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mf VARIOUS ARTISTS Vol.1

1989.8.21発売 Epic Sony
32・8H-5115 [CD]
●サンデーアフタヌーン/ブルーベルズ
●自由の岸辺(La Costa Libre)/ブルーベルズ

●眠りの海のダイバー(Wake Me Up)/ジュゴン
●双子のコマドリとゴールデンフィッシュ/ブルー
●ストリート・ミーティング#13/The Tokyo Be-Bop
●ルナ・モレナ/阿部吉剛
●華/エスパシオ
●ブルーベルズの'サマー'/ブルーベルズ
●僕にはわからない(Don't You Care)/佐橋佳幸
●恋の引力(Power of Your Love)/ジュゴン
●Be My Boy/チャーティーボーイズ
●Rumblin' Around/石渡長門
●2セントのヴァージンドリーム/イーストエンダース
●漂流者へ/藤森かつお
●コサムイの月/阿部吉剛



佐野元春が87年5月から89年3月まで約2年に渡って日曜の午後にDJを担当したFM東京系の「スーパーミクスチャー」で、毎月佐野元春がプロデュースを手がけたインディペンデント・アーティストの楽曲を番組内で発表した。制作した曲は限定でシングル盤(後期の一部はCDシングル)にプレスされ聴取者にプレゼントされていたが、番組終了後、発表された曲を集めてリリースされたのがこのアルバムである。

発表された曲は合計15曲にのぼり、その大半はハートランドのメンバーが関係したバンドなど、いわば身内の作品だが、概ね佳曲揃いとなっている。後にホーボー・キング・バンドのギタリストとなる佐橋佳幸も佐野のプロデュースで自作を発表している。また、チャーティーボーイズの「Be My Boy」と東京ビーバップの「ストリート・ミーティング#13」は佐野が作詞・作曲している。

その中で、「ブルーベルズ」ないしは「ブルー」名義の4曲は、佐野自身が変名で発表した楽曲である。ブルーベルズは番組中でブルーとベルの二人組と紹介されたが、ブルーとは他ならぬ佐野自身であり、ベルは佐野が曲を提供したこともあるROMYこと石川ひろみである。バッキングは事実上ハートランドであり、ベルの本名とバッキングのクレジットはこのアルバムのスリーブで明らかにされているが、ブルーの正体はこれまで公式には発表されていない。

なお、『自由の岸辺』は2018年に佐野元春名義でセルフ・カバー・アルバム「自由の岸辺」にリテイクして収められた。

番組でプレゼントされた非売品シングルについては、以下の情報がある。
「サンデーアフタヌーン」は、『Groovy Side』と『Lazy Side』のカップリングで、『Groovy Side』には番組でオンエアされていないと思われるバージョンを収録(福岡の小澤さんからの情報)。
同じく「双子のコマドリとゴールデンフィッシュ」は『Twin Robin Side』と『Golden Fish Side』のカップリングで、『Twin Robin Side』にオリジナル・バージョン、『Golden Fish Side』にロング・バージョンを収録(ただしバージョン名は表示なし、Nakai Yasunoriさんからの情報)。
「ブルーベルズの'サマー'」はCDシングルであり、『7inch Version』『Extended Version』の2バージョンを収録。



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