『ディズニー・ピープル』が収録されているが、こちらはストレートな8ビートのロックンロールで聴き比べるのも興味深い。まあ、悪い曲ではないしタイトルどおり大陸的な大らかさは感じられるが、正直それ以上でもそれ以下でもない作品。
[44] Happy Bitrhday, John.
●アルバム ●オムニバス
●1990.12.21発売 ●PONY CANYON ●PCCY-00188
●曲順:2 ●バージョン:(A)
●表記:Asian Flowers
●英文名:ASIAN FLOWERS
●バージョン名:記載なし

後にアルバム「sweet 16」で発表されるオリジナル・バージョンとはミックスが異なる。
[49] sweet 16
●アルバム ●オリジナル
●1992.7.22発売 ●Epic ●ESCB 1308
●曲順:11 ●バージョン:(B)
●表記:エイジアン・フラワーズ
●英文名:ASIAN FLOWERS
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[91] SOUND & VISION 1980-2010
●アルバム ●コンピレーション
●2012.5.16発売 ●Sony Music Direct ●DYCL 1821-5
●曲順:41(3-9) ●バージョン:(B)
●表記:エイジアン・フラワーズ
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。


[95] また明日…
アルバム「sweet 16」からの先行シングルとしてリリースされた曲だが、曲調はゆったりとしたミドル・テンポのバラード。矢野顕子のバック・ボーカルをフィーチャーしており、アウトロでは佐野と矢野の掛け合いを聴くことができる。シングル・バージョンはボーカルに深めのリバーブがかかりスネアも奥まっているなどアルバム・バージョンよりややくぐもったミックスになっているように感じられる。判別は実際のところかなり難しい。

この曲で佐野は「明日」を希求する。しかしそこに向かう足取りははっきりしない。「君と行く」という決意は歌われるが、その決意のよりどころがはっきり示されないために、歌詞としてのステロタイプを凌駕して行くような表現上の説得力が感じられないのだ。まあ、この曲を好きだという女性も知っているので、あるいは単にボーイズ・アンセムではないというだけのことかもしれないが、僕にとってはとっかかりの見出し難い曲である。
[47] また明日…
●シングル ●オリジナル
●1992.1.22発売 ●Epic ●ESCB 1276
●曲順:1 ●バージョン:(A)
●表記:また明日
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[49] sweet 16
●アルバム ●オリジナル
●1992.7.22発売 ●Epic ●ESCB 1308
●曲順:12 ●バージョン:(B)
●表記:また明日…
●英文名:IF WE MEET AGAIN
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョンとはミックスが異なる。
[66] The 20th Anniversary Edition
●アルバム ●コンピレーション
●2000.1.21発売 ●Epic ●ESCB-2080/1
●曲順:20 ●バージョン:(C)
●表記:また明日
●英文名:記載なし
●バージョン名:'99 mix version

渡辺省二郎によるリミックス。
[79] THE SINGLES EPIC YEARS
●アルバム ●コンピレーション
●2006.7.12発売 ●Sony Music Direct ●MHCL-836/7
●曲順:27 ●バージョン:(A)
●表記:また明日
●英文名:記載なし
●バージョン名:Single mix version

オリジナル・バージョン。
[91] SOUND & VISION 1980-2010
●アルバム ●コンピレーション
●2012.5.16発売 ●Sony Music Direct ●DYCL 1821-5
●曲順:42(3-10) ●バージョン:(B)
●表記:また明日…
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

バージョン名の記載がないが、ボーカル・トラックへのリバーブのかかり方などからはアルバム収録のバージョンのように思われる。こういう曲こそクレジットをしっかりして欲しい。


[96] 誰かが君のドアを叩いている
ポップなシングル曲だが佐野のキャリアの中ではあまり重視されていない不遇な曲。一説には新興宗教を揶揄した曲とも言われ、「街角から街角に神がいる」とか「誰かが君のドアを叩いてる」といった歌詞は、確かに安易な救済を求める現代のひ弱な魂と、それにつけ込んで人の心に取り入ろうとする怪しげな宗教を連想させる。佐野がどうしてこの時期にそうしたテーマを取り上げようとしたのかは知るべくもないが曲のトーンはシリアス。

