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月と専制君主 30TH.ANNIVERSARY CEREBRATION CONCERT
'ALL FLOWERS IN TIME'

DaisyMusic
番号なし [iTunes Store] (2011.12.21)

PRODUCER:
佐野元春
RECORDING & MIXING ENGINEER:
熊田好容
MASTERING ENGINEER:
前田康二

作詞・作曲:
佐野元春
●君をさがしている
●ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
●ジュジュ
●カム・シャイニング
●コンプリケーション・シェイクダウン
●99ブルース
●欲望
●君を連れてゆく
●約束の橋
●ロックンロール・ナイト
●ヤング・フォーエバー
●ニュー・エイジ
●新しい航海
●サムデイ
●アンジェリーナ



ライブDVD「ALL FLOWERS IN TIME」のリリースに合わせてiTunes Storeからのダウンロード販売でのみリリースされたライブCD。かつてライブDVD「星の下 路の上」にCDが付属したことがあったが、趣旨としては同じようなことだと思う。

内容的には2011年6月19日に東京国際フォーラムで行われたツアー・ファイナルからの音源がほとんどで、DVDでは4枚目、5枚目にあたる部分だが、「君を連れてゆく」と「約束の橋」のみは3月6日に大阪城ホールでゲストを迎えて行われたパフォーマンスから採られており、「君を連れてゆく」ではヒートウェイヴの山口洋が、「約束の橋」では山口に加え伊藤銀次、深沼元昭、藤井一彦、東京スカパラダイスオーケストラらが参加している。

曲目はベスト・セレクション的な代表曲中心のセレクトだが、30周年という企画の性質上はやむを得ないものだろう。ここにきてまたしても「99ブルース」の新しいライブ・バージョンを聴かされるのも正直しんどいものがあるが、アニバーサリー・ライブの記録としては然るべき内容だと考えるしかない。

セッション部分が長く独立した音源として繰り返し聴くものではない。HKBの性質としてジャム的に演奏時間が長くなる傾向があるのは以前から承知しているが、「99ブルース」の8分半、「新しい航海」の6分半などは自宅で聴くと萎えるレベル(オリジナルはそれぞれ4分20秒、3分)。ライブでももうちょっとコンパクトに、シンプルに演奏して欲しいものだ。

エンターテインメントとして独立して評価することは難しく、音源としての記録性に価値のある作品。



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