logo ブンデスリーガ・トーク 2000年9月


■2000年9月30日(土)

●今日はベケルベルグにグラードバッハ−ザンクト・パウリ戦を見に行ったのですが、例によって愚息が前半の途中で「帰りたい」と言い出し、結局またハーフ・タイムで帰ってきました。今季グラードバッハのホーム4戦すべて観戦しているもののそのうち早退2回。もったいない。今日はピリッとしない試合のまま1-1で前半を折り返したのですが、帰って結果を確認すると4-2。それもいったん1-2とリードを許しながら逆転したということで、これは見たかった。
●グラードバッハは少なくとも前半は意図のはっきりしないプレー、緩慢なプレーが多く、あまり勝てる気がしませんでした。コルツィニーツ君も冴えが見られなかったですね。後ろで意味のないパスをグルグルまわしてあげくに取られちゃったりするのはパウリのプレッシャーがきつかったからかなあ。最初の30分はパウリの方が強かったように見えました。それにしても後半見たかった。「Hattrick」もこの試合のパートは見逃したので明朝の再放送をチェックするか…。
●さて、先週ミュンガースドルフでケルン−バイエルンを観戦したとき、僕はこう書きました。

結果的には勝ったけど、押されっぱなしだったヴォルフスブルグ戦、バラコフにやられたVfB戦、先制を許したハッヒング戦、そして先制しながら追いつかれて守勢にまわった今日の試合と、今季のバイエルンは決して「別格」ではない。戦線離脱者が多い上にチャンピオンズ・リーグの過密日程もあってこのままでは絶対にVfB戦みたいな「取りこぼし」が出るぞ。

ははは。いきなり出てしまいました、「取りこぼし」。地元でハンザに0-1はないだろう。ていうかハンザは大物食いとしての地位を確立しようとしているのか。ピッケンハーゲンに「プレイヤー・オブ・ザ・デイ」をあげて下さい。ヒッツフェルドは1ヶ月に9試合という過密日程を引き合いに出して「さすがに充電池も尽きてきた。休養が必要だ」と言っていたけど、問題の本質はエフェンベルグがいないと機能しない中盤だろう。ま、来週はゆっくり休養してもらいましょう、代表以外は。
●で、首位奪還の絶好のチャンスだったシャルケですが、HSVに0-2と完敗してしまいました。それにしてもマダヴィキアって顔デカくないですか。
●今日の大笑い。0-2とケルンにリードされたヘルタ、2点目を失った後のキック・オフをアレックス・アルヴェスが大きく蹴るとこれがキレイな弧を描いてまるで吸いこまれるようにケルンのゴールへ。思わず録画しておいた「ran」を巻き戻してもう一度見てしまった見事さでした。ベルリンはこれを皮切りに結局4点を入れて逆転、笑うしかない試合でした。いやあ、それにしてもすごかった。あんなの初めて見た。
●夜の部にまわされたレバークーゼンは1860を相手に悪くない戦いをしましたが、両チームとも徹底してポストに嫌われる不運もあり結局0-0で引き分けというさえない試合。バラックがんばったのにね。途中出場のリンクは敵DFにエルボーを見舞って赤をもらいました。ほんまに行儀の悪いやっちゃな、オマエは。そういえばアルヴェスもリーガ・ポカールでコバッチにパンチ入れて退場になってたな。ラテンの血のなせるワザか。
●全国2千万人(推定)のSVヴァルドホフ・マンハイム・ファンの皆さん、お待たせしました。今日のヴァルドホフ、TeBeのおかげで3部降格を免れた強運シュトゥットガルター・キッカーズを相手に0-1のビハインドからいったん2-1と逆転したものの、追いつかれて結局2-2で引き分けました。ま、アウェイで1ポイント拾っただけでももうけもんか。

■2000年9月29日(金)

