logo ブンデスリーガ・トーク 2001年8月


■2001年8月26日(日)

●DFBカップは引き続き何試合かが行われて僕もテレビでダイジェストを見たんですが、細かい結果は覚えてません。グラードバッハはマインツ・アマチュアと対戦、0-0のままPKとなり、GKシュティールのセーブのおかげでかろうじて2回戦に進みました。明日パダボーン×バイエルンが行われ、これはテレビで中継されるそうです。それなら昨日のドルトムントも中継して欲しかったと思う次第。
●これで後は9月1日のW杯予選ドイツ×イングランドを待つばかり。この代表チームは既にノミネートされてるんですが、ショルが辞退したということでちょっと心配ですね。ラメロウも出場停止だし。そういえばグラードバッハのファン・レントを代表にどうだという記事が先週の「kicker」に載っていて、フェラーさんは「引き続きウォッチして行く」とコメント。僕はファン・レントはオランダ人だとばかり思ってたのですがどうもドイツのパスポートも持っているらしい。ヨーロッパはわからん…。

■2001年8月25日(土)

●今週は帰りが遅くて全然テレビが見られなかったんですが、その間にまずCL予選でレバークーゼンとドルトムントがともにホームで勝ち、CL1次リーグへの参加を決めました。ドイツからは予選免除のバイエルン、シャルケを合わせて4チームの参加です。で、その組分け抽選も行われました。なんだかバイエルンは楽な組に入ったようですがまあいいでしょう。
●で、金曜日にはスーパーカップがモナコで行われたんですが、バイエルンは2-3でリバプールに負けてしまいました。バイエルンといえば今年はブンデスリーガ、DFBカップ、リーガカップ、CL、トヨタカップ、そしてこのスーパーカップを合わせて6冠を目標にしてたような気がするんですが(5冠だったっけ?7冠?)、早くもリーガポカールとスーパーカップを逃してしまいアンチ・バイエルンの皆さんは笑いが止まらない情況でしょう。今日の「Bild」では「エッフェがいないとタイトルを取れないバイエルン」とか書かれてましたよ。
●で、昨日からDFBカップの1回戦が行われているんですが、コットブスとロストックが負けてしまいました。それから1試合だけ夜に行われたヴォルフスブルグ・アマチュア×ドルトムントでドルトムントが負けるという波乱もあり、アンチ・バイエルンの中でもドルトムント・ファンだけは笑うに笑えない情況かも、というのは余計なお世話でしょうか。ちなみに我がマンハイムはKSCと対戦したんですが、5-2と圧勝しました。

■2001年8月20日(月)

●先週は試合の結果をだれも覚えていないという怪奇現象に悩まされたマンハイムですが、今日はやってくれました。ホームにデュイスブルグを迎えて3-1の快勝。僕が会社から帰ってきたら既に前半40分で2-1だったんですが、試合終了間際に追加点を入れて決めました。リトバルスキーさんには申し訳ないんですが、ともかくきちんと勝ててよかったと。試合運びも悪くなかったですが、ちょっと荒っぽいしカウンターにスピードがなかったですね。もうちょっとパス・コミュニケーションを精緻にやるべきではないかと。
●これでブンデスリーガはW杯予選ウィークに備えてしばらくお休みになります。再開は9月8日(2部は7日)。今週はドルトムントとレバークーゼンがそれぞれチャンピオンズ・リーグ予選を戦います。アウェイでドネツクに2-0で勝ったドルトムントはともかく、同じくアウェイでベオグラードと0-0で引き分けたレバークーゼンは勝つしかない試合です。がんばって下さい。
●で、この週末はDFBカップの1回戦です。我がマンハイムはカールスルーエにお邪魔することになっています。あと、バイエルンが金曜日にリバプールとスーパーカップを戦います。これはチャンピオンズ・リーグの覇者とUEFAカップの優勝チームがやる試合ですね。中立地ということでなぜかモナコで行われます。

■2001年8月19日(日)

