■2004年8月30日(月) 【Jリーグ第3節 読売ヴェルディ川崎×FC東京】
●ひどい天気であり事前にチケットを買ってなかったら行かなかったこと請け合いの東京ダービー(それにしても片方のクラブが川崎なのにどうして東京ダービーなんだろう)だが、何しろFCも開幕2連敗中でありこれ以上負ける訳にも行かないのでやむなく応援に出かけた。それにしても屋根のない国立でやるときに限って雨が降るのは何かの嫌がらせなのだろうか。
●Tシャツの上にトレーナーを着こみ、その上からマジもんの雨合羽を羽織ってバックスタンドFC寄りに陣取ったが、試合開始の少し前くらいから雨が激しくなり雨合羽のズボンをジーンズの上からはいて完全防備に。とにかく指がふやけてしまうくらいの雨でびしょ濡れ、メガネが濡れて見にくいことこの上ないが、手首に巻いたタオルマフラーも既にじっとり濡れて役に立たない。
●そういうコンディションの中で始まった試合、前半はFCがかなり引き気味で読売がボールを支配した。FCは何度か危ないシーンもあったものの読売も攻撃に迫力がなく、逆にFCは奪ったボールから速攻を仕掛けるが決定力に欠け、結局スコアレスのまま前半を終えた。ハーフタイムも動くのがおっくうなくらい既に頭のてっぺんからつま先まで濡れている。靴にも雨がしみこみ、靴下がイヤな感じでじっとりしている。
●後半に入ってFCが攻撃的に修正、高い位置でプレッシャーがかかるようになり、中盤でも激しくボールに行くようになる(この日のレフリーは中盤の競り合いをかなりFCに有利にさばいてくれたと思う)。ケリー、ルーカスを起点に何度かゴールに迫るのだがなかなか得点できない。悪いクセだ。このままスコアレス・ドローかと思った88分、途中から三浦に代わって入った梶山が豪快なミドルシュート。まさにネットに突き刺さるような弾道の得点でFCがリードし、そのままロスタイムを逃げ切って勝ち点3を手にした。
●明らかに流れが変わったのはやはり54分の阿部の投入。左サイドからすごくイヤな動きをしてたと思う。得点したのは梶山だったけど、影の功労者は阿部だったと言っていいだろう。ロスタイムの時間の使い方も実にイヤらしかった。阿部吉朗、若いのにイヤらしい男である。スーパーサブとしての存在感を上げつつある。馬場よりも阿部を初めから左サイドで使ってはどうか。
●石川は練習試合で傷めた左ヒザがまだ思わしくないということで欠場だったが、オリンピックから茂庭、今野が復帰した。
●採点。最高は1、最低は5、稀に5.5や6がつくこともある(kicker方式)。
土肥(4)、加地(5)、ジャーン(4.5)、茂庭(3.5)、金沢(3)、今野(4)、三浦(4)、栗澤(4.5)、馬場(5)、ケリー(4)、ルーカス(4)
●寒かった。
■2004年8月29日(日) 【ブンデスリーガ第3節 レバークーゼン×バイエルン】
●スカパーを導入して初めてリアルタイムで見るブンデスリーガだったが痛快だったね。何といっても4-1でレバークーゼンが圧勝。バイエルンはチームとしてのまとまりとか組立とかが全然ダメで、マカーイもサンタ・クルスもバラックも全然機能してなかった。素晴らしい。変に改善したりしないで今シーズンは是非この調子でがんばってもらいたいものである。やっぱりマガート監督にしたのはいかがなものかと思うんだけど。
●一方のレバークーゼンはクリアボール、ルーズボールの拾い方、つなぎ方が実に的確で、ツートップへの配球も素晴らしかった。ベルバトフも成長したよね。ノイヴィルが要らなくなるのも道理だと思った。僕としてはヴォローニンを見たかったけど、昨日の展開ではチャンスはなかった。バリッチ君の顔を久しぶりに見られたのは嬉しかった。テバーがオーストリアに行ってしまったのでマンハイム学校の卒業生で活躍しているのはバリッチ君だけだし。
●スカパーというかJスポーツでは次節から各節2試合の放送ということで、次節はグラードバッハ×ブレーメンとマインツ×レバークーゼンの放送を希望。