●ブンデスリーガ第7節。昨年同様いつまで続くか分からない開幕ダッシュで飛ばしているフランクフルトと、シャルケに屈辱のダービー完敗を喫し「Bild am Sonntag」にも「これじゃシャルケ04じゃなくてシャルケ4-0だ」とベタなギャグをかまされたBVBという顔合わせ。試合はフランクフルトがヴィマーのゴールで前半に先制したものの、後半にボビッチ(久しぶり)が同点ゴールを決め、そのまま引き分けになりましたとさ。
●BVBは守備の要(なんですか?)ハインリッヒと目下得点王のヘアリッヒが揃って欠場でしたが、ネイハイスの踏ん張りなどもありアウェイで1ポイントをゲット。オリセー日曜日も今日は結構動いてたように見えました(ダイジェストだけど)。そういえばU-21代表DFメツェルダー君がペナルティ・エリアでヤンに当たったファウルを審判が見逃し、フランクフルト・ファンから激しいブーイングを浴びていましたね。「赤」級のファウルでしたが、ま、そういうこともあるわな。
●2部の方は2試合。まずデュイスブルグ対アーレンのどん底対決は、1部からやって来たデュイスブルグが3部からやって来たアーレンとホームで3-3。それも2回リードされ2回追いついて何とか引き分けたという情けない試合で、デュイスブルグはこのままではダイレクトに3部落ちという笑えない情況も想定されます。もう1試合、ザールブリュッケン対オーバーハウゼンは好調ザールブリュッケンが3-2で勝ってしまい、こちらは3部から来てダイレクトに1部昇格してしまいそうな勢い。
●ザールブリュッケンの青黒のユニホームはなかなかいいですな。今季のマンハイムのユニより断然いい。僕的には以上3試合セットで、BVB、デュイスブルグ、ザールブリュッケンの勝ちに賭けていたんですが、当たったのはザールだけ。やっぱ引き分けを当てるのが一番難しい。

■2000年9月28日(木)

●昨日は飲み会でレバークーゼン−レアルを見逃してしまいました。一応ビデオには録っておいた訳ですが、結果の分かっている試合、それも負けると分かっている試合のビデオってなかなか見る気にならないですな。さっきちょっと初めの15分ほどだけ見たけど、動きは悪くないんじゃないかな。2回リードしたのに結局2-3で負けました。せめて引き分けたかったところですが、チームの状態としては悪くないと思います。
●で、今日のUEFAカップ、ブレーメンはアウェイで0-2と負けており、不利な状況からの第2戦でしたがふたを開けてみれば6-0で大勝。結果として余裕で2回戦に駒を進めました。VfBはホームで1-0と貯金を持っての第2戦、0-1からいったんは2-1と逆転したものの最終的には2-3と再逆転を許し、2人の退場者を出しての苦しい戦い。結局試合はそのまま2-3で負けましたが、アウェイでの得点の多いVfBが2回戦進出を決めました。
●これでUEFAカップはドイツの5チームすべて2回戦進出。一方チャンピオンズ・リーグは1次リーグ前半戦が終わったところで2次リーグ進出が展望できるのはバイエルンだけ。レバークーゼンは後半かなりがんばらないときついし、HSVはもう風前のともしびというべきでしょう。
●この週末はブンデスリーガの第7節、僕は土曜日に2部のグラードバッハ−パウリを見に行く予定。その次の週末はW杯予選の行われるインターナショナル・ウィークなので、来週はチャンピオンズ・リーグもUEFAカップもお休みです。ドイツは宿敵イングランドとウェンブリーで対決。新生ドイツ代表(といってもメンバーはほとんどEMから変わってないが)もいよいよ真価が問われますな。ハインリッヒは怪我でお休みだそうです。

■2000年9月26日(火)

