logo ブンデスリーガ・トーク 2003年8月


■2003年8月30日(土) 花火

●味の素スタジアムでFC東京×横浜Fマリノスを観戦。今日はファイヤーワークスナイトということでハーフタイムに景気のいい打上花火がありました。かなり本格的なものでしたが、バックスタンドからはよく見えませんでした。残念。夏休み最後のゲームということもあってか35,000人を上回る入りで、座るところを探すのに苦労しました。
●試合の方は前半にFCが立て続けに3ゴールを決め一気にリード。前半終了間際に1点を失ったものの後半に追加点を上げ危なげなく勝ちきりました。まあ、前節2-0から名古屋に逆転されたことを思うとそれほど安心という訳でもなかったんだけど、今日はゴールを狙いに行く明確な意志が現れていてよかったです。3-0になったところで守りに入るのかさらに点を取りに行くのかちょっとはっきりしないところもあったけど、1点返されたことで後半は再び攻撃的に行く覚悟が固まったんじゃないかな。
●4点目以降はきちんと守りに入りながらもクリア一本槍ではなく攻撃で時間を使う組立ができており、左サイドの使い方が物足りなかったのを割引いてもしっかりやってたと思います。まあ横浜がメロメロだったのもあるけど、どちらかといえばFCをほめてやるべき試合でしょう。4本もゴールが決まると見ていても楽しかったです。お買い得な試合でした。
●石川が完全移籍したのも嬉しい。
●ブンデスリーガはこの週末はお休みで、DFBカップが行われています。来週はインターナショナルでEM予選、アイスランド戦(6日)とスコットランド戦(10日)があります。ブンデスリーガは13日が第5節です。我がマンハイムはDFBカップ、2部のウニオン・ベルリンと戦いましたが0-4で敗れました。
●シャルケをやめて浪人していたメラーがフランクフルトへ移籍するそうです。
●それにしてもマカーイを獲ってエルバーを放出したバイエルンってよく分かりませんね。功労者をそんな簡単に放り出していいもんなんでしょうか、ていうかそういうクラブなんですけどね、前から。チャンピオンズ・リーグでリヨンと当たるそうなので、ここはエルバーに意地を見せて欲しいです。それにしてもエルバー放出ってもったいないよなあ。何考えてるんだろ、まったく。

■2003年8月27日(水) カムバック、フォーセル

●図らずも今日の朝日新聞にチェルシーの大型補強についての記事が載っていましたが僕としても大変興味深く読みました。といっても急にプレミア好きになった訳ではなく、昨日グラードバッハの公式サイトで「フォーセルの獲得にすべてをなげうつ」という記事を読んだからです。
●「ミカエル・フォーセル・インタビュー」でも読めるとおり、フィンランド代表FWであるフォーセルはもともと半季限りの約束でチェルシーから借りた訳ですが、出場機会を求めるフォーセルとチェルシーとの間に合意が成立し、シーズンの終わりには結局チェルシーに戻ったのでした。しかし朝日の記事にもあるようにチェルシーは今季大補強を敢行、FWもムトゥだけでは足りずにクレスポまで獲得する勢いであり、フォーセルがチェルシーでレギュラーを取れるかどうかは極めて怪しい状況。このため我がグラードバッハとしてはいったんお返ししたフォーセル君に再度ラブコールを送っているという訳です。
●おそらくは移籍金の問題や何かいろいろあって簡単には運ばないと思いますが、できることならフォーセルには是非カムバックして欲しいですね。でもまあそうなると、ファン・レント、ファン・ホウト、コルカ、スコウボ、アイドー、スヴェルコス、そしてケテラーと数だけは揃えたFWが絶対ダブつきますね。ううん、いったいどうするんだろ。
●さて、話は変わってUIカップですが、シャルケは決勝でパッシングに勝ちUEFAカップへの出場権を手にしました。一方ヴォルフスブルグはペルージャに敗れ、UEFAカップへの出場はなりませんでした。UIカップって勝ち残れないと結局シーズン初めの大事な時期にムダに消耗するだけの大会になりますね。
●BVBはチャンピオンズリーグ予選の2ndレグを今日ブルージュと戦います。アウェイで1-2と負けているだけに厳しい戦いですが、まあ1-0でいい訳だしホームだし、ケガ人多いけどケールは出られるんだし、がんばって欲しいものです。
●マンハイムはオーバーリーガ・バーデン・ヴュルテンベルグで開幕5連勝。首位を守っています。この週末はDFBポカールです。昨季2部に所属していたおかげで出場権がある訳ですが、何とか意地を見せて欲しいです。相手はウニオン・ベルリン。
●そうそう、赤kickerが届きました。遅いっつの。7月10日に発送して今週着くとは、1ヶ月半もどこで何やってたんだ。