●我がグラードバッハはアウェイでフライブルグと対戦。ホームのフライブルグが押し気味に試合を進め、28分、イアシュヴィリのセンタリングにアンターが右足で決めて先制した。その後フライブルグは引き気味になり、後半に入ってからはグラードバッハが優勢となったが得点に至らず。ようやく78分、プレッチからのロングパスを受けたノイヴィルが同点のゴールを決めたが、試合はそのまま引き分けとなった。グラードバッハは結果的にアウェイで貴重な勝ち点1を拾ったが、開幕から3戦で2分1敗で15位に低迷している。
●開幕2連敗中だったHSVは4-3でニュルンベルグを下しようやく1勝をあげたが高原は出番がなかったようだ。同じく2連敗中のラウテルンは遺憾なく実力を発揮しVfBに2-3で競り負け。さすが。
●チャンピオンズ・リーグの出場32チームとグループ・リーグの組合せが決まった。ドイツから出場するのはブレーメン、レバークーゼン、それからどこかあと1チームだけど、それぞれ厳しいグループに入ってしまった。レバークーゼンはレアル・マドリッド、ASローマと同じB組、ブレーメンはインテル、バレンシアとともにG組。む〜ん。あとどこだったか忘れたけどドイツから出るもう1チームはユーヴェ、アヤックスと一緒らしい。ま、どうせ大したチームじゃないからどうでもいいんだけどね。
●UEFAカップも組合せが決まった。シャルケは名前の読めないラトビアのチームと、ボッフムはベルギーのリエージュと、アーヘンも名前の読めないアイスランドのチームと、VfBはブダペストのチームと、それぞれ戦うことになった。それにしても何だってボッフムなんかがUEFAカップに出てるんだ? BVBってどうなっちゃったんだ? UIカップで負けたんだっけ…。コラー、ロジツキー、デデ、エヴァニルソン、エヴァートンで負けるなよ、まったく。
●Jリーグは今夜の試合。僕は国立で東京ダービーを観戦の予定。アウェイだけど読売のサポーターよりはFCのサポーターの方が多いだろう。FCは開幕2連敗中なので何としても勝たねばならない。雨だけど行かねばなるまい。チケットも買っちゃったし。それにしてもなんで味スタでやらないのよ。味スタなら全席屋根つきなのにな。国立のバックスタンドなんて吹きさらしやん。
●オリンピックの決勝を見たけど、アルゼンチン強いね。テベス、ダレッサンドロ。ていうか、ヴォルフスブルグってよくダレッサンドロをリリースしたよね。
■2004年8月21日(土) 【Jリーグ第2節 FC東京×清水】
●アウェイでの開幕戦を何ともいえない落とし方で黒星発進となったFC、今日はホームでのセカンドステージ最初の試合だった。オリンピック代表がまだ復帰していない上、浅利、戸田、鈴木がケガ、増嶋はU19、代表から戻ったばかりの加地も発熱で欠場と苦しい人繰りを強いられ、右サイドバックには前田を入れての試合となった。
●FCは何度か攻め上がり、ルーカスのポスト、馬場のスルーパスを起点にいい形も作るが決定的なチャンスは前半ほとんどなし。一方の清水もサイドやカウンターから崩しを図るがFCがしのぎ、スコアレスのまま前半を折り返した。後半に入っても膠着した展開だったが、52分、久保山の豪快なミドルシュートがそのまま決まって清水が先制。これは敵ながらちょっと見事なシュートだった。
●FCは馬場に代えて阿部を投入するなど攻撃的に布陣で再々攻めこむがなかなか得点できず、ようやく75分、右サイドを上がった前田のクロスをファーで阿部が合わせ2試合連続となる同点ゴール。これで調子に乗るかと思われたが、79分FKから失点を許し再び清水がリード、その後FCは何度か決定的なシーンを作るが、こぼれ球を押しこみに行った味方どうしが交錯するなどの不運もあり、結局1-2でセカンドステージ開幕2連敗を喫してしまった。
●今日の試合は内容的には決して悪くなかったし、前田もよくがんばっていたと思うが、こぼれ球でも何でもいいからとにかく押しこんで得点するというがめつい決定力とか、しんどい局面でも個人技で何とか打開するような迫力とかがなく、少ないチャンスを得点に結びつけた清水に力及ばずといった感じだった。
●採点。
土肥(4)、前田(4.5)、ジャーン(4)、藤山(4)、金沢(4.5)、三浦(4)、梶山(3.5)、栗澤(4.5)、馬場(4)、ケリー(4)、ルーカス(3)
