logo TOWER RECORDS新宿店インストア・イベント


TOWER RECORDS新宿店インストア・イベント

■2017.6.10 12:00開演
■TOWER RECORDS新宿店

Vocal, Guitar:伊藤銀次

●ウキウキWATCHING
●風になれるなら
●Deadly Drive
●Sweet Daddy
●I'm Telling You Now
●あの時はどしゃぶり
●こぬか雨



Deadly Drive 40th Anniversary Deluxe Edition」をタワレコで買ったらインストア・イベントのチケットをもらった(イベント自体はチケットがなくても観覧自由だが、チケットがあるとその後の2ショット写真撮影会に参加できる)。ステージにはレコーディングに使用したギターとジャケットで着用したTシャツが展示されている。

ほぼ定刻に『ウキウキWATCHING』のBGMに乗って銀次が登場。イベントの前半は行達也がホストとなり銀次の話を聞く形式のトーク・ライブ。この曲を出囃子に使いたくて昼の12時スタートにしたのかと行の突っこみが入る。

トークは「Deadly Drive」制作時の話題を中心に快調に進む。もともと話好きなので放っておいても勝手にしゃべっている感じである。ジャケット撮影時のエピソードなども興味深かったが、何より、久しぶりのソロ・アルバムを制作することが銀次自身からコミットされたのが嬉しかった。

この日のイベントはおそらく前半30分がトーク、後半30分がライブの1時間の構成だったのではないかと思うが、勢いに乗ってしゃべっているとあっという間に30分を経過、一度下がった後、セッティングが完了してすぐにライブが始まった。

ライブはアコースティック・ギター1本の弾き語り。1曲目は、「Deadly Drive」とは関係ないがやはりということで『ウキウキWATCHING』を。『風になれるなら』を挟んで、インスト『Deadly Drive』と『Sweet Daddy』をギター1本で演奏。さすがに再現性に難があり、どちらも1コーラスのみの披露となったが、珍しいものが見られてお得感があった。

この日最もよかったのは『あの時はどしゃぶり』。アルバムではラテンにアレンジされているが、もとはジョージ・ハリスンを意識して作ったというエピソードを話した後、アコースティック・バラードにアレンジして演奏。正直、アルバムよりこっちの方が全然いいんじゃないかと思った。

最後は『こぬか雨』。「天の声」により6弦をDにチューニングすることでイントロのアルペジオが可能になったという説明も興味深かったが、この曲が持つ普遍的な美しさはギター1本でさらに際立っていたと思う。

曲間にもいちいちMCが入るので想定外に時間がかかり、最後に歌い終えたところで時刻は1時15分。説明によればインストア・イベント史上最長ということだったが本当だろうか。トークも含め、無料のイベントとしては非常に価値があった。

チケットは持ってたけど2ショットとか照れくさいので写真は撮らずに帰ってきた。



Copyright Reserved
2017 Silverboy & Co.
e-Mail address : silverboy@silverboy.com