■2004年2月29日(日) もうあかん
●ブンデスリーガ第21節は実に面白くない結果になってしまった。我がグラードバッハはアウェイでフランクフルトと対戦、16分にスケラのFKで先制を許すと17分にはシュティールのパスがアマナティディスの足許に転がってそのまま決められ、あっという間に0-2となってしまった。後半に入っても55分にCKからシュアが頭で決めて0-3、74分にはカーネルのセンタリングからファン・レントがヘディングでたたき込み1点を返したものの既に遅く、1-3で痛い敗戦を喫した。
●ファッハ監督談話。「我々は25分で試合を投げ出してしまった。説明のつかないポカをふたつもやってしまって、その後もう一度調子を取り戻すのは難しかった。こんな個人ミスを克服できないようであれば1部に残留することは大変困難だと言うしかない」。
●その他の試合。ブレーメンがBVBに2-0と完勝、首位固めをする一方で、バイエルンも2-0とヴォルフスブルグに勝ち、勝ち点差7でかろうじてブレーメンを追走している。VfBはシャルケと、ボッフムはロストックと、それぞれホームでスコアレスに終わった。レバークーゼンはHSVに1-3で負け順位を下げた。
●あんまり言うことないです…。
■2004年2月22日(日) 引き分けじゃ足りない
●ブンデスリーガ第21節、グラードバッハはホームにフライブルグを迎えたが、結果は2-2の引き分け。アウェイで極端に弱いフライブルグ相手なんだから勝ち点3がどうしても欲しい試合だったけど勝ちきれなかった。グラードバッハはボールを支配しシュート数でもフライブルグを圧倒したが引いて守るフライブルグを崩しきれず、逆にカウンターから19分に失点、50分にも追加点を許し苦しい展開となった。
●しかしここでファン・レントに替えて投入したマリッチが敵ペナルティ・エリア内でファウルを誘いPKを獲得、これを自ら決めて1点を返す(57分)と、その1分後、ウリッヒからのパスを受けたコルカが15メートルのミドル・シュートを決めて同点に(58分)。その後もグラードバッハは勝ち越しを狙って攻撃を続けたが、フライブルグの堅守に阻まれ結局そのまま試合終了となった。
●星勘定的にもここで勝っておかないと苦しい試合だった。次はアウェイだが、相手はフランクフルトであり何とか勝たないとまた降格圏に逆戻り。頼むで、ほんま。ただこの日の試合では明るいニュースもあった。ケガで長い間戦列を離れていたハウスヴァイラーの復帰だ。試合前、ファッハ監督は「ベンチ入りメンバーにはびっくりするよ」と予告していたが、それがハウスヴァイラーだった。50分にマリッチとともにピッチに入り悪くない動きを見せたようだ。
●ファッハ監督談話。「我々は90分間すべてを出し切ったしチャンスを作ることもできた。ただ試合の流れはアンラッキーというだけでは足りないくらいだった。0-2から追いついたことは我々のモラルを示しているとは思うが。今日は私のチームを責めるべき点はあまりない。ただ、結果だけがついてこなかった」
●その他の試合、バイエルン×HSVはガラガラのオリンピア(それでも36000人入ってたらしいが)で終盤まで0-0のだるい試合だったが、最後にデミチェリスのゴールでバイエルンが勝ってしまった。そんな力があるならチャンピオンズ・リーグに残しておけばいいのにね。この試合、カーンが背中に問題ありということで欠場し、GKは19歳のレンジングだった。高原は先発出場しそれなりの働きをしたけどゴールはなく69分にロメオと交替で退いた。
●首位ブレーメンはアウェイでシャルケとスコアレス。VfBとレバークーゼンはともに痛い負けを喫し、バイエルンがかろうじてマイスターに望みをつなぐ結果となった。VfBはブンデスリーガここ8試合で1勝4敗3分と調子を落としている。レバークーゼンも同じくブンデスリーガ8試合で1勝3敗4分。これに対して好調なのがボッフムで、ついにレバークーゼンと勝ち点で並んでしまった。既に以前から隣町のBVBより上でUEFAカップ出場圏内にとどまっている。ボッフムねえ…。パッとしないけどなあ…。