●次節はアウェイとはいえ国立での東京ダービーであり、オリンピック代表も戻ってくるので是非とも勝つしかない試合。読売にもうけさせるのはイヤだけど、一応見に行くつもりはしている。
●オリンピックの最終戦となったガーナ戦を見たけど、まあ勝ててよかった。最初のパラグアイ戦でこれくらいの試合ができてればな、と思ってしまった。特に石川や途中から入った田中みたいに、スピードがあって個人技に華のある選手をもっと見たかった。今回はどうしてもユーティリティ的な選手を優先してチーム作りがなされていた感じがするし、それでここまで来られたんだからそれはそれでよかったんだろうけど、崩れ始めたら脆かったってことかな。ご苦労さん。
●日本×アルゼンチンは前半の終わり方から見たけど既に0-2。後半に鈴木が1点を返したが既に遅しということで、まあ、アジアカップが終わった直後ということもあり、モチベーションを高めにくい試合だったことは確かだったな。どうしてこんなマッチメイクをしたのか理解に苦しむが、まあ、プラセンテも見られたことだし、一応よしとしておくか…。
●ブンデスリーガはこの週末はお休みでDFBポカールが1回戦が行われている。我がグラードバッハは明日、バイエルンのアマチュアチームと対戦するが、先発予想を見るとレンジング、シュヴァインシュタイガー、フィンクなどの名前が…。おいおい、そんなのありかよ。今日の試合ではHSVが3部のパダーボーンに負けそう。HSVもムペンザまで出して何やってんだか。
■2004年8月16日(月) 【ブンデスリーガ第2節、Jリーグ第1節、アテネオリンピック】
●アテネオリンピックの日本代表はあっさり2連敗してグループリーグ敗退が決まってしまった。時差の関係で負けると分かっているむなしい録画を見たけど、やはりイタリアとはちょっと格の違いみたいなものがあったかな。初戦はやっぱり堅かったし、そこで負けて後がない状態でイタリア戦はさすがに苦しかったということか。イタリアは早々に得点を重ねて守りに入ってしまったので、中盤ではそれなりにボールを持てているように見えても結局得点はセットプレーからしか入らなかったということだな。
●あとまだ一試合残っている訳だが、それが終わったらさっさと帰ってきて早くクラブに復帰して欲しい。茂庭、今野、徳永、石川がケガしなかったのが何よりだ。ていうか石川なんか試合に出てないんだもん。これでやっとクラブにフルメンバーが揃う。
●さて、ブンデスリーガ第2節。我がグラードバッハは新築のシュタディオン・アム・ボルッシア・パークにBVBを迎えてのこけら落としだった訳だが、残念ながら2-3で記念すべき試合を落としてしまった。それも2回リードしながらその度に追いつかれ逆転されるという悔しい試合だったようだ。これでグラードバッハは開幕から1敗1分で勝ち点1。この週末はDFBポカールが行われるので次節は28日になる。
●ところでオリンピックへの召集にドクターストップのかかった高原はHSVの試合に出ているがいいのか。
●で、FC東京。ブンデスリーガを見るためにスカパーに入ったおかげで、FCの試合ももれなく見られるようになった。セカンドステージの開幕戦、FCは大阪でセレッソと対戦、3-4で負けた。この試合もグラードバッハ同様、3回リードしながら追いつかれ、最後には逆転を許すという荒っぽい試合だった。それなりに得点も入っている訳だが、どうもバタバタしている印象は拭えなかったな。
●18日には親善試合の日本×アルゼンチン。同じ日にオーストリア×ドイツというのもある。ドイツ代表はクリンスマン監督の下で臨む初めての試合になる。メンバーは先週の木曜日に既に発表されているが、新しく代表入りしたのはファーレンホーストだけで、変化は段階的なものになりそう。
■2004年8月8日(日) 【アジアカップ 日本×中国、FC東京×ASローマ、ブンデスリーガ開幕】
●優勝した。まあ、やる前から勝つんだろうと思ってはいたけど。ひとつひとつの局面で何をすべきかということがきちんと全員で共有できていたというのが勝因じゃないかと思う。モチベーションが高く自分たちは勝つのだという自信と確信があった。中田、小野、稲本、高原、久保、柳沢、坪井らを欠いても、メンバーが固定され、こうやってチームとしての有機的なまとまりがあればそれなりの戦いができるのだということだろう。