■2003年8月24日(日) ブンデスリーガ第4節

●なんぼアウェイやから言うて1-4はないやろ、1-4は。リーネン監督曰く、「フライブルグは最初の2つのチャンスで2得点を上げた。我々の首尾は話にならなかった。一方で我々は5つも1000%のチャンスがあったのに、それをまったく生かせないようでは、どうやったってブンデスリーガの試合に勝てる訳なんかないね」という訳で、たぶんメモをつけてたんでしょう。
●ケルン×BVBのビデオ、前半だけ見ましたが、ケルン、悪くないですね。ロトナーがんばってるし。シェアツ、シュプリンガーなどの顔が日本のテレビで見られるのは嬉しいです。結果としては1-0でケルンが勝つことになる訳ですが、BVBもロジツキー&コラー以外見るものはなくなってきてるような。アモローゾってもともと好きじゃないし。一番のアイドルはザマー監督かも。
●ところで、この試合のスタジアム、放送ではラインエナギーシュタディオンと紹介されていましたが、これってミュンガースドルフですか。ミュンガースドルフは2000/2001シーズンにシーズンチケット買って通ったんですが、その時は陸上トラックつきの多目的競技場でした。この日の放送ではゴール裏すぐにスタンドのあるサッカー専用スタジアムのようで。思い切って改装しちゃったんでしょうか。
●ケルンのユニフォームの胸のスポンサー、ポテトチップスを思い出しました。
●名前の読み方問題についてですが、まあ、外国語の名前を正確にカタカナに直すなんてことはもともとできないという前提で話をすれば、まずやめて欲しいのはレバークーゼンのPonte。何で素直に「ポンテ」と読んでやれないんでしょう。いくら母国語での読み方に近いのかもしれないけど、「ポンチ」はないだろう、「ポンチ」は。赤面しちゃいますね、何となく。以前にも書いたと思うけど。
●あと、ボッフムのWoszは「ヴォッシュ」でいいでしょ。「ヴォシュツ」なんてそんな発声できないよ、普通。今日違和感あったのはケルンのCichon。最初「シホン」と言われてだれのことか分かりませんでした。僕的には「ツィヒョン」と読みたいところ。
●さて、その他の試合。レバークーゼンはボッフムごときに0-1で負けました。レバークーゼンというのはダウム時代から大好きなチームなんですが、今年どうも入れこめないのはやっぱり監督がアウゲンターラーだからでしょうか。だってさ、そんな「バイエルン系」の監督で勝っても楽しくないでしょう。「バイバイ・バイエルン」と言い放ったトップメラーだからこそ応援してたのに。でも一度は優勝しなければならないチームだし、今季は一丁がんばろうじゃないですか。ライナー・カルムントの体重が致命的に増えすぎないうちに。
●ラウテルンはついに最下位。いやあ、具合悪いですねえ。去年は後半に予想外のがんばりで残留してしまったので、今年こそ間違いなくがんばらないで欲しいです。いやあ、こっちは4部なんだからさ。
●で、その我がマンハイムですが、オーバーリーガで開幕4連勝、首位に躍り出ました。さすがにこの辺になると情報もほとんど入ってこないんですが、幸い「Waldhof-Online」というオフィシャルより便利なサイトがあってその辺でウォッチしてます。ダントツの成績で3部昇格を果たそう。ていうかオーバーリーガで勝って喜んでる場合じゃないんだし。

