Silverboy Club Presents
Mystery Around G*R*A*S*S


アルバム『GRASS』に寄せる個的な想い 中山 元
20年間の追求の記録 栗栖 昭義
いまそれは必要か? -Let's live for today- 竹村 広司
「G*R*A*S*S」の謎解き 渡辺 太朗
モリスンの見た夢 柴口 勲
ブルーバード・ふたたび空へ 長谷川雅典
Motoharian Graveyard 川内 周二
サイケ、あるいは「システム」としての佐野元春 水野 鉱
君が目覚めたとき再び、佐野元春は走り始める 松井慎太郎
グラス私見 呉 エイジ
光の中の絶望−再び曙光を探しに 藤木健次郎
「G*R*A*S*S」ALBUMを携えて〜心の彷徨〜 林 和彦
不在と喪失 西上 典之
AND MORE...
After G*R*A*S*S
アルバム・レビュー
佐野元春架空インタビュー
Let me know that you are there!!


佐野元春にいずれ劣らぬ深い愛情を抱く12人+1人のファンからのライナーノーツ。あなたはそれを読んでどんなふうに感じたでしょうか。そしてあなた自身はこのアルバム「GRASS」をどんなふうに受け止めたのでしょうか。この特集では皆さんからのご意見、ご感想をお待ちします。あなたがそこにいることを教えて下さい。メールはこちらまで。お待ちしてます。
 
現在・過去・未来

「G*R*A*S*S」は不思議なアルバムだ。コンピレーションでありながら佐野元春自身の強い「意志」が見える親密な作品。注意深く散りばめられたホットスポットのような手がかり、ヒント、そう、このアルバムは確かに佐野元春の現在・過去・未来と繋がっている。

「G*R*A*S*S」をめぐるミステリー

この作品をどう読み解くか、もちろんそこに正解がある訳ではない。むしろそこには聴き手の数だけの解釈があり、謎解きがあるのではないだろうか。そんな思いから僕は、何人かの友達に声をかけた。このアルバムに対する君の考えを聞かせてくれないか、と。さまざまな「謎解き」をパラレルに並べることで、このアルバムが見る人の思い入れによって姿を変える多面体のような作品であることを印象づけることができるのではないか、と僕は思ったのだ。

いくつかのライナーノーツ

そうやって集まったのがここに掲載するいくつかのライナーノーツだ。みんな快く僕の呼びかけに応じてくれた。そこに示された視点はさまざまだけど、その多様性こそが、このアルバム、いや、佐野元春というアーティストがもつ奥行きや広がりの豊かさを雄弁に物語っていると思う。是非、ここで「G*R*A*S*S」をめぐる謎解きを楽しんで行って欲しい。

2001.1.10

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