●MVPになったのは中村だったし、それもまあ順当ではあるかもしれないが(何しろ得点のほとんどはセットプレーからだったからな)、僕としては中沢を推したかったね。あと、まあ、川口もな。鈴木、玉田もよくがんばったんじゃないか。鈴木はやっぱり好きになれないけどさ。だいたいあの顔だと本当にファウルされてもダイブみたいに見えるじゃないか。
●それにしても決勝戦の2点目は確かにハンドに見えたな。まあ、審判が得点だと言ってるんだから得点なんだけど。そういう意味では玉田が3点目を取ってくれてよかったと。「1点目は、本当は中国に与えられるべきFKで、2点目はハンドの疑いがある。そして3点目は孫継海(スン・ジーハイ)が倒されていたのにファウルが認められず、日本にボールがいって得点を決められてしまった」と中国のハーン監督は言っていたらしい。まあ、ものは言いようである。
●中国の観客の反応についてはもう僕が特別に書くこともないだろう。観客の大半はどう見ても戦後の生まれだろうから、戦時中の体験というより、要は日本憎しという教育が非常によく行き届いてるということ。中国政府が反日感情を内政上も外交上も、国民の不満を反らして結束を図ったり、日本から援助や譲歩を引き出したりするためのカードとして、戦後60年も経つ今日まで精一杯有効利用してきたことの当然の帰結なのではないかと思う。
●まあ、大事なことはおかげで日本代表の結束が固まりモチベーションが上がったということ。こういう極端なアウェイ環境で戦い、勝ったということは、大きな経験になって行くと思う。
●さて、今日は味スタでFC東京×ASローマを見てきた。結果はスコアレスドローだったが、試合は終始FCが支配し、決定的なチャンスも何度かあった。ただことごとくバーやポストに嫌われ、ローマの必死の守りもあって結局ゴールを割ることはできなかった。ローマはトッティ、トンマージ、カッサーノという主力を欠いた上、アメリカ・ツアー(ロックスターみたいだよな)の疲れやシーズン前の調整段階ということもあってか動きに精彩がなく、守備は固いもののカウンターに迫力とか華が全然なかった。
●一方FCはオリンピック代表の4人プラスA代表の加地を欠いたものの、Jリーグセカンドステージ(早く単純に「シーズン後半」と呼ばせてくれ)の開幕を来週に控え、馬場を初めとする若手やルーカス、ケリーの動きがよく再三ローマのゴールに迫った。右サイドバックを任された前田もよかったと思う。代表から戻って強行出場した(とはいえ代表では試合に出てない訳だが)土肥もよく働いた。
●それにしてもローマのユニフォームを着て応援に来る日本人があんなにいるというのは新鮮な驚きである。王子様が来日せず彼らには可哀想だったが、まあ、一部に昇格して数年しか経たない極東の(しかも主力の多くがオリンピックで抜けている)クラブに、あの内容で負けなかったことを慰めにしてもらうしかないな。まあ、僕だってグラードバッハが日本ツアーに来たら応援するけどさ。
●大笑いだったのはFC東京のゴール裏にずらりと並んだカメラマンの列。要はローマのだれかがゴールを決めるシーンを撮りたかったのだろうが(その証拠に後半はちゃんと反対側のゴール裏に移動していた)、スタッツによればローマのシュートは4本、これに対してFCのシュートは17本であり、並ぶサイドを間違えたね、君たち、という感じだった(まあ、仮にルーカスのゴールを撮ってもイタリアには配信できないんだろうが)。さすがに前半FCのゴール裏にあったテレビカメラのクレーンはハーフタイムにも移動しなかったようだ。
●忘れちゃいけないのがブンデスリーガの開幕。グラードバッハの試合が今夜なのであんまり真面目に見てないんだけど、昨夜は久しぶりにウェブラジオの中継も聴いた。ブレーメンは金曜日に開幕戦を行いシャルケに1-0。シャルケに移籍したアイルトン、その後釜としてブレーメンに入ったクローゼともに得点はなかったようだ。ギリシャのハリステアスはユーロ2004での活躍にも関わらず先発させてもらえなかったようだ。
