35周年アニバーサリー・ツアー
2012年から13年にかけて行われた「Winter Tour」のあと、2014年には「秋ツアー」として全国17都市で19公演(東京では渋谷公会堂で2公演)を実施したが、このツアーに関しては映像、音源ともに公式にはリリースされていない。僕はクラブ・チッタと渋谷公会堂でのライブを見た(ライブ・レビュー参照)。
2015年には7月にアルバム「Blood Moon」をリリース、まず8月から10月に「サマー・ツアー」としてアルバムのプロモーション・ツアーを行ったが、地方都市のライブ・ハウスを中心とした9公演の小規模なものであり、東京では新宿ReNYでの1公演のみ。僕も見ることができなかった。このツアーに関しても映像、音源はリリースされていない。
その後、同年12月から翌2016年3月にかけて、東名阪を初めとする全国主要11都市で12公演を行ったのがこの35周年アニバーサリー・ツアーである。会場は大ホール級で大阪ではフェスティバルホール、東京は国際フォーラム(2日間)でのステージとなった。
バンドはコヨーテ・バンドにDr.kyOn(キーボード)、長田進(ギター)、山本拓夫(サックス)、西村浩二(トランペット)、大井洋輔(パーカッション)を加えた編成で「THE COYOTE GRAND ROCKESTRA」と紹介された(藤田顕は不参加)。
周年ツアーということで、最新アルバム「Blood Moon」からの曲はもちろん、キャリア全般から広く選曲された30曲以上のセット・リストを演奏するタフで豪華なパフォーマンスとなった。
このツアーからは2016年3月26日の東京国際フォーラムでのステージが同年12月にBlu-rayディスクでリリースされた他、翌2017年5月には同じステージのライブ・アルバムがCD2枚組で発売されている。
僕は2015年12月13日の神奈川県民ホールと、2016年3月26日、27日の東京国際フォーラムでのライブの合計3公演を見た。
【音 源】
2016年12月発売のビデオ作品「35周年アニバーサリー・ツアー・ファイナル 2016.3.26 東京国際フォーラム」に、2016年3月26日の東京国際フォーラムでのライブから14曲を収録したCDが付属している。
また翌2017年5月には同じライブから20曲を収録したCD2枚組の「LIVE AT 東京国際フォーラム」がリリースされたが、このうち12曲はビデオ作品付属のCDと重複しており、新たにCD化されたのは8曲のみ。アルバム「Blood Moon」収録曲の演奏を残すために改めて音源化したものか。
【映 像】
ビデオ作品「35周年アニバーサリー・ツアー・ファイナル 2016.3.26 東京国際フォーラム」が2016年12月に発売されている。タイトル通り2016年3月26日の東京国際フォーラムでのライブを収録したもので、アンコールまで含め当日のパフォーマンス35曲を完全収録、3時間を超える大作となった。
なお、ビデオ作品のタイトルでは「ツアー・ファイナル」となっているが、収録されたのは千秋楽前日の26日のステージ。
【ライブ・レビュー】
上記の通り、2015年12月13日の神奈川県民ホールと、2016年3月26日、27日の東京国際フォーラムでの3公演を見に行った。
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