●ブンデスリーガ第4節、今日は個人的に注目のケルン×グラードバッハがあり、新聞他では「ライン・ダービー」と銘打って前景気をあおっていたのですが、グラードバッハってライン川流れてないよな、とか、そういうことはまあどうでもいいとして。
●試合は後半開始早々にコルツィニーツがファン・レントからのパスを受けて右外の難しい角度からリーガ初得点。終了間際にはパスを受けて飛び出したファン・レントがGKと正面で1対1の情況から落ち着いて2点目を決め、グラードバッハが2-0でアウェイでの勝利をものにしました。これでグラードバッハは6位とUEFA圏内ですな、と思ったがよく考えたら今季からUEFAは5位までになったのであり、これではまだUI圏内ですか、という状態。ともかくファン・レントがアモローゾと並んで得点王ランキングの1位にいるのは見ているだけで含み笑いを禁じ得ない痛快な現象と申せましょう。
●あと、ベルリンのヘルタ×コットブスですが、ヘルタがマルセリーニョのシュートで先制したものの、コットブスが粘って3-2で逆転勝ちを収めてしまいました。コットブスは3位でありこれはチャンピオンズ・リーグ予選圏ですな。ひそかにコットブスには肩入れしているので、相手がグラードバッハとレバークーゼン(とドルトムントもかな)のとき以外はこの調子で是非ともがんばっていただきたいと思います。
●さて、先週は試合数だけ増えて勝ち点は増えないという超常現象に悩まされたマンハイムですが、今週は明日月曜日にホームでデュイスブルグと戦います。右外のシセをケガで欠く厳しいコンディションですが、ここはリトバルスキーさんには悪いが是非白星先行でお願いしたいところ。

■2001年8月18日(土)

●ブンデスリーガ第4節、新スタジアムのこけら落としとなったシャルケ×レバークーゼンは、3-3の引き分けに終わりました。シャルケが2点を先制したもののレバークーゼンが追いつき、シャルケが突き放したけどもう一度追いつかれるという展開であり、今季まだ勝ち星のないシャルケの皆さんとしては納得の行かない結果ではないかと思います。
●そういえば試合中に両方の選手が入り乱れるもみ合いがあったのですが、これにシャルケのマネージャーであるルディ・アサウアーさんが「君たち、こけら落としでもめごとは困るよ」みたいな感じでピッチに割って入ったときに葉巻をしっかり持っていたのが笑えましたね。もちろんアサウアーは退場になりました。
●マネージャーといえばレバークーゼンのライナー・カルムントさんは減量を始めたそうです。さすがに150kg近くなって問題を感じたとか。「Bild」紙が成り行きをフォローするそうです。
●他は大して面白いこともなかったですね。バイエルンは順当に勝ったし。明日のケルン×グラードバッハに期待しましょう。チケットはとっくに売り切れらしいです。そういえば、グラードバッハが公式サイトでファンに「この試合のチケットを買えるだけ買って下さい。最悪の場合は代金を補填します」と呼びかけたのが問題になっているとか。要は近いからみんなで押しかけようということなんでしょうが。
●首位は4連勝でこれまで失点なしのドルトムント。今日はアモローゾは得点なしでしたがロジツキー君がゴール。ドルトムントを追うカイザースラウテルンも4連勝してます。ところでジョルカエフはどうなったんだ。
●そういえば水曜日にハンガリー×ドイツの親善試合が行われたんですが、5-2でドイツが圧勝しました。今週は外食が多くて試合はビデオで見たんですが、親善試合らしくリラックスしたムードの中、若い選手を中心にのびのび走り回ってたという感じの試合でした。ケール、ベーメは使えると思います。メツェルダーは人材難でとりあえず使ってもらったものの、まだまだ代表レベルではないというのが率直な感想。それよりレバークーゼンのシュナイダーって一度使ってみる気はありませんか、フェラーさん。あとセベスケンももう一度呼んでいいんじゃないかな。
●ラメロウがノミネートされなかったのは、次のイングランド戦に出場できないため(前のアルバニア戦で理由のよく分からないレッドカードをもらった)、そのテストでもあるこの試合にノミネートする意味がなかったということのようですな。

■2001年8月12日(日)