●昨日はU23の日本×韓国があったが見逃してしまった。だってあんな時間にやってるんだもん。夜ゆっくり見ようと思ってたら昼間に終わっちゃってんじゃん。ムカつく。今日は横浜が高麗人参とよく分からない試合をしているが何なんだ、これは。高麗人参のユニフォーム着てるアデマールってVfBにいたあのアデマールかな。
■2004年2月18日(水) 日本×オマーン
●さて、皆さんご覧の通り日本がロスタイムに久保のゴールでオマーンに辛勝した。ホームで圧倒的に攻めながらも決め手を欠き、逆にオマーンの素早いカウンターに何度かヒヤッとさせられるしんどい試合だったが、最後に帳尻を合わせたところがエラい。何というか、世の中には「最後に帳尻を合わせる能力」とでも呼ぶべきものがあって、いい内容で惜敗するのと内容はダメダメでも最後に帳尻を合わせて勝ちを拾うのとでは明らかに後者がエラいのだ。
●試合後のナカタのインタビューもよかった。「勝利という結果を出せて何よりよかった」というのは結局そういうことだ。それにしても「後半何を考えてプレーしていましたか」と訊いたアナウンサー、90分試合を見て質問を組み立てる時間も腐るほどあったはずなのにくだらん質問してるんじゃない。苦笑しながらも「勝利です」と言い切ったナカタは人間的に成長したと思う。そういうダメなプレスにもきちんと自分の考えを正面から説明しようとするところが。
●実況のアナウンサーにも文句はいろいろあるが、民放のアナウンサーとしてはマシな部類だったと思う。ただ、中村のPKをオマーンのGKがセーブしたところでは、「俊輔が外した」というより「GKのファイン・セーブだった」と言うべきだろう。中村のPKはきちんと強く枠に飛んでたんだから。あと、「初戦は苦しい」を連発してたがそれは相手だって同じだろうと思った。その苦しさに勝った方が試合にも勝つのだと言うべきで、つながらないパスや競り合いの弱さをそんなふうにごまかすのは正しくないと思う。
●余談だけど、「ドーハの悲劇」っていう言い方も僕は気に入らない。「悲劇」というと何だか人の力の及ばないところで運命になすすべもなく流されるようなイメージを持ってしまうが、あれはただの「負け」だろ。CKからの失点は神の御業ではなく自分たちの責任に他ならない。もちろんその結果は悲劇的だったがあの試合自体は「悲劇」なんかではなく一つの「敗戦」でしかないと僕は思う。
●もひとつおまけだが、高原の所属クラブを「ハンブルガー」と呼ぶのはやめて欲しい。「Hamburger」というのは街の名前「Hamburg」が形容詞化したもので、後ろに「SV=Sportverein」がついていればこその形だ。「ハンブルガー」まで言うのなら「SV」をつけるべきだし、つけないのなら「ハンブルグ」と言うのが筋だと思うが。その方が字数も少ないし。「HSV=ハー・エス・ファウ」でどうだ。
●さて、ドイツ代表は今夜クロアチア代表とフレンドリーを戦う。召集されたメンバーからレーマーとバラックが辞退したが追加召集はなし。クラニーとボビッチの2トップで戦うようだ。トップ下はハマンだそうで。一方のクロアチアはクラスニッチ、シムニッチ、コバチ兄弟、ツィフコビッチ、バビッチと先発の過半数がブンデスリーガ所属でなんというかこれならドイツでやればいいのにと思った。
●ついでといっては何だがブンデスリーガ第20節、日曜日の試合は首位のブレーメンがロスタイムにPKで勝ち、2位バイエルンとの勝ち点差を9と広げて独走態勢に入った。あとはレバークーゼンとVfBにがんばってもらって、バイエルンにUEFAカップ出場をプレゼントしようではないか。ブレーメンが勝ったおかげでグラードバッハは14位にとどまった。
■2004年2月15日(日) うむむ…