●さて、チャンピオンズ・リーグ、パリ・サン・ジェルマン−FCバイエルン・ミュンヘンは1-0でPSGが勝ちました。スピード感のある小気味よい試合でしたが、バイエルンはやはり中盤の役者不足が効いているようです。僕的にはその辺も見越して引き分けと読んでいたんですが、試合終了直前、ロスタイムにアネルカにやられてしまいました。
●ところで前から思ってたんですが、バイエルンの長袖ユニホーム、ちょっと袖が長すぎないか。それともショルの腕が短いのか。ショルっていっつも長袖をだぶだぶさせてるイメージがあるんですけど。あと、この試合はともにユニホーム・スポンサーがオペルだった訳ですが、バイエルンの方はいつもの「OPEL」というロゴの代わりに「AGILA」と入っていましたね。オペルの新車か。PSGの方は「OPEL」と入っていました。
●そしてHSV。こちらもパナティナイコス・アテネに0-1とホームで負けを喫しました。前半に1点取られた後は、プレーガー、ケテラー、バーバレス、マダヴィキアに加えて最後はイェボアまで投入しましたが、アテネも負けじと6〜7人が常にゴール前にウロウロしているという大変暑苦しい状態で結局追いつくことすらできませんでした。それにしても劣勢と見るとFWを替えるのではなくFWを増やすところにこのチームの明確なポリシーがうかがえて実にすがすがしかったです。これでHSVは2敗1分、1次リーグ突破は極めて苦しくなりましたね。尚、この試合は僕的にはHSVの勝ちに賭けていたんですが。
●明日はレバークーゼン−レアル。でも飲み会だから録画しとこう。

■2000年9月25日(月)

●はいはい。月曜日恒例、DSFの2部トップ・マッチ中継、今日は結構満員のチボリからアーヘン対グラードバッハでした。試合はグラードバッハが先制したもののアーヘンに追いつかれ、その後は一進一退の大味な試合運びで結局引き分けました。カネを払って見に行ってたら腹が立つだろうと思われる面白くない試合でした。
●今週の予定。明日はUEFAカップの1860-FC Drnovice(読み方が分からないのでそのまま書いてみた)と、チャンピオンズ・リーグはPSG-FCB、HSV-アテネの2試合。チャンピオンズ・リーグはまたしてもRTLはダイジェストのみで生中継はプレミーレ・ワールド。権利関係の問題か、あるいはRTLにやる気がないのか。プレミーレ・ワールドは来年SVW(ブレーメンのことじゃなくて)が一部昇格したら加入してやる。
●水曜日はCL、レバークーゼン対レアルだ(これはRTLで生中継)。木曜日はUEFAカップWerder-Antalyaspor(またしても読めない)とHeart of Midlothian-VfB(頼むから知ってるチームとやってくれ)。ブレーメンは第1戦をアウェイで0-2と負けているので苦しい試合です。1点取られると4点取らなきゃならなくなる。1860は第1戦アウェイで引き分け、VfBはホームで1-0と勝っての第2戦です。
●全国2千万(推定)のSVヴァルドホフ・マンハイム・ファンの皆さん、お待たせしました。今週のマンハイムの試合評です。ソースは「kicker」です。

「まったくパッとしない、パス・ミスしか印象に残らないような試合だったが、マンハイムのGKホレリートの遅すぎる反応もあって、数少ないチャンスをロイトリンゲンの先制に結びつけたのはホフアッカーだった。アイデアの出所オットー・ヴィンチェを欠くウヴェ・ラポルダーのチーム(マンハイムのこと:訳者注)はゲームの組み立てに弱点をさらけ出し、スピード感のある試合はまったく望むべくもなかった…」

今週もひどかったらしい…。

■2000年9月24日(日)

●皆さん、こんにちは。今日の大笑いはハッヒングが5-2でヘルタに勝ったこと。なんだ、ゴールって簡単に入るんじゃん、と思わせる楽しい試合でした。ところでこの試合、実はハッヒングは6つゴールを決めているんです。ただ、そのうち1つは入れるゴールを間違えたのでヘルタの得点になっちゃったんです。ちゃんとオチもつけるところが親切な今日のハッヒングでした。ひそかにハッヒング好きの僕。がんばれ、目指せUIカップ。
●監督が替わったロストックは、先週のレバークーゼンでのアウェイ勝ちに続いて、ホームでもラウテルンを破り2連勝。2部は特に大したことは起こりませんでした。
●そうそう、この「ブンデスリーガ・ウォッチャー2000/2001」に「ドイツ・サッカー関連リンク」を開設しました。リンク先の主宰者の皆さんにはそれぞれ質問をお送りしていまして、お答えをいただければそれをサイトの紹介に使わせていただきたいと思っています。皆さんも推薦のサイトがあれば是非教えて下さい。
●ところでサッカーには関係ないけど、日本では高橋尚子の金メダルとジャイアンツの優勝はどちらが大きく報じられているのでしょうか。