先にも書いたように、シングル曲の割にファンにも、また佐野自身にも顧みられることの少ない曲で、これまでライブで聴いた記憶がない。アップテンポで小気味よいが、曲としての完成度はそこまで高くはないとも言える。アウトロで歌われるフレーズは「瞳を閉じてバイバイ/素敵なことはまだ訪れちゃいない」と聞こえる。ヒロ・ホズミによるリミックスが存在するが、敢えて音源を探してまで聴くほどのものでもないので大丈夫だ。
[34] 誰かが君のドアを叩いている
●シングル ●オリジナル
●1992.4.8発売 ●Epic ●ESCB 1291
●曲順:1 ●バージョン:(A)
●表記:誰かが君のドアを叩いている
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[34] 誰かが君のドアを叩いている
●シングル ●オリジナル
●1992.4.8発売 ●Epic ●ESCB 1291
●曲順:3 ●バージョン:(B)
●表記:誰かが君のドアを叩いている
●英文名:記載なし
●バージョン名:'Let it roll' version

ヒロ・ホズミによるアンビエントなリミックス。
[49] sweet 16
●アルバム ●オリジナル
●1992.7.22発売 ●Epic ●ESCB 1308
●曲順:6 ●バージョン:(A)
●表記:誰かが君のドアを叩いている
●英文名:SOMEONE'S KNOCKING ON YOUR DOOR
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[79] THE SINGLES EPIC YEARS
●アルバム ●コンピレーション
●2006.7.12発売 ●Sony Music Direct ●MHCL-836/7
●曲順:27 ●バージョン:(C)
●表記:誰かが君のドアを叩いている
●英文名:記載なし
●バージョン名:Short edited version

オリジナル・バージョンの中間部を編集(2コーラスめをカット)してサイズを縮めたショート・バージョン。
[91] SOUND & VISION 1980-2010
●アルバム ●コンピレーション
●2012.5.16発売 ●Sony Music Direct ●DYCL 1821-5
●曲順:40(3-8) ●バージョン:(A)
●表記:誰かが君のドアを叩いている
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[106] 35周年アニバーサリー・ツアー・ファイナル
●アルバム ●ライブ
●2016.12.21発売 ●DaisyMusic ●POCX-29002
●曲順:8 ●バージョン:(D)
●表記:誰かが君のドアを叩いている
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

2016年3月26日、東京国際フォーラムでのライブ。
[107] LIVE AT 東京国際フォーラム
●アルバム ●ライブ
●2017.5.31発売 ●DaisyMusic ●POCE-9391/2
●曲順:13(2-3) ●バージョン:(D)
●表記:誰かが君のドアを叩いている
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

2016年3月26日、東京国際フォーラムでのライブ。


[97] ミスター・アウトサイド
アルバム「sweet 16」の冒頭を飾る曲。雷鳴のSEとともにフェイド・インで始まることや、アルバム終盤にリプリーズが収録されていることもあってか、アルバム全体のオーバーチュアという印象が僕には強いが、実際にはランニング・タイムは3分を超える上、メロとサビという曲構造も見られ、独立した楽曲としての体裁は整っている。アルバム「GRASS」にはリミックスされて収録、ボックスセットにも収録されるなどなかなかの扱い。

曲としてはドラム・マシンのループを使用するなどグラウンド・ビートの影響を感じさせる仕上がり。決して佐野の作品のメイン・ストリームに位置するような「代表曲」ではないが、のちにレーベル・ネームになる「ヒナギク」が歌詞に登場するなど示唆的かつ象徴的。「償いの季節」とは何を意味しているのか。「外側にいる者」に呼びかけるこの曲で佐野はアルバムをスタートすることを選んだ。曲自体としてもポップでよくできた小品。
[49] sweet 16
●アルバム ●オリジナル
●1992.7.22発売 ●Epic ●ESCB 1308
●曲順:1 ●バージョン:(A)
●表記:ミスター・アウトサイド
●英文名:MR. OUTSIDE
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[49] sweet 16
●アルバム ●オリジナル
●1992.7.22発売 ●Epic ●ESCB 1308
●曲順:10 ●バージョン:(B)
●表記:ミスター・アウトサイド
●英文名:MR. OUTSIDE
●バージョン名:REPRISE