●第20節、グラードバッハは敵地でVfBと対戦した。この試合、グラードバッハはこれまでの4-4-2から3-5-2へシステムの変更を行っている。3バックはシュトラッサー、アサニン、そしてレアル・マドリッドから獲得したルベン・ゴンザレスの3人、カーネルを左、コーツィニーツを右のウィングにし、ボランチがゲーデとウリッヒ、トップ下にU21代表のブロイヒ、2トップがファン・レントとスヴェルコスという布陣で、3バックの安定感が未知数ではあるがそれなりに納得感はあるように思う。
●しかし試合はいきなりVfBの攻勢で始まった。開始早々の5分、ヘルトのCKからサビッチがルベンのマークを外してヘディングで先制。3バックにしたことによるDFの混乱はその後もしばらく続いた様子で、前半はVfBの攻撃をしのぎながら何とか0-1のまま終えた。34分にはツィフコビッチがファウルを取られたことに対し審判を侮辱してレッドカードをもらいグラードバッハは数的優位に立ったが、43分にはゲーデがこの日2枚目のファウルでやはり退場となり、結局10人対10人で後半を戦うことになった。
●後半になってグラードバッハは得点を狙いに行くもののパスミスも多く試合は締まりを欠いたまま終盤へ。敗色濃厚だった84分、ブロイヒがペナルティ・エリア前から出したスルー・パスにスヴェルコスが反応、1度目のシュートはヒルデブランドに弾かれたがこぼれ球を再び押しこんで同点とした。その後終了間際にはカウンターをしかけ右サイドのコーツィニーツからフリーだったデモにボールが渡り決定的な状況となったがデモがこれを外し勝ち越しはならなかった。残念。
●この日の試合、ブンデスリーガのサイトでウェブ・ラジオ中継があったので夜中まで聴いてたけど、どうもアナウンサーがグラードバッハびいきだったような印象を受けたな。後半戦が始まっていきなり2連敗しているグラードバッハとしては勝ち点1で満足できる状況ではないが、アウェイで、しかもWOWOW一押しのVfB相手に追いついて引き分けはよしとする他ないだろう。順位は暫定14位だが日曜日のブレーメン×ラウテルンの結果次第では15位に落ちる可能性もあり、その場合降格圏との勝ち点差はわずか1。次節フライブルグ戦は何としても勝つしかない。
●ファッハ監督談話。「もし試合が始まる前にだれかが君たちは勝ち点1を持って帰ることになるよと親切に教えてくれたなら、優勝候補相手ということで私は満足したことだろう。試合の始まりは意図していたのと違ったし、すぐに失点を許すことになってしまった。その後は落ち着いていい試合ができたと思うが、終了間際に3人がかりで1人のDF相手にカウンターをしかけておきながらうまく行かなかったことは大きな問題だ。本当なら勝ちを拾って帰路につけたはずだったと思う」
●その他の試合。まずボッフムが1-0でバイエルンを下した。8分にマトセンがあげた得点を守りきっての勝利。バイエルンはバラックを欠いたとはいえ後半戦始まってからポカールも含めれば1勝2敗1分と大健闘であり、この調子を落とさないようにお願いしたい。レバークーゼンはハノーファー相手にアウェイで0-2から追いついて引き分け。ヘルタはフライブルグに3-2で辛勝し2連勝で順位を暫定ながら降格圏外の15位に上げた。HSVは2-0でヴォルフスブルグに勝った。高原はロメオとの2トップで先発したがゴールのないまま67分に退いた。
●首位のブレーメンは先にも書いたように日曜日の試合。バイエルン、レバークーゼン、VfBが軒並み足踏みしている状況でブレーメンが勝てば2位バイエルンとの勝ち点差は9に広がることになる。ここは何としてもがんばってバイエルンやVfBを突き放してもらいたい。それじゃブンデスリーガが面白くなくなるという声もあろうがそんなことはない。バイエルンが優勝できなければそれだけでブンデスリーガは十分面白いのだ。少なくともバイエルン・ファン以外のドイツ人はみんなそう思ってる。