●今日は予告通りベケルベルグにグラードバッハ×シャルケを見に行ってきました。先々週の開幕戦、対バイエルンに続きチケット売り切れの満員状態。試合は終始グラードバッハが優位で何度かゴールに迫るのですが、最後のところでポストをたたいたりレックにセーブされたりで1点を取ることができませんでした。結果はスコアレスドロー。勝っていてもおかしくない試合で、シャルケはむしろ1ポイントを持って帰れてラッキーというべきでしょう。
●グラードバッハでは僕がkickerのマネージャーゲームにノミネートしているエバール、ハウスヴァイラーがやはりよかったです。ファン・レントも動きはよかったんだけど、FWは点が入らないとどうしても評価が辛くなっちゃいますね。あとコルツィニーツもがんばってたと思う(時折ファン・ホウトと左右でポジション交換してた)。シャルケではザンド、ムペンザはまったくダメで、ベーメがいちばん印象に残りました。代表でがんばって欲しい。
●それにしてもグラードバッハのマイヤー監督、執拗に昨年のメンバーでスタメンを組んでいます。GKのシュティールを除いて開幕以来毎試合昨年のメンバーです。ミュンヒなんかついに監督とケンカしてベンチにも入れませんでした。いやあ、2部から上がったチームにしてはよくがんばってるよな。まあ、気心の知れたものどうし、呼吸は合っているのかもしれないけど。あ、ただ左サイドのオストホフだけは使わなくなったな、そういえば。
●え?何?マンハイム?何それ?
●15日はハンガリー代表と親善試合です。ショル、バラック、ノボトニーが辞退したそうです。予想布陣は

カーン
レーマー バウマン ケール ヴェアンス
アザモア リッケン ベーメ
ダイスラー
ヤンカー ノイヴィル

なんてところでどうでしょう。いや、ちょっと待て、何でラメロウがノミネートされてないんだ?
●あと、イェレミースっていったいいつ復帰できるんでしょうか。というか本当に復帰できるんでしょうか。バイエルンの選手の中では嫌いじゃない方なんですがね、ひそかに。あのマリリン・マンソンみたいな不吉な顔がいいじゃないですか。あと、ケルンのティム。マネージャーゲームにノミネートしてやってんだから早く出てきて働け。今日なんかうちのチーム8人しか先発で出てなかったぞ、まったく。

■2001年8月11日(土)

●ブンデスリーガ第3節、レバークーゼン×バイエルンは1-1の引き分けに終わりました。ノイヴィルのアシストからキルステンの流し込みで一度はレバークーゼンが1-0とリードしたのですが、残り10分でサニョールの縦パスをエルバーが頭で伸ばし結局ドロー。試合はどちらかといえばレバークーゼンが支配しており勝ってもおかしくなかったと思います。残念でした。
●一方アモローゾが出来過ぎのドルトムントですが、今日はそのアモローゾ、コラー、ロジツキー、そしてリッケンがゴールを決める「夢の競演」状態で4-0とヴォルフスブルグに完勝。しかしそれでも「ran」の「どうしてブンデスリーガで優勝するのが目標と言ってしまわないのですか」というインタビューに、ザマー監督は「他にもチャンピオンズリーグやポカールもあるしことはそんなに簡単じゃないんだ」と「一徹」なところを見せていたのでした。ははは。
●という訳で、明日はベケルベルグにグラードバッハ×シャルケを見に行く予定なんですが、この日曜日の夕方5時半からという中途半端なスケジューリングは何とかして欲しいですね、ほんと。
●ところで某掲示板で盛り上がっていた「バイエルン=巨人」説ですが、それはまったく正しいと思います。もちろんヨーロッパ全体で見ればブンデスリーガそのものがパ・リーグだというのはその通りですが、ドイツ国内に限って言えばバイエルンの立場は日本における巨人のそれと大変よく似ています。その類似点は、
1. 自分こそが球界の盟主だという強い自負があり、勝手にドイツを代表しているかのような雰囲気がある
2. 慎みのないフロントがいて(ウリ・ヘネス=ナベツネ)、言わなくていいような他チーム批判をしては顰蹙を買っている
3. さらに天真爛漫なヒーローがいて(皇帝=ナガシマ)、言わなくていいような自チームの賞賛をしてはやはり顰蹙を買っている
4. それだけは持って行かないで、と他チームが思うような選手を狙ったかのように引き抜いて行く
5. ファンも多いがファン以外はみんなアンチ・ファンである
というようなところでしょうか。そういえばトップメラーも、「ひとつ明らかなのは、人はバイエルンを嫌っているか、そうでなければ愛しているかのどちらかしかないということだ」と言っていました。他チームのファンはほぼ間違いなくみんなアンチ・バイエルンであり、よそのチームがバイエルンと対戦するとほとんどは相手チームの方を応援します。スタジアムの途中経過でバイエルンが負けていることが伝わると満場の拍手が起きます。いい悪いに関係なく、バイエルンというのはそういう宿命を背負ったチームのようですね。まあ、それだけ存在感があるということですよ、ははは。

■2001年8月6日(月)