■2000年9月23日(土)

●1.FCケルン対バイエルン・ミュンヘンを観戦しました。エルバーのゴールでFCBが先制、ケルンは前半残り5分でシェアツがゴールを決め手いったん追いつき、前半を1-1で折り返しましたが、70分にサンタ・クルスが勝ち越しのゴールを押し込んでFCBが2-1と勝ちを収めました。
●とはいえ、ケルンとしては引き分けだった先々週のレバークーゼン戦よりずっと内容がよかった。1対1の競り合いでの粘りがあったしパス・コンビネーションも改善している。敵の緩いパスには積極的に足を出してカットに行くし、果敢にゴールを狙う。決定的なチャンスも何度かあったし、前半を終了した時点では「これは勝てる」と思ったくらい。試合全体はケルンが押していたと言ってもいいと思う。
●ただ、いただけないのはまずディフェンスが自陣ゴール前で不用意なパス交換をすること。敵FWのプレッシャーがかかっているのに何をちんたら後ろでパスをまわしているのか。取られるぞ、まったく。それから深めのところで敵のパスをカットしてボールを持ったときの上がりが致命的に遅い。その分テキパキパスをまわしながら締め上げて行くのかといえばそれには精度が不足。何をもたもたやっとんじゃ、という感じ。結局攻撃に思い切りが足りないということなんだと思う。敵DFの裏に気持ちのいいパスを入れてFWを走らせるとか、早いドリブル突破で独走するとか、そういう創意工夫が何もないというか。
●これに対してFCBは個々の選手のプレイヤビリティという意味ではさすが。でも今日の試合は端的に言って散漫。ケルンに再三カットされるほどパスは甘いし競り合いに弱い。いや、もともと弱い訳ないはずなのに、何だか「怪我でもしたらイヤだしさ」みたいな淡泊さが目立つ(サニョールとサリハミジッチ、おまえらのことや)。プレーの組み立てにも今ひとつひらめきに欠け、まとまりのないチームがワン・チャンスを個人技でつないでる感じ。
●エフェンベルグもイェレミースもいないと「どこからどんなタマが出てくるか分からない」という怖さがない。凄みも迫力もない、ただの「強いチーム」。さすがバイエルン、これじゃ負けても仕方ない、というほどの「圧倒的なもの」はどこにも見当たらなかった。結果的には勝ったけど、押されっぱなしだったヴォルフスブルグ戦、バラコフにやられたVfB戦、先制を許したハッヒング戦、そして先制しながら追いつかれて守勢にまわった今日の試合と、今季のバイエルンは決して「別格」ではない。戦線離脱者が多い上にチャンピオンズ・リーグの過密日程もあってこのままでは絶対にVfB戦みたいな「取りこぼし」が出るぞ。
●それにしてもミュンガースドルフ、バイエルン・ファンが多かったな。ミュンヘンから来たというよりは、このNRW州にもバイエルン・ファンがたくさんいるということなんだろう。それにしても何が悲しくてわざわざバイエルンのチームを応援するのかな。地元にもそれぞれクラブがあるだろうに。ま、ジャイアンツみたいなもんか。
●その他の試合結果はここで確認して下さい。話題のルール・ダービー、BVB対S04はなんとシャルケが4-0で勝ってしまいました。あと、我がSVヴァルドホフ・マンハイムは0-1と先行されたのをなんとか追いついて引き分けました、ホームで。

■2000年9月22日(金)

●今日は1部1試合、2部2試合。1部の1860対フライブルグはフライブルグが先制したものの1860がアゴスティーノのダブル・パック他で3-1と逆転。2部ウルム対ザールブリュッケンは監督アンダーマットが辞めちゃった地元ウルムが好調のザールブリュッケンを3-1と下して意地を見せ、首位ニュルンベルグも1部から降格してきたデュイスブルグに同じく3-1で勝ちました。オレってばザールブリュッケンの勝ちに賭けてたんだよな、他の2試合は当てたけど。結局また配当なしだ。