●土曜日の試合ではバイエルンがHSVに2-0でアウェイながら完勝。ダイスラーが復調しているようでそれだけが喜ばしい。高原は残り10分での交替出場だが当然ゴールはなかった。ヤンカーを獲得したラウテルンは昇格したばかりのニュルンベルグに1-3で完敗。今季こそ確実に降格して欲しいものだ。BVBはヴォルフスブルグ相手に先制しながらブルダリッチ一人に2点決められ逆転負け。レバークーゼンはハノーファーと戦いロスタイムに逆転勝ちした。
●我がグラードバッハはビーレフェルドと対戦する。ビーレフェルドといえばマンハイムを1部昇格直前まで導いた伝説の名将ウヴェ・ラポルダーが率いており僕としては肩入れしたいが、グラードバッハと当たるんじゃ仕方ない。さすがに日曜日の深夜にティッカーだけで観戦するのはつらいので、明日の朝、結果を見るのを楽しみにして寝ることにしよう。
●ところでブンデスリーガの放送権がWOWOWからスカパーに移ったのは既報だが、これに合わせてうちでも今日、スカパーの導入、WOWOWの解約を実行した。近所の山田電機でスカパーのチューナーとアンテナを買い、ベランダにアンテナを取り付けてチューナーに接続し、仮登録した。なかなか仮登録が認識されずに焦ったが、さっき見たらようやく無事に開通したようだ。僕としてはブンデスリーガとJリーグさえ見られればそれでいいので、Jスポーツ1+2+3をサブスクライブしようと思っているが、まあ、最終的には2週間のお試し期間でいろいろ見てから決めることにしよう。
●今節のHSV×バイエルンは見逃したが、Jスポーツでは8月中は毎節1試合生中継、9月以降は毎節2試合以上放送、ということらしい。
●WOWOWの方は今月限りで解約することにした。電話に出たお姉さんは11月まで見てくれたら映画の招待券をくれるとか、リーガエスパニョーラはいかがですかとか、慰留に努めてくれたが、見たくない映画の招待券はもらっても仕方ないし(それより9月分を返金してもらって見たい映画を見た方がいい)、リーガエスパニョーラにはグラードバッハはないし。一部の人が言うほど番組編成に恨みはなかったが(HSVの試合を毎節完全中継してくれたおかげでグラードバッハの試合が確実に2試合は見られた)。
■2004年8月5日(木) 【アジアカップ 日本×バーレーン】
●いやあ、すごいわ。大したもんだと思った。何がって、まずヨルダン戦ね。レギュラータイムや延長戦はこの際どうでもいい、とにかくPKに尽きる。最初に二人外した後のあの集中力、勝利への執念。中田も小野も稲本もいない、久保も高原もいない日本代表があれだけの強い意志をもって勝利を引き寄せられるということに正直感動した。川口もすごかったけど、オレたちがここで負けるはずがない、勝つしかないという確信を淡々と結果に転化できるところに我々の代表の精神的な成長を見たね。
●そしてバーレーン戦。僕は後半から見たので遠藤の退場は知らないんだけど、この試合も何点取られたってそれより一点多く取ればいいんだろという意志とか確信の勝利だったと思う。特に終了間際に中沢のゴールで追いついたときは、すごいとか何とかいうより、初めからこうなることに決まっていたことがその通り実行されたという圧倒的な安心感、納得感があった。延長で勝ち越したときも、ほら、やっぱりこうなるだろ、というような感じだったし。
●ところである新聞にはバーレーン戦の勝利の後で、「ジーコ監督就任後の日本代表の成績は19勝7敗8分けになった」と書かれていたが、これは日本サッカー協会の公式な記録なのか。PKで準決勝進出を決めたヨルダン戦を「勝ち」でカウントしてないか、これ。あれは記録上は「引き分け」じゃないのか、普通。
●あと、中国の田舎者どもの下劣な態度は何とかならないのか。「孔局長(中国外務省)は同時に『日本のメディアが一部の人の行為を大げさに報じ、政治問題化させているのは遺憾だ』とも述べた」と。ダメだ、こりゃ。
●ブンデスリーガはこの週末、ていうか明日から開幕。Jスポーツでの放映が決まったようで嬉しい。電気屋に行ってアンテナ買ってスカパーの契約しないと。でもなあ、週に1試合の放送だったら敢えて加入するまでもないかなあ。いずれにしてもWOWOWは解約することにしよう、当然。これまで世話になったが。我がグラードバッハは日曜日にビーレフェルドで初戦。