logo ブンデスリーガ・トーク 2001年7月


■2001年7月30日(月)

●ブンデスリーガ第1節が1試合を除いて終了しました。その1試合というのはシャルケ×ロストックで、これはシャルケの新スタジアム「アウフ・シャルケ」の落成が開幕に間に合わないため、シャルケの開幕戦のみ変則的に8月21日に開催するということになっているんですね。シャルケは第2節、第3節をアウェイで消化し、第4節の対レバークーゼン戦がこけら落としになります。
●その「アウフ・シャルケ」なんですが、テレビで見ただけでもこれがなかなかの大スタジアム。開閉式の屋根で雨の時は完全にドームになります。とはいえブンデスリーガの規則で「屋内競技場」での試合は事前に届出が必要ということになっているらしく、ふだんは雨が降っても完全に屋根を閉めきることはないそうです。何なんだって感じもしますが。とにかく、実際に見てきたヤツによると「スゴい」らしいです。
●ところで土曜日のグラードバッハ×バイエルン、イングランドのエリクソン監督が見に来ていたようです。そういえば駐車場から一般車進入禁止の区域に乗り入れていったクルマがあり、警備員どうしが「今の何だって?」「いや、イングランドのナショナル・チームの関係者だってさ」という会話を交わしていました。あれがエリクソンだったのか。バイエルンのハーグリーヴスを見に来たものと思われます。
●久しぶりに賭けてみたサッカーくじですが、対象11試合のうち5試合しか当たりませんでした。グラードバッハ×バイエルンは「引き分けまたはバイエルンの勝ち」に賭けてたんですが、さすがにグラードバッハの勝ちに賭ける根性はありませんでした。反省。

■2001年7月28日(土)

●ブンデスリーガ2001/2002シーズンが開幕しました。まずは昨日一足先に開幕した2部の方ですが、いつの間にか昇格候補の評を得ている我がSVヴァルドホフ・マンハイムは、アウェイでの開幕戦を見事白星で飾りました。クラウシュの2ゴールとモンテロで3-1の完勝です。ブレーメンから移ってきたトラーレスが要としてチームを引っ張っている様子。シーズン通じて好調を維持するというのは大変なことですが、まずは幸先のいいスタートを切ることができてよかったです。
●さて、今日の大笑いは何といってもグラードバッハがバイエルンに1-0で勝ってしまったことでしょう。いくら地元とはいえ引き分けならもうけものと思いながら見に行った試合でしたが、グラードバッハは異様に気合いが入っており、バイエルンの淡泊な攻撃にも助けられて前半にファン・レントが決めた1点を守りきりました。
●この試合、グラードバッハのスターティング・イレブンは、カンプスのケガで急遽スイスから借りてきたGKシュティールを除いて全員が去年のメンバー。いろいろと補強して何人かは先発だという事前の報道だったのですが、試合前のメンバー紹介を聞いて笑ってしまいました。要は昨季の2部のチームがそのままバイエルンに勝った訳で喜びもひとしおです。
●そういう訳でグラードバッハは連係がよく、中盤での競り合いもボールの支配もバイエルンに見劣りしないグッド・コンディションでした。特にデモ、ハウスヴァイラー、ファン・ホウト辺りがよかったです。シュティールはなかなかキャラクターのある陽性のGKで、リフレクションも悪くなかった。カンプスの後継者としてそのままもらってもいいんじゃないかと思いました。
●一方のバイエルンはショルを先発から落とし、ピサーロも温存。とはいえそれ以外の人でも余裕でチームが組めてしまうところが怖いですが、全体に闘争心に欠け、プレーもそれぞれの選手本来のレベルに比べると随分不正確に思えました。エフェンベルグは来季のグラードバッハ移籍をにらんで遠慮してくれたのでしょうか。その中ではハーグリーヴスの動きがよかった。いいところまでボールを持って行きながら最後に取られてしまうシーンもありましたが、運動量が多くスピードがあります。ドイツ人だったらなあと思わせるタレントでした。
●それにしてもこの途中経過で他のスタジアムは随分沸いただろうなと思うと笑いが止まりませんでした。特にヴェストファレンやバイアレーナでは大喝采だったでしょう。帰りのクルマで聞いたラジオもグラードバッハの勝利で持ちきりでしたから。バイエルンは開幕直前にカイザーことベッケンバウアーさんから「今季はブンデスリーガにもしっかり集中すべし」とハッパがかかっていたそうですが、今日の試合だとカイザー怒り心頭じゃないですかね。へへへ。
●そのヴェストファレンではBVBがアモローゾの2ゴールで完勝、レバークーゼンもルシオの2ゴールで勝ちました。