■2000年9月21日(木)

●さて、今日はUEFAポカールのイレギュラー日程2試合。ヘルタ対FC Zimbru Chisinauって、読めないよ、この名前。モルドバのチームらしいけど、どこなんだよ、それは。ともかくヘルタが2-0で勝ち、第1試合の2-1と合わせて危なげなく勝ち進みました。絶好調のダエイさん、今日も1ゴール決めました。ところでヘルタのGK、キライはなぜいつもジャージをはいているのでしょうか。推測してみました。
1.冷え性である。
2.スネに若気の至りで入れた「ハンガリー共産党万歳」の入れ墨がある。
3.大好きだったおじいさんの形見である。
4.単なるウケ狙い。
5.ジャージ・メーカーと個人的にスポンサー契約がある。
6.ファッション・センスの問題。
皆さんのご意見をお待ちします。
●もう1試合はラウテルン対ボヘミアンズ・ダブリン。こちらは0-1でラウテルンが負けましたが、3-1で勝った第1試合のおかげで勝ち抜けは動かず。こういう試合が一番つまらないですね。負けた方が喜んでるんだもん。何だかなあ、って感じ。ジョルカエフもバスラーもいないしさ。

■2000年9月20日(水)

●という訳で8月分は削除しました。バック・ナンバーを読みたいという奇特な方がもしおられたら個別にご連絡下さい。考えます。
●今日はチャンピオンズ・リーグ第2戦が行われました。ドイツ関係ではレバークーゼンが昨年のポルトガル・リーグの覇者、スポルティング・リサボンと対戦。試合は12分に敵CKがダイレクトにスライスしてきたのをポストの上に飛ばそうとしたツーバービューラーが、そのボールをゴールの中へはたき込んでしまう信じがたいミスで0-1。その後40分にジョアン・ピントがイエロー2枚で退場となり、試合の主導権はもっぱらレバークーゼンが握るのですが例によって攻めきれずに前半終了。
●後半に入っても押しながらなかなか決定的なシーンがない。またかよ、というイヤな雰囲気になりかけたところへ、やってくれたのはラメロウでした。流れかけたセンタリングを難しい角度から気迫で押し込み同点。これでレバークーゼンを覆っていたイヤ〜な感じは一気に克服されたような、何か呪縛が解けたように思います。その後ブルダリッチ、ノイヴィルと立て続けにゴールを決め、PKで1点を返されたものの何とか逃げ切って貴重な勝利を手にしました。
●いやあ、モスクワ、ロストックと2連敗を喫して自信を喪失していただけに、キルステン抜きでこの一戦をものにした意義は実に大きい。これでレバークーゼンはようやくシーズンをスタートできるような気がします。本当によかった。やはり何のかんのと言っても、バイエルンの対抗としてブンデスリーガを盛り上げるのはレバークーゼンの使命でしょう。ダウムもマイスターを携えて代表監督になりたいだろうし、出遅れたが是非がんばって欲しいですな。
●チャンピオンズ・リーグ、バイエルンはローゼンボリに3-1と勝ちましたが、HSVは敵地でラ・コルーニャに1-2と痛い負けを喫しました。バーバレスのゴールで1-1と追いつき、そのまま引き分けるかなと思ったロス・タイムにやられた。惜しかったというかもったいなかったというか。次でアテネに勝てないと苦しいね。

■2000年9月18日(月)

●このファイルもだんだん大きくなってきたなあ。繰り越さなきゃな。
●さて、今日は恒例の2部トップ・マッチ、ビーレフェルド対アーヘンが行われました。しかし地味だな。去年まで1部にいたからってトップ・マッチというのはちょっと安直じゃないのか。試合はアーヘンが健闘して1-1と引き分けました。首位はニュルンベルグです。
●今日の「kicker」によれば、金曜日のハノーファー対マンハイムはひどい試合だったようです。面白いのでコメントをちょっと訳出してみると、

