ホーム&アウェイ 2006年1月
■2006年1月29日(日) 【ブンデスリーガ第18節 グラードバッハ×バイエルン】
●金曜日の深夜というか日本時間で土曜日の早朝に行われたブンデスリーガ再開の第一戦、ちょうど一泊での熱海旅行に出かける週末だったので録画し、日曜日に帰宅してから見た。もちろん「結果断ち」をして。結論からいうとバカらしいだけだったが…。
●この試合、ケッペル監督はケガから復帰したソンクをノイヴィルとのツートップで先発させた。前半戦を劇的な逆転勝ちで締めくくり、ホームではこのところ相性のいいバイエルンが相手だけにもしかしたらとも思ったが、グラードバッハは決して本調子とは思えないバイエルン相手にパスミスを連発して自滅、マカーイの個人的な二得点とバラックのFKで3失点を許し、ソンクの復帰ゴールも空しく1-3で完敗した。
●ケッペル監督談話。
「何から何まで明白に妥当なバイエルンの勝利だ。前半はまだ0-1で何とか持ちこたえていたがそれに対して攻撃がなさすぎた。1-2としたところでもう一度勝ち点1を取れるかもしれないと希望を持ったが、1-3になったところですべて終わってしまった」
まあ、その通りでしょう。
●ウィンター・ブレイクにフランクフルトへの移籍の噂があった高原は結局HSVに残留、ニュルンベルグ戦に先発したが得点はなく終盤に交替で退いた。HSVがアイルトンを獲得していたのには驚いた。そんなニュース出てたっけ。あと、この試合で復帰した昨季の得点王ミンタルはわずか6分で再び負傷して退場した。可哀想だ。
●Jリーグの方は3月初めの開幕に向け、来季の試合日程が発表された。これによればFC東京は5日にホームの味スタで大分を開幕戦に迎える。今年はワールドカップがあるため、6月から7月中旬までブレイク。時刻まで発表されている第16節までの試合の中で目を引くのは、第14節、松本市で鹿島を迎えてのホーム・ゲームだろう。事情があって味スタを使えず、国立もダメだったため、松本開催となったらしいが、ここはひとつ泊まりがけで出かけるか。
●今季から柏と読売が降格し、昇格したのが京都、福岡、甲府であるため、見に行ける首都圏のアウェイ・ゲームが一気に二つも減ってしまった。仕方ないので甲府も泊まりがけで行ってこようかと思う。石和にでも宿取って。ゴールデン・ウィークだから高いかなあ。シーズン後半には8月に2回ホーム・ゲームの水曜開催がある。あと、ナビスコも水曜日に集中してるんだよね…。せっかく浦和、横浜と同じグループでたくさん見られると思ったのに。
●FC東京はホーム・ユニとアウェイ・ユニを1年交替でモデル・チェンジしているが、今季はアウェイ・ユニの番。デザインを見たけど何だかなあ…。右胸の番号が気になる。
■2006年1月22日(日) 【ブンデスリーガ再開間近】
●ウィンター・ブレイク中のブンデスリーガはいよいよ次の週末から再開する。第18節は特別に27日の金曜日に1試合を行うが、これがボルッシア・パークでのグラードバッハ×バイエルン。Jスポーツでの中継もほぼ間違いないと思われ、是非ここでバイエルンに勝って景気をつけたいところ。グラードバッハは2001年に一部に復帰してからはホームでバイエルンに負けたことがない。昨季も2-0と完勝しているぞ。
●グラードバッハはウィンター・ブレイクには大きな補強はなし。去年、あのアドフォカートの下で無茶な補強をやったのと好対照。エルバーは契約を解消したが、ソンクがケガから復帰できそうだ。神戸にレンタルしていたウリッヒ(神戸での登録名はイヴォ)はディナモ・ドレスデンに行くことになった。好きな選手なのでグラードバッハに戻って欲しかったんだけど。
●ブンデスリーガの関係では、高原がHSVからフランクフルトに移籍するのではないかと言われていたが、結局HSVに残ることになったらしい。そのせいでファン・レントのエッセンへの移籍もなくなったのだそうだ。21日に行われたブレーメンとの練習試合では同点のゴールを挙げてアピールしている。
●一方、Jリーグも開幕に向け動き始めている。FC東京はアモローゾの獲得に失敗、しかもヤツは違約金を支払っていないそうで。だから言っただろう、こいつは信用できない男だって。プレイ・スタイルもあまりきれいじゃないし、契約でもめるし、ってさ。まあ、よかったよ、来なくて。で、結局ルーカスが残ることになった。それでいいと思う。ガロ監督がどんな絵を描いているのか知らないけど、少なくとも昨季のルーカスの働きは重要だったと思うよ。
●そうそう、原監督の後任にはガロ監督が正式に就任した。どういう人なのかよくは知らないが、願わくばガチガチの負けないフットボールではなく、買ったり負けたりしても楽しいフットボール、FC東京用語でいえばセクシー・フットボールをお願いしたい。
●で、今季の補強だが、最大の目玉はやはり早稲田の徳永だろう。Jリーグの特別指定選手として既に2シーズンに渡りFC東京でアルバイトをしたことがあるが、大学卒業後はスペインに渡るものと思われていた。加地がガンバに移籍することになったので、徳永の加入は大きい。他にDFでは神戸から松尾を獲得した。一方で、中村、迫井が戦力外、尾亦は湘南へ去り、藤田は読売にレンタルすることになった。
●MFでは今野にレッチェ移籍の噂があったが結局現在に至るまで正式なオファーはなく、FC東京の合同自主トレに参加している。いずれ海外に出るべき人材だとは思うが、できることならもうしばらくはFCにとどまって欲しい。その他、既に入団が決まっていた仙台大学の池上に加え、阪南大学の伊野波が大学を休学して加入することになった。一方で小林が鳥栖へ、鈴木健児は新潟(シンガポール)へレンタルして経験を積んでもらうことになった。ダニーロはレンタル先への完全移籍の方向で調整中。
●FWでは近藤を神戸へレンタル。一方でズビロから川口を獲得。高校選手権で活躍した小澤を青森山田高から、大学選手権で活躍した赤嶺を駒沢大から、それぞれ獲得したのは既報の通り。GKでは横浜FCの柴崎を獲得、仙台から借りていた森田を返し、近藤は長崎へ移籍することになった。
●全体に即戦力の補強は少なく、将来性のある若い世代を中心に投資した感が強いと思う。加地を除けば主力に異動はなかったので、後は監督交替によって起用がどう変わるかという感じかなあ。石川には早く復帰して欲しい。あと、DFではやはり増嶋の成長が待たれる。今季はスリーバックにする構想もあるとか。僕としては何でもいいから宮沢使って欲しい。
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