■2001年7月15日(日)

●開幕まで早くもあと2週間に迫ってしまいましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。今日はかつてのドイツ代表GK、アンドレアス・ケプケの引退試合がありました。試合はケプケが所属する1.FCニュルンベルグ×オールスターズということで、オールスターズの方にはクリンスマン、メラー、ツィーゲなどが参加しました。僕がテレビをつけたときには既にハーフタイムだったので前半の様子は分かりませんが、前半には代表監督ルディ・フェラーも選手として出ていたみたいでした。
●他にはレバークーゼンを追われてデュイスブルグの監督になったリトバルスキーも肩で息をしながら走ってたりして、それなりに見どころのある試合でしたが、中でも笑えたのはニュルンベルグのだれかがオールスターズの一員として出ていたアウゲンターラーに果敢なタックルを決めてイエローカードをもらったこと。自軍の監督にタックル決めるとはいい根性してるじゃんというか、それより監督が相手チームで試合に出てたらニュルンベルグの指揮はいったいだれがとってるんだという疑問もあり…。
●あと、某掲示板でしきりと消息が取り沙汰されるトマス・ヘルマーも出てました。ヘルマーってばたまに「kicker」でもコラム書いてるよな。
●で、結果なんですが、ええと、結果、結果…。覚えてねえや…。
●その後、オーストリア・ウィーン×バイエルン・ミュンヘンという練習試合をテレビで見てたんですが、途中で現地からの中継がつながらなくなり、後半早々にツィクラーが2-1のゴールを決めた辺りで放送が終わってしまいました。しっかりしてくれDSFという感じですが、ちょっと見たところではVfBから移ったティアムがいいですな。コバチ兄弟は今日は兄のニコの方が出てました。
●そうそう、カーンが髪をすっきり短くしていて最初はだれかと思いました。このまま行くのかまた伸ばすのか知りませんが、僕としてはこちらの方がいいと思いますね。そうそう、ところで赤キッカーによればバイエルンの選手一覧にシュトルンツの名前がなかったんですがどうなったんでしょう。昨季の途中でヒッツフェルドの構想外だから出ていってもらって構わないみたいな話があったと思うんですが、バイエルンの放出リストにも名前がなかったし。
●そういえばマルコ・ライヒっていつの間にかケルンに移籍してたのな。

■2001年7月12日(木)

●リーガポカールが始まりました。まずは昨日のBVB×フライブルグ。90分を戦って1-1の引き分け、その後延長なしで直接PK戦となり、3-1でBVBが勝ち抜けを決めました。注目のコラーはなかなかいい動きをしていたように思います。ただの海坊主じゃなかった。ロジツキーは冴えなかったと思ったんですが、今日のkickerでは結構いい点がついてたりして驚いてしまいました。あと、デデがよかったですね、レイナは存在感薄かった。リッケンは一所懸命やっているのはよく分かるので、あともう少しだけ一つ一つのプレーの精度を上げて欲しい。フライブルグのGKゴルツはやっぱりいい。
●で、今日はレバークーゼン×ヘルタ。結果は2-1でヘルタが勝ちました。ヘルタは新加入のブラジル人マルセリーニョがいい動きで1ゴール1アシスト。全般に押し気味に試合を進めました。ダイスラーもよかった。レバークーゼンはノイヴィルが一昨日のリバプール戦に続いてゴールを決めましたが、全体に連係がまだまだで、意図の分からないパスミスなんかも多かった。冴えはまったくなかったと言っていいでしょう。GKブットは2失点ながらよく頑張っていたと思います。ノボトニーいまいち。
●この試合ではヘルタのGKキライが、従来のスウェットふう長ジャージではなく、7分丈くらいのバミューダみたいな中途半端なトランクスをはいていました。やはり傷か何かあって見せたくないんでしょうかね。
●赤キッカーを買いました。表紙最悪です。何とかしてくれ、まったく。9マルクで発売中なんで、お近くのキオスクでどうぞ。いや、ドイツの話だけどね。