リプリーズとして短く編集されたバージョン。ミックスも変更されている。
[68] GRASS
●アルバム ●コンピレーション
●2000.11.22発売 ●Epic ●ESCB-2190
●曲順:3 ●バージョン:(C)
●表記:ミスター・アウトサイド
●英文名:Mr. Outside
●バージョン名:'00 mix version

渡辺省二郎によるリミックス。音数を絞り込み全体にタイトな仕上がりとなっている。
[91] SOUND & VISION 1980-2010
●アルバム ●コンピレーション
●2012.5.16発売 ●Sony Music Direct ●DYCL 1821-5
●曲順:43(3-11) ●バージョン:(D)
●表記:ミスター・アウトサイド
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

クレジットには記載がないが、オリジナル・バージョンの冒頭の雷鳴などのSEがカットされている他、エンディングもフェイドアウトになっている。


[98] スウィート16
アルバム「sweet 16」のタイトル・ソングでシングルにもなっている。バディ・ホリーの影響を感じさせるジャングル・ビートの作品で、タイトル通り16歳の頃の心情を、年齢を経た今の自分と重ね合わせるようにして歌う。「世界地図を広げて/行きたい場所に印をつけたら/すぐに出かけるぜ」と歌うこの曲では、アルバム『TIME OUT!』に顕著だった躊躇や逡巡は意図的に振り払われ、直接性への希求が曲全体の基調になっているようだ。

「壊れたバイクを直して」と歌われる通り、佐野はジャケットでバイクにまたがって見せた。この曲で佐野が言いたいのはおそらく、16歳の頃に戻りたいということでは決してなく、むしろ僕たちはいつでも自分の中に16歳を抱えているのだということだろう。その原像に今の自分を照らし合わせる作業こそ、このときの佐野が求めていたことではなかったのだろうか。「夜明けまで君と一緒にいる」というメッセージもそう理解するべきだ。
[49] sweet 16
●アルバム ●オリジナル
●1992.7.22発売 ●Epic ●ESCB 1308
●曲順:2 ●バージョン:(A)
●表記:スウィート16
●英文名:SWEET 16
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[50] 約束の橋
●シングル ●オリジナル
●1992.10.28発売 ●Epic ●ESDB 3339
●曲順:2 ●バージョン:(A)
●表記:SWEET 16
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[52] NO DAMAGE II
●アルバム ●コンピレーション
●1992.12.9発売 ●Epic ●ESCB-1342
●曲順:2 ●バージョン:(A)
●表記:スウィート16
●英文名:Sweet 16
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン
[55] THE GOLDEN RING
●アルバム ●ライブ
●1994.11.1発売 ●Epic ●ESCB-1516/8
●曲順:30 ●バージョン:(B)
●表記:スウィート16
●英文名:Sweet 16
●バージョン名:記載なし

1993年1月24日に横浜アリーナで行われた「See Far Miles Tour Part II」でのライブ。
[66] The 20th Anniversary Edition
●アルバム ●コンピレーション
●2000.1.21発売 ●Epic ●ESCB-2080/1
●曲順:18 ●バージョン:(C)
●表記:スウィート16
●英文名:記載なし
●バージョン名:'99 mix version

渡辺省二郎によるリミックス。
[91] SOUND & VISION 1980-2010
●アルバム ●コンピレーション
●2012.5.16発売 ●Sony Music Direct ●DYCL 1821-5
●曲順:37(3-5) ●バージョン:(A)
●表記:スウィート16
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。


[99] レインボー・イン・マイ・ソウル
シングル・カットされた曲。曲想としてはミドル・テンポのポップ・チューンでどうしても『SOMEDAY』を思い起こしてしまう。音的にはやや大味に思える部分もあるが、「僕の魂の中の虹」を歌うこの曲では、いつになく率直に佐野の苦い認識が語られる。実際のところ、ここでの佐野は自分自身に「失くしてしまうことは/悲しいことじゃない」と言い聞かせているようにすら思える。なぜなら「僕の魂の中では虹が輝き続けている」から。