●ドイツ代表は18日にクロアチアで親善試合を行うことになっている。代表のメンバーはいつもの人たちの他に、VfBのラームが初めてノミネートされている。6月のEMに向けて、このあと、ベルギー、ルーマニア、マルタ、スイス、ハンガリーとの親善試合が予定されているようだ。12月にはアジア遠征で日本、韓国、タイとの対戦もスケジュールに入っている。ドイツ×日本の代表試合はこれまで一度もなかったとか。
●日本代表は木曜日にイラク代表と対戦し2-0で勝ったものの、今ひとつ連携のうまく行かないもどかしい試合だったと思う。18日にはワールドカップ予選でオマーンと対戦するらしいけど、格下相手とはいえとにかくトップでリーグ突破が必須なので実際にはそれほど余裕はないと思う。代表合宿には石川が外れたものの土肥、茂庭、加地の3人がFCから召集されている。
■2004年2月8日(金) ああ…
●ブンデスリーガ第19節、我がグラードバッハはホームで首位ブレーメンと対戦したが1-2と惜敗した。前半は両チームとも決め手を欠き0-0で折り返したが、後半開始早々の51分、ボルッシアがコーツィニーツの右からのセンタリングにスヴェルコスが頭でゴール右隅に決めて先制。しかしその3分後にはシュトラッサーがクリアし損なったボールをクラスニッチが押し込みたちまち同点となった。
●その後62分にブレーメンはこの日先発を外れていたアイルトンを投入、グラードバッハもコルカに代えてファン・ホウトを前線に送りこむが双方とも得点できず。72分にはクルスタイッチがスヴェルコスの頭を小突いたということでこの試合2枚目のイエローカードを受け退場、グラードバッハはヴォルフスブルグから移籍したばかりのマリッチを投入したものの数的優位を生かしきれなかった。
●このまま引き分けかと思われた90分、アイルトンのコーナーを受けたクラスニッチの至近距離からのシュートをシュティールがパンチングしたもののこれが不幸にもバウマンの正面にこぼれ、そのまま押しこまれて1-2、グラードバッハはホームで痛い星を落とすこととなった。ブレーメンはポカールでもロスタイムに逆転して準決勝にコマを進めており、この日も退場者を出しながら最後まで勝ちに行く姿勢はさすが首位ということだろうな。
●それに比べてグラードバッハはやはり攻撃がちぐはぐ。ファッハ監督談話。「我々は最初の10分間悪くない滑り出しを見せたが、その後はブレーメンが首位に立っている理由を目の当たりにすることになった。彼らはサッカー的にもテクニック的にもより手堅く、運動量もより豊富だった。それに対して我々は非常に神経質であり失敗を恐れすぎた。後半については我々の選手たちを責めることはできない。彼らはしっかり戦ったしできることはすべてやったからだ。セットプレーからの失点はいつもあり得ることだ」。
●だからポカールなんかでがんばってる場合じゃないって言ってるのに…。
●ヤラ監督の就任初仕事となったラウテルン×ケルンは残念ながらラウテルンが1-0で勝った。上位ではレバークーゼンがホームでフランクフルトに1-2で敗れ、首位ブレーメンとの勝ち点差が10と開いてしまった。BVBはアウェイでヴォルフスブルグに勝ったものの依然として6位に「低迷」。まあ、ボッフムより下というのは屈辱的だろう。ザマー監督更迭論もちらほら聞こえ始めているようだがケガ人の多さにはちょっと同情すべき点もある。もう少し任せてみるべきではと思うけど。
●高原は先発かと思われていたが実際にはロメオが先発し、高原は後半からの出場となった。得点はなかった。チームは1-1でボッフムと引き分けた。
●今日はVfBがヘルタと、バイエルンがハノーファーと対戦するが、ブレーメンの首位は動かない。ヘルタはともかくとしてハノーファーの健闘を期待したい。何と言ってもバイエルンは第18節フランクフルトと引き分け、DFBポカールではアーヘンに足許をすくわれるなど後半戦は上々の滑り出しを見せている。是非この勢いでしっかりやって欲しいものだ。
●昨日はWOWOWのHSV×ボッフム、録画し忘れた…。