■2003年8月20日(水) 日本×ナイジェリア

●前半30分くらいから見たけど、なかなかしっかりやってるように見えました。せっかくのフレンドリーなんだからもっといろんな選手を試せばいいのに。日本の3点目はオフサイドじゃなかったですか。敵のGKがペナルティ・エリア外でセーブに行ったにもかかわらずハンドの判定がありませんでしたが、まあ損得を言えばそれでチャラって感じですかね。それにしても何を考えてたんでしょうか、あのGK。
●ドイツで週末のリーグ戦に出て水曜日に日本で代表戦をやり、次の週末にはまたドイツで試合のある高原のハードスケジュールが話題になってましたが、まあ、強豪国になりたいと思ったらそんなことでいちいち泣きを入れていてはダメでしょう、やっぱり。ブラジル代表やアルゼンチン代表のことを考えてみれば日本なんてまだまだイージーな方でしょう。わざわざ最果ての東の国まで試合しに来てくれてるナイジェリア代表のスケジュールやコンディションに比べてもね。
●ところで代表監督を呼び捨てにしてなかったか、アナウンサー。あんた「加茂」とか「岡田」とかでも呼び捨てにするんか。あと、アフリカ系の国が相手だと必ず「身体能力」を云々するのも差別臭いな。例えばヨーロッパの国や南米の国を形容するのに「身体能力が高い」なんて言い方するか、普通。何か黒人を動物扱いしてないか。

■2003年8月19日(火) 3連勝

●何だか僕の知らないうちにブンデスリーガの第3節が行われていたようで。グラードバッハはホームでVfBに負けたようです。すみません、よく知りません。デモがPK失敗したそうです。だいたいマガトって嫌いなんだよな。グラードバッハはまだ中盤の布陣が固定していないようです。オジグヴェが思っていたように使えないみたいで。次節はフライブルグ戦です。アウェイですが勝ちたい。
●ここまで3試合を消化して順位表を見ると、ほぼ順当な並び方になっているんですが、その中で目立つのはHSVの出遅れですね。アウェイからのスタートとはいえ1分2敗。がんばってください。ラウテルンは罰則の勝ち点3マイナスもあり16位。がんばらなくていいのでその辺の順位でまったりやっててください。一回下に落ちた方が助走が長くなって優勝できるんじゃないですか。
●ところでさっきビデオでバイエルン×ボッフムというあまり興味のない試合を見てたんですが、1点目、イェレミースからピサーロへのパスってオフサイドにならないの?
●フランクフルトはこともあろうにあのデビッド・モンテロをサスペンドしました。理由は「スポーツマンシップに反する振る舞い」ということらしいですが何なんでしょう。使わないんなら頼むからどこか1部のクラブにトレードしてください。そうでないとマネージャーシュピールの選手がいきなり欠けちゃう…。
●さて、今、最も注目のチームはオーバーリーガ・バーデン・ヴュルテンベルグのSVWマンハイムでしょう。なにしろ開幕3連勝。来季のレギオナルリーガ昇格を目指してがんばって欲しいです。格が違うというところを見せてやってくれ。あんまり違わないという話もあるけど。
●水曜日にはドイツ×イタリアという代表親善試合があります。どっかで放送するのかな。まあ、バラックもダイスラーもいないけど。ハマンも。そういえばノボトニーってどうなったんだっけ。