「あの頃すべてがわかりすぎて/涙をこぼした/夢が終わらないように」というラインは「窓辺にもたれ夢のひとつひとつを消してゆくのはつらいけど/若すぎて何だか分からなかったことがリアルに感じてしまう」と歌った『SOMEDAY』と確実に呼応している。「涙がこぼれた」のではなく「涙をこぼした」のだ、と佐野がどこかで言っていた。重要な曲だが聴くたびに悲しく、切なくなる。フェイドアウトしなかったのは佐野の意志の表れ。
[49] sweet 16
●アルバム ●オリジナル
●1992.7.22発売 ●Epic ●ESCB 1308
●曲順:3 ●バージョン:(A)
●表記:レインボー・イン・マイ・ソウル
●英文名:RAINBOW IN MY SOUL
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[51] 彼女の隣人
●シングル ●オリジナル
●1992.11.21発売 ●Epic ●ESDB 3345
●曲順:2 ●バージョン:(A)
●表記:レインボー・イン・マイ・ソウル
●英文名:記載なし
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。
[52] NO DAMAGE II
●アルバム ●コンピレーション
●1992.12.9発売 ●Epic ●ESCB-1342
●曲順:6 ●バージョン:(A)
●表記:レインボー・イン・マイ・ソウル
●英文名:Rainbow In My Soul
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン
[55] THE GOLDEN RING
●アルバム ●ライブ
●1994.11.1発売 ●Epic ●ESCB-1516/8
●曲順:31 ●バージョン:(B)
●表記:レインボー・イン・マイ・ソウル
●英文名:Rainboe In My Soul
●バージョン名:記載なし

1993年1月16日に大阪城ホールで行われた「See Far Miles Tour Part II」でのライブ。
[66] The 20th Anniversary Edition
●アルバム ●コンピレーション
●2000.1.21発売 ●Epic ●ESCB-2080/1
●曲順:19 ●バージョン:(C)
●表記:レインボー・イン・マイ・ソウル
●英文名:記載なし
●バージョン名:'99 mix and edit version

渡辺省二郎がリミックスし、アウトロ部分を短く編集してサイズを縮めたショート・バージョン。
[86] The Very Best of Motoharu Sano
●アルバム ●コンピレーション
●2010.9.29発売 ●Sony Music Direct ●MHCL 20114
●曲順:11 ●バージョン:(C)
●表記:レインボー・イン・マイ・ソウル
●英文名:記載なし
●バージョン名:'99 mix and edit version

アルバム「The 20th Anniversary Edition」に収録された渡辺省二郎による再ミックス(アウトロ部分編集)。
[91] SOUND & VISION 1980-2010
●アルバム ●コンピレーション
●2012.5.16発売 ●Sony Music Direct ●DYCL 1821-5
●曲順:38(3-6) ●バージョン:(C)
●表記:レインボー・イン・マイ・ソウル
●英文名:記載なし
●バージョン名:'99 mix and edit version

アルバム「The 20th Anniversary Edition」に収録された渡辺省二郎による再ミックス(アウトロ部分編集)。


[100] ポップチルドレン(最新マシンを手にした陽気な子供たち)
珍しくイントロがフェード・インするアップ・テンポな曲。ポップ・チューンのフォーマットではオリジナル・アルバムにしか収録されていないが、スポークン・ワーズの形式では頻繁にステージで披露されており、アルバム「Spoken Words」「In Motion 2001」「in motion 2003」などにも収録されている。確かに歌詞は抽象的、象徴的で、それ自体独立したマテリアルとしてポエトリー・リーディングに使われるのもうなずけるはずだ。

ブラス・セクションを大きくフィーチャーした賑やかなロックンロールだが、クレイジーな疾走感よりは、どちらかといえばむしろ内省的に立ち止まる印象が強いのは、その文学的な歌詞のせいか。「3個のダイヤモンドを掘りあてて/そして4個のダイヤモンドをなくしてしまう」とは何を意味しているのか。「最新マシンを手にした陽気な子供たち」とはだれのことなのか。アフォリズムにも似た言葉の切れ味をしっかり確かめたい作品だ。
[49] sweet 16
●アルバム ●オリジナル
●1992.7.22発売 ●Epic ●ESCB 1308
●曲順:4 ●バージョン:(A)
●表記:ポップチルドレン(最新マシンを手にした陽気な子供たち)
●英文名:POP CHILDREN(WITH THE NEW MACHINE)
●バージョン名:記載なし

オリジナル・バージョン。



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