「前半はお話にならない出来だった。まったく確実性のないハノーファーと、ピリッとしたところのないマンハイムが、これ以上はひどくなりようがないくらいの『パス・ミスの祭典』を見せてくれた。シセ(マンハイムのMF)はアウェイでリードを奪うほとんど100%の独走のチャンスを2度までもつぶしてしまった」

という感じ。この後「さすがに後半になると〜」と続いて行くんですが、「これ以上はひどくなりようがないくらいの『パス・ミスの祭典』」はなかなか言ってくれるじゃありませんか。ところでヴァルドホフはクラウシュ、サントス、プロッツェルに加えヴィンチェまでもが怪我で戦線を離脱、シーズンの目標を「2部リーグ中位確保」から「3部降格回避」に変更したとか。頼むよ。
●そういえば、土曜日に見たグラードバッハ対マインツ、審判はグラードバッハの選手が倒されたのにファウルを取らず、エバールのペナルティ・エリア端っこでのファウルではマインツにPKを与えて観客からは激しいブーイングを浴びていたけど、今日の「kicker」では審判の採点は「2」、「2本のPKはいずれも正しい判断。大変シュアだった」と高い評価をつけていた。やっぱり現場の雰囲気に流されちゃいかんね。審判は大事にしないと。人の目だから誤審は避けられないし、審判に判定の精度を向上する努力をしてもらわねばならないのはもちろんだけど、やっぱ判定に文句をつけちゃいかん。監督いなくてもサッカーはできるけど、審判いないとサッカーできないもんね。

■2000年9月17日(日)

●思いついて日付の色を変えてみましたが深い意味はありません。
●昨日はバイエルン対ハッヒングの結果を見る前にアップしちゃったんだけど、結局バイエルンが順当に勝ちました。ハッヒングが先制したんだけどな。さすがにエルバーのゴールは美しかったですね。ニア・ポストにたたきこむあの力強さは怪我あがりとは思えません。でもまだエフェンベルグとイェレミースを欠いた状態でどこまで走れるのか、バイエルン。勝ってはいるが万全じゃない。
●S04はブレーメンを相手に引き分け、首位を明け渡しました。さすがにブレーメンもこの辺で勝ち点拾っとかないとヤバいだろうしな。2部ではニュルンベルグがアウェイながら順当にシュトゥットガルター・キッカーズを下し暫定首位に。ビーレフェルドが明日に試合を残しています。あと、レギオナルから昇格したばかりのザールブリュッケンが強い。4勝1分で負けなしの2位。
●さて、昨日は触れるのを忘れましたが、全国2千万人(推定)のSVヴァルドホフ・マンハイム・ファンの皆様のために結果をお知らせしておきましょう。我がヴァルドホフは金曜日にアウェイでハノーファー96と対戦、0-3で完敗を喫しました。僕は空港からの帰りのタクシーのラジオでこの結果を聞き、膝をたたいて悔しがっていたらタクシーの運転手が不思議そうな顔をしていました。そういう訳でダイジェストも見ていないので試合内容についてはよく分かりません。明日「kicker」をゆっくり読みます。
●ヴァルドホフはこれで2勝3敗(引き分けのないところがすがすがしくてよい)、負けが先行してはいますが来週はホームで昇格したばかりのロイトリンゲンと対戦です。勝ちたい。勝たねば。全国2千万人(推定)のマンハイム・ファンの皆さん、一緒に応援しましょう。ああ、マンハイムまで行って観戦したい。今シーズンも1回は行くぞ。
●サッカーくじは最悪。結局第1節以来配当をもらえてない。「kicker」のマネージャーシュピールもよくない。戦犯はセベスケン、おまえだ。

■2000年9月16日(土)