■2003年8月10日(日) ブンデスリーガ2003/2004開幕

●南の島でゆっくりしている間にブンデスリーガが開幕してしまいました。我がグラードバッハは先週の第1節、地元ベケルベルグで1.FCケルンに勝ち、幸先のよいスタートを切りました。もっとも唯一の得点はケルンのシェアツが入れてくれた自殺点だったんですが。
●この試合、昨季とほとんど同じスタメンで移籍組ではオジグヴェとコルカだけが先発したようですが、オジグヴェはパッとしない動きで途中でウリッヒに代えられたようです。kickerの採点を見ても全体にパッとしない試合だったことがうかがわれます。まあ、地元開幕で勝ったということでよしとするんでしょうな。
●さて、旅行から帰ってきてまずFC東京×レアル・マドリッドのビデオを見たんですが、FC東京はなかなかモチベーションの高い、いい試合をしていたように思いました。マドリッドはまだシーズン前の調整段階で、しかもひどいコンディションの中の試合のせいもあってかコンビネーションとか結構ダメダメでしたが、一人一人の選手の能力は間違いなく高く、要はそれだけで勝ててしまうということですね。FC東京はいつになく少ないタッチで前につなぐ、ゴールを狙うという明確な意志がありました。レギュラーシーズンでもこういう感じでやって欲しいんですが。
●それにしてもジダン見たかった。フィーゴ見られてよかったけどベッカムはどうでもいい。
●HSV×ハノーファーも見ました。古巣に戻った問題児シマックがよかったです。高原も悪くなかった。ピーケンハーゲンはちょっとカンが悪くなかったかな、この試合。で、あとまだレヴィア・ダービーのビデオを見ないうちに第2節に突入してしまっている訳です。ああ、ビデオがたまる。Jリーグ・オールスターなんか見るんじゃなかった…。
●で、その第2節ですが、我がグラードバッハはアウェイでブレーメンと対戦、新米レフェリーの不可解なPKから一度は0-1とリードを許したものの、途中から投入したヨリス・ファン・ホウトのゴールで追いつき、1ポイントを持って帰りました。この試合、真ん中にスコウボ、左にコルカ、右にケテラーというスリートップで臨みましたが、先制されたところでリーネン監督はこの3人に加えファン・ホウト、ファン・レントという2人のFWを投入、いったいどういうフォーメーションで闘っていたのかもはや想像もつきませんが、この賭けが功を奏した訳ですね。
●リーネン監督コメント:このポイントは単に価値があるという以上のものだ。負けていたら非常に痛い試合だったからね。特に前半いくつかの願ってもないチャンスを逃していたので。あのPKは実際まったくの「無」から出てきたものだ。おかげで我々はとても不安定になってしまった。
●という訳で2試合を終わって1勝1分、勝ち点4の5位です。いやあ、UEFAカップですか。ははは。
●その他の試合、ケルンは先制したもののラウテルンに逆転され2連敗。尚、ラウテルンは今季ペナルティとして勝ち点3をあらかじめマイナスされています。ボッフム×HSVは1-1の引き分けでしたが、高原が先発してゴールを決めています。
●惜しかったのはハノーファーで、バイエルン相手に2-0と先制、バラックにゴールを許したものの、すぐに追加点を入れ3-1で前半を折り返し。後半に1点を返されながら何とか3-2で勝ち切るかと思ったロスタイム、ハーグリーヴスがFKを直接決めて結局3-3のドローに終わりました。それにしてもバイエルンってホントにイヤなヤツらですね。素直に負けてればいいのに。あ、そうそう、バイエルンって今季からセリエAに昇格してたんじゃなかったでしたっけ…。
●ところで今日「BUNDESLIGA TOTAL」と「BUNDESLIGA HIGHLIGHTS」という2枚のDVDがドイツから届きました。Amazon.deで7月中旬に注文したもの。8月4日付で「発送しました」というメールが来て1週間で到着。商品代金が24.12ユーロ、送料が18ユーロでした。「TOTAL」は昨シーズン306試合の全得点シーンを網羅した記録もの、「HIGHLIGHTS」は各節をコメント入りでダイジェストしたストーリーものなんですが、難点は日本の普通のDVDプレーヤーでは再生できないこと。パソコンでなら見られます。
●7月上旬にkicker onlineで注文した赤kickerはまだ届きません。冷やかしだと思って無視されてるのかもしれないのでトレースのメールを昨日出しておきました。



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