全曲バージョン解説 このコーナーでは、佐野元春が発表した曲のすべてについて、それが収録されたメディアを整理し、そのバージョンやテイクの違いを明らかにする。整理の都合上、曲には発表順に通し番号を付けている。また、リリースされたレコードにも通し番号を付け、これら曲番号とリリース番号で各々のバージョンをクロス・リファレンスできるようにした。 もっとも、細かなバージョンの違いはあくまで筆者の聞き取りによるものであり、ここで同一としているバージョンでも実際には異なっているものがあるかもしれず、逆に異なっているとしているものが単なる耳の錯覚であることもあるかもしれない。バージョン違いについて読者諸兄からの指摘、情報を待ちたい所以である。 尚、佐野の作品のうち、所謂ポエトリー・リーディング(佐野流に言えば「スポークン・ワーズ」)系の作品についてはここでは取り上げない。したがって、曲番号、リリース番号とも、ポエトリー・リーディング系の作品には付番していない。カセットブックを別にすれば、「リアルな現実 本気の現実」と「僕は愚かな人類の子供だった」のシングル、アルバム「Spoken Words」、そして「増幅」の2枚のライブ・アルバムである。但し、オリジナル・アルバムに収められた作品は、内容的にポエトリー・リーディングであるものも取り上げている(アルバム「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」の「ブルーの見解」や「ふたりの理由」、アルバム「FRUITS」の「太陽だけが見えている」や「フルーツ」など)。 → 50音順曲名索引へ 2006-2023 Silverboy & Co. e-Mail address : silverboy@silverboy.com |