●最近失速気味のこのコーナーですが、ま、今週は忙しかったんだよ、ほんとに。月曜は日帰りでパリだしさ、木・金は1泊でロンドンだしさ、「kicker」だって月曜は行きに空港で買いそびれて帰りに買ったし、木曜日は飛行機に飛び乗る直前に買って「FT」そっちのけで機内で読んだし。UEFAカップの木曜の試合なんか全然フォローしてないっつうの。
●チャンピオンズ・リーグはHSVの健闘に尽きますね。前半の終わり近くから見たけど、時間を忘れさせる好試合でした。でも最後のバーバレスのファウルは余計だったよな。バイエルンは順当、で、レバークーゼンは…。
●さて、この週末はブンデスリーガ第5節。今日はグラードバッハへ対マインツ戦を見に行ってきましたが、連れていった愚息が「もう帰りたい」と言うので前半だけ見てハーフタイムで帰ってきてしまいました。もったいない。来週のケルン対バイエルンは泣いても最後まで見るからな。試合は前半をPK1本ずつの1-1で折り返し、家で「Hattrick」みたら結局そのままで終わったようでした。攻めてるのに点が取れない一番不愉快なパターン。でも、コルツィニーツよかった、やっぱり。
●その他の試合。レバークーゼンがチャンピオンズ・リーグに続いてまさかの連敗。しかも地元で相手はロストックだ。どうなってんだ、まったく。晩メシ食いながら「ran」見てたんで流れがよく分からなかったんだけど、キルステンはまた怪我で退場しちゃうし、たぶん自信喪失してるね、これは。去年のBVB状態じゃないかと思う。中盤に要が欲しい。バラックか。
●他にはフランクフルトが1860に勝ったのと、そうそう、BVBがHSVに逆転勝ち、しかもアウェイで。1-2とリードされながらヘアリッヒの2本でひっくり返したのには驚いた。なんか調子よすぎ。大丈夫かよ、いったい。詳しい結果はここで確認して下さい。

■2000年9月11日(月)

●昨日は更新をサボってしまいました。試合結果は特にこれということもなし。1部ではコットブスがブンデスリーガ初勝利。2部ではグラードバッハが勝ってた試合を引き分けてしまいました。今日は月曜日恒例の2部トップ・マッチが行われましたが、アーヘンが1-0でデュイスブルグに勝ちました、って、アーヘン対デュイスブルグっていったいトップ・マッチなのか?
●で、今日はついでにUEFAカップ本戦も開幕、カイザースラウテルンがアイルランドで名前の知らないチームに3-1で勝ちました。何でも先方はプロが5人しかいない半分アマのチームだということで、そりゃ現役フランス代表ジョルカエフを擁するラウテルンが負ける訳にはいかないだろう。
●明日は1860がチェコでUEFAカップ、レバークーゼンがモスクワでチャンピオンズ・リーグ、水曜日はチャンピオンズ・リーグ、HSV対ユベントス(ジダンが見られるぞ)とバイエルン・イン・スウェーデン。ついでに言うと木曜日はUEFAカップでヘルタ・イン・モルドバ(どこなんだよ、それは)、ブレーメン・イン・トルコ、そしてVfBは地元によく知らないスコットランドのチームを迎えるようです。皆さん、過密日程大変だけどがんばって下さい。
●ドイツ語で「Standardsituation」は「セットプレー」のことです。「Zweikampf」は「1対1の競り合い」のことです。「Patzer」は「チョンボ」のことです。おもにGKがボールを止めきれない類のチョンボについて使うようで、昨シーズンはレーマンについて盛んに使われました。
●今日は朝から直行の出張で、空港で「kicker」買って読みながら行こうと思ったら、時間がぎりぎりでとてもじゃないけどそれどころじゃありませんでした。危なかった。帰りの空港で買いました。

■2000年9月9日(土)