●今シーズンも2部では注目のカードを月曜日の夜に行いDSFが生中継するというテレビ派には嬉しいがシーズン・チケットを持つ者には勘弁して欲しいスケジュールなんですが、今日はマンハイム×フランクフルトがその生中継でした。試合はスコアレスドロー。押したり引いたりのしんどい試合でしたが、結局どちらも決定力に欠けたという感じ。降格組のフランクフルト相手に引き分けは悪くないとはいうものの、ホームで勝てなかったのは痛いところ。
●明日はドルトムント、水曜日にはレバークーゼンがチャンピオンズ・リーグの予選を戦います。
●ディ・サルボはロストックに移籍した模様。1860のバイエルレもロストックに。

■2001年8月5日(日)

●首位攻防の一戦として注目されたラウテルン×グラードバッハは、グラードバッハが後半ファン・レントの2ゴールで2-0とリードし、これは、と思わせたのも束の間、1点を返されて2-1で迎えた終了間際にPKを取られて同点、さらにはロス・タイムにコレルのクリア・ボールが敵FWの足許に飛んでボレーを許し、信じがたい展開で引き分けも逃してしまいました。というよりまあさすがに1部は甘くなかったというか落ち着くべきところに落ち着いたというか。
●あと、ニュルンベルグ×フライブルグはニュルンベルグが2-0と完勝。フライブルグにはもうちょっと期待してたんですがまったく生彩を欠きました。2部のマインツ×ハッヒングは昨季ギリギリで3部降格を免れたマインツが1部から降格してきたハッヒングにやはり2-0で完勝。これで今日の分の予想はすべてはずれてしまい、サッカーくじは結局配当なしになりました。残念。
●そういえばバイエルンがディ・サルボを放出したようですが行き先はどこ?

■2001年8月4日(土)

●ブンデスリーガ第2節、今日は注目のバイエルン×シャルケが行われましたが試合はバイエルンがあっさり3-0で勝ってしまいました。ピサーロが初得点。あっけないほど一方的な展開でした。会社で事前にリサーチしたら大方のドイツ人は引き分けかシャルケの勝ちを予想してたんですが、まあ、それは公平な予想というよりどちらかというと希望とか願望とかいった類のものであり、皆さんよほどバイエルンが嫌いなんですねという感じがしたものでした。
●もう一つの注目カード、ヘルタ・ベルリン×ドルトムントは前半ヘルタが押し気味に試合を進めたものの得点できず、後半に入ってアモローゾの今季3点目になるゴール、終盤にはステビッチの駄目押しもあって終わってみればドルトムントの快勝でした。その他にはレバークーゼンがロストックで3-0の勝利。バステューク、セベスケンという移籍組が得点を上げました。
●考えてみればノボトニー、ラメロウ、バラック、ノイヴィルという代表組に加え、バステューク、セベスケン、GKのブットという強力な補強を行い、ゼ・ロベルトもいてルシオもいるレバークーゼンは陣容としては悪くないと思うんですが、今季の下馬評は芳しくないですね。なぜかな。監督もフォクツからトップメラーに替わって昨季後半よりはよっぽど希望が持てると思うんですが。でもまあやるなら今年でしょうね。このメンバーがいつまで続くかは分からないですからね。あと、このレベルに続く控えの層が薄いのは否定できないところ。
●ところで今週のサッカーくじ、これまでのところ11試合のうち8試合を終了して6試合的中してるんですよ。明日の3試合をすべて当てると配当があるんですが、ニュルンベルグ×フライブルグ、ラウテルン×グラードバッハ、そして2部のマインツ×ハッヒング、これ全部引き分けに賭けるという無謀な張り方をしているのでちょっと難しいかな。それにしてもバイエルン×シャルケをシャルケの勝ちに賭けて落としてしまうあたり、僕もバイエルン嫌いなんですねという感じですな。
●ところでマンハイムは月曜日にホームでフランクフルトを迎えます。DSFでテレビ中継あり。
●8月20日のマンハイム×デュイスブルグって、マンハイムのホーム・ゲームじゃないですか。勘違いしてました。これじゃちょっと月曜日に仕事が終わってから駆けつけるのは無理ですね。今のところ狙いは9月23日のアーヘンでの試合。これならクルマ飛ばして1時間です。あと10月のボッフムでの試合、11月のアーレンでの試合も狙えるな。来年2月には今度こそデュイスブルグで試合があり、3月にはオーバーハウゼンで。いずれにしても9月には一度マンハイムまで遠征したいですが。



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