●日本×マレーシア、引いて守る格下相手にどう戦うかというテストだったようだが、結局FWはだれも得点できないままだった。4-0と一応のカッコだけはつけたものの、後半は1点を上げただけで選手を入れ替えてからは得点なし。ヨーロッパがリーグ戦の真っ最中なのでJリーグ所属の選手だけで戦ったという点を割り引いても、こんなもんなのかなあ、というあんまり面白くない試合だった。あの選手交代は後半最初からやるべきじゃなかったのかな。ま、土肥、加地、茂庭、石川が代表でやってるのを見るのは楽しかったけど。
●それに比べると今日の日本×イランのU-23の方が数倍面白かった。やや単調な感はあったものの、前へ、というモチベーションの高さは伝わってきたし、相手ともレベルが拮抗してて試合に緊張感があった。平山君は大したものだと思うけど、足許の競り合いは今ひとつのように見えたな。でも終了間際のシュートは見事だった。あれをリプレイしないテレビ朝日って。今野はFCではどのポジションに入れるんだろう。
■2004年2月4日(水) DFBポカール
●DFBポカールは火曜日に準々決勝のうち3試合が行われ、我がグラードバッハはPK戦の末MSVデュイスブルグに辛勝した。ヴォルフスブルグから移籍したばかりのマリッチが終了間際に同点ゴールを決めたそうだ。何というかリーグ戦でケルンに負けておいてポカールでそんなにがんばっても仕方ないという気もするが、まあ勝ったのは何にしても嬉しいことだ。他の2試合ではブレーメンと2部のリューベックが勝ち上がっており、今夜は残り1試合のアーヘン×バイエルンが行われる。どうせARD辺りで中継してるんだろう、ドイツでは。
●さて、グラードバッハのウィンターブレイク移籍情報を総括すると、結局入ってきたのがブロイヒ(ブルグハウゼン)、マリッチ(ヴォルフスブルグ)、ルベン・ゴンザレス(レアル・マドリッド)、出ていったのがファン・ホウト(デュイスブルグ)、アイドー(ニュルンベルグ)、フレドリクソン(フィンランドのどっか)、スコウボ(アルビオン)ということ。マリッチやゴンザレスの加入がいつ決まっていたのか全然知らなかったよ…。
●カイザースラウテルンとかいう聞いたこともない名前のクラブのゲレツ監督が更迭されて後任にこないだまでHSVの監督をしてたクルト・ヤラが就任したそうだ。だれがやっても一緒だと思うがまあ適当にやってもらうということで。まあ、ブンデスリーガの監督人事が狭いサークルの中で持ち回りみたいにクルクルとローテーションされているのは昔からのことだと思うが、ライセンスを持っている人しかできない上、シーズン途中からのリリーフということになればそれなりに経験と実績のある人に頼むことになるので必然的に適任者が限られるんだろうな、やっぱり。
●今日のNHK教育「テレビドイツ語会話」で90年WM当時のカイザーのことを堂々と「Trainer(監督)」と紹介していたがそれはウソだろう。カイザーはライセンス持ってないはずだぞ。
●今、DFBのサイトを見てきたら、12月16日に日本×ドイツの親善試合がブックされてた。JFAでも確認できるかな。
■2004年2月1日(日) 後半戦開幕
●いよいよブンデスリーガ後半戦が開幕した。まず特別に金曜日に行われた因縁のレヴィア・ダービー、BVB×シャルケは退場者2人を出す激しい試合となったがシャルケが終了間際にサンドの挙げた得点で1-0と勝利を収めた。BVBは2本のPKをロストに止められ後半戦黒星でのスタートとなった。
●土曜日開催は6試合。WOWOWで中継のあったVfB×ロストックはフレブとクラニーのゴールでVfBが2-0と快勝。ちょっと散漫になる時間帯もあったもののホームのVfBが終始試合を支配して順当な勝利だったが、それにしても後半戦開幕の中継がVfB×ロストックとは理解できん。どう考えてもレヴィア・ダービーをやるべきだろう。昨季マンハイムで活躍したプラスネッガーや、バーゼルからVfBに移籍したシュトレーラーが見られたのはよかったが。