■2001年7月10日(火)

●今日はユーロスポーツでレバークーゼン×リバプールの練習試合を中継していました。結果はリバプールが終了間際に突き放して3-2で勝ちました。レバークーゼンの2点はともにノイヴィルの得点。移籍してきたバステュークも出てましたがルシオが見当たらなかったな。例のコパに呼ばれてるのか? あと、セベスケンも見なかったな。またケガか。ケガ多いよな。バラックはPKをはずしてました。GKはブットでした。
●明日はリーガポカール、BVB×フライブルグです。木曜日には同じくレバークーゼン×ヘルタ。ともに中継があります。BVBのコラー、アモローゾは見られるのでしょうか。心情的にはフライブルグを応援したいところではありますが。
●あと、週末にはUIカップの3回戦があり、2回戦を勝ち抜いた1860と、3回戦から参加のヴォルフスブルグ、ブレーメンが出てくるんですが、これにテレビ中継がない。確か去年はかなり早い時期からUIカップをテレビ中継していて、VfBの試合とか結構見たような気がしたんだけど、今年はどうしてないのかな。まあ、読み方も分からないようなチームが相手じゃ放映する値打ちもないということですかね。一応公式戦なんですけどね。
●赤キッカーは明日発売らしいです。タバコ屋に行ってみます。ついでにデュッセルドルフのレストランガイドも2001年版が出ているようなので買っておこう。
●そうそう、マネージャシュピールのラインアップをそろそろ考えなきゃ。GKはヒルデブランドか、値段が上がってたらプレールかな。

■2001年7月7日(土)

●ワールド・ユースってその後どうなっちゃったんでしょう。ドイツがフランスに決勝トーナメントで負けたらしいというのは風の噂で一応知っているんですが、テレビ中継がなくてよく分かりませんでした。DSFで中継するっていうからつけてみたら他の国の試合やってんの。いったいどうなってるんだ。
●で、シーズンオフ的に移籍の話題等がちらほら出てますが、まあ、一番の話題はコラーとアモローゾを獲得したBVBでしょうか。昨季のロジツキー以来気合いが入ってます。バイエルンはコバチ兄弟をレバークーゼンとHSVから、ピサーロをブレーメンから獲得しましたが国際的に話題になるような補強はなし。あ、パブロ・ティアムもVfBから来るんだっけか。あと、S04がヴィルモッツを呼び戻した話とか。ところでヤンカーはどこへ行くんだ?
●そうそう、ブンデスリーガのUEFA外選手枠が拡大されました。その関連で「kicker」に各チームのUEFA外選手一覧が出ていたんですが、それによるとバイエルンのUEFA外はセルジオ、エルバー、クフォアの3人なんですよ。ちょっと待て、サンタクルスやピサーロは?と思って昨季の「赤kicker」を調べたところ、サンタクルスはスペイン、ピサーロはイタリアのパスを持ってるんですね。これってインチキじゃん。そういえばBVBのオリセーもベルギーのパス持ってんだよな。
●さて、来週火曜日からリーガポカールが始まります。これは昨季の上位6チーム(正確には上位5チーム+DFBポカールの優勝チームだけど、DFBポカール優勝のシャルケがリーグ2位で席がダブるので昨季6位のフライブルグが繰り上げ)が参加して行われるプレ・シーズンの肩ならし(というより「足ならし」か)的トーナメントです。決勝は我がマンハイムの本拠、カール・ベンツ・スタジアムで行われるらしい、なぜか。
●このコーナーもリニューアルしなきゃと思っているうちに開幕を迎えてしまいそうな雰囲気なんですが、結局マメに更新しているのは順位表とこの「リーガトーク」くらいのものであり、あとはもう別にいいかとも思ったりして…。もしここを真面目にご覧になっている奇特な方がおられて何かご希望がおありの場合は、一応お申し出いただけると嬉しいです。いえ、もちろんご希望に添う保証は何にもないですけど。



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