●今日はケルンのミュンガースドルファー・スタジアムまで、ケルン対レバークーゼンを見に行ってきました。ドイツ人の勧めに従って、郊外にクルマを止め、そこから路面電車でスタジアムへ。思いのほか時間がかかって席についたのは試合開始の10分前でした。ダービー・マッチということもあってかかなりの入りで、レバークーゼンのユニフォームを着てる人も結構いました。そういえばレバークーゼンのユニフォームは今の赤黒より、去年の赤アスピリンがよかったな。
●試合は前半レバークーゼンが優勢、キルステンのゴールで1-0とリードしましたが、後半ペナルティ・エリアのすぐ外でもらったFKをロトナーが壁越しに決めて追いつき、そのまま1-1の引き分け。でも、やっぱり選手のレベルが歴然と違うわ。スピードも個人技もコンビネーションも。特にツィフコビッチ、ノボトニー、コバッチ+ラメロウのDFは堅いしクリエイティブ。や、クリエイティブな守備っていうのもおかしいけど、ほんとそうなんだって。
●ただ、中盤から前線への連携がいまいちで、圧倒的にボールを支配しながらなかなか決定的なチャンスにならない。結局キルステン頼みなんだよな。ノイヴィルは相手ハーフのコーナー近くでどん詰まったボールのこなし方とか切り込んでスペース開けてチョンと出すボールとか、僕は好きなんだけど運動量少なくないか、ちょっと。サボるな。あと、リンクは今日も派手にこけてFKをもらいケルンのファンから「俳優(Schauspieler!!)」と野次られてました。キルステンのアシストになったパスは面白かったけど、どうも僕は好きになれないな。
●一方ケルンはメタメタ。たまにボール持ったと思ったら上がりは遅いし敵ペナルティ・エリアで大空振りしてボール逃がすし、カウンターで上がるときにボールにけつまづいてこけるし、目を覆いたくなった。無駄なボール・キープも多かったし、自陣ゴール近くのこぼれ玉を拾いに行かないのを見たファンから「走らんかい(Lauf!!)」と厳しい声。結果は引き分けでZDFは「今日の試合運びからは順当な引き分けだろう」と評していたけど、実力は明らかにレバークーゼンが上。ただ、やっぱりバインリッヒとエマーソンが抜けた穴をほとんど補強しなかったのが響いてるような気はする。
●という訳で、1部の試合を見たのは実は初めてだったんですが、なかなか楽しめました。マフラー買って帰りました。でも、行き慣れてるベケルベルグとは違って、ミュンガースドルフは陸上競技のトラックがある分フィールドが遠い。あ、あと、生きて動いている生ダウムを見られたのはきっといい記念でしょう。黒いスーツを着込み、ジュラルミン・ケースに片足乗せて試合を見つめるのは結構サマになってました。専用の足台持参かと思ったくらいだもん。
●あと、今日はバイエルンがVfBに負けました。僕は別にバイエルンは嫌いじゃないですが、勝っても当たり前で面白くないから、ブンデスリーガでは心情的にバイエルンの相手を応援するクセがついています。結構苦しかった前節のヴォルフスブルグ戦も含めて、ちょっと状態が思わしくないですな。これからチャンピオンズ・リーグも始まって過密スケジュールになりますが、これで大丈夫なんでしょうか。
●我がマンハイムはアウェイながらアーレンに勝ったようです。よしよし。でも、帰ってきたらもう「Hattrick」は終わっててダイジェストは見逃した。明日再放送見るか。勝ったって分かってるから安心して見られる。ちょっと勝ちグセつけとかないとな。
●あとはBVBがアウェイでブレーメンに勝ったのがニュースか。ZDFの「スポーツ・スタジオ」でダイジェスト見たけど、あれ、試合見てるより監督見てる方が面白いんじゃないか、BVB。感情を全身で表現しているのがとても若々しくて楽しいです。現在3勝1敗で堂々の3位。ちなみに首位は3勝1分のS04。

■2000年9月7日(木)

●昨日は仕事で面白くないことがあったので順位表だけ更新して寝てしまいました。ということでイングリッシュ・ウィーク後半。しかし、「イングリッシュ・ウィーク」って、英語として通じるのかね…。当然ながらドイツ語の「englische Woche」から直訳しています。
●昨日は2部の3試合と1部の5試合をそれぞれセットにして賭けたんだけど、2部の方はアーヘンのアウェイでの勝ち、フュルトの勝ちまでを当てながら、肝心のヴァルドホフがニュルンベルクに完敗を喫してハズれ。配当をふいにしました。それにしてもヴァルドホフ、DFBポカールを含めて3連敗じゃねえかよ。どうすんだよ。開幕戦はぬか喜びだったのか。クラウシュをディフェンスで使うという荒技は成功していたみたいだが、結果がこれじゃ…。週末はアウェイで対アーレン。