●首位ブレーメンはアイルトンの2ゴールなどで4-0とヘルタに圧勝。ヘルタはマイヤー監督が初めて指揮を執ったが、「これじゃまるで練習なんか全然しなかったも同じだよ」とお怒りのご様子。アイルトンは18試合で18得点。バイエルンは最下位のフランクフルト相手に試合開始早々マカーイのゴールで先制したものの、前半終了間際にPKを取られ、1-1で引き分けた。
●さて、注目のケルン×グラードバッハはポドルスキーの得点で1-0とケルンが勝った。グラードバッハは後半戦の滑り出しを占う重要な一戦で、アウェイとはいえ勝てる相手だっただけにあっさり負けたのは残念だ。「我々はケルンのために自ら得点のお膳立てをしてやったばかりか、もうちょっとで2点めもアシストするところだった。一方で同点のチャンスもあったが、私としては我々の不注意さが腹立たしいし、そういう意味で負けて当たり前の試合だったと言うべきだろう」とグラードバッハのファッハ監督。
●話は変わるがJリーグの2004年シーズンの日程が発表された。我がFCはホームでアルビレックス新潟と開幕戦を戦う。あのバカバカしい2ステージ制(だからその「ステージ」ってのは何なんだよ)で戦われる最後のシーズンになる。気になる平日の夜開催は1試合だけだったのでまあよしとするか。
■2004年1月18日(金) あと2週間
●ブンデスリーガ・ファンの皆さん、お待たせ。後半戦開幕まであと2週間と迫ったのでこのコーナーも一応再開しておくことにしよう。文体もこれまでの「です・ます」調から「である」調に変えてグッと引き締まった感じで。
●さて、まずは我がグラードバッハの冬休み情報から。グラードバッハはこの冬休みの間に2部のブルグハウゼンからブロイヒを獲得した。ブロイヒは81年生まれの22歳、U21の代表歴のある選手。攻撃的MFでトップ下が得意らしい。グラードバッハではデモやウリッヒ辺りと重なるポジションかな。一方でFWのアイドーをニュルンベルグへ来季終了までレンタル。人事異動はこれだけ。
●マーベラで行っていたキャンプは充実感の中で打ち上げられた様子。GKのシュティールは「これまで30回くらい合宿したけど、今回のはその中でもベストのひとつ」とご満悦だ。中盤のポジション争いはクルーゲ、ウリッヒ、デモ、コルカが今のところレギュラー候補とか。ファン・レントは間もなくあと1年の契約延長にサインする見通しで、これにはクラブ側にさらに1年延長のオプションがあると報じられている。
●他クラブの情報では、代表FWクローゼが今季限りでラウテルンを去るつもりらしい。行き先はまだ決まっていないとのことだが、ドイツ内外のクラブから引き合いはあるだろう。あとはプライスとの兼ね合いかな。バイエルン以外ならどこに行ってもらってもいい。うちは要りません。
●BVBのロジツキーは、クラブが来季のチャンピオンズ・リーグ出場権を獲得できなかった場合には移籍を考えるとチェコの新聞に語ったとか。BVBは今季チャンピオンズ・リーグ予選に敗れ、UEFAカップでも早々に敗退したおかげで財政難が取り沙汰されており、シーズン終了まで選手の給与も2割カットされているらしい。ロジツキーはチェルシーから引き合いがあることも明らかにしているそうだ。
●ヘルタでは暫定監督だったアンドレアス・トムに代わって元グラードバッハ監督のハンス・マイヤーが後半戦から指揮をとることになった。マイヤーといえば僕がグラードバッハを応援し始めたときの監督で、2部からの昇格を成し遂げ、1部最初のシーズンでも12位と手堅く残留したが、昨季途中で成績不振の責任をとって辞職した。個人的には思い入れのある人物だけにグラードバッハと降格を、いや、残留を争うクラブの監督になってもらうのは複雑な気分。あまりがんばらないで欲しいと願う次第。
●高校サッカーで優勝した国見のエース平山君にドイツ留学の話があるとか。男前でないところが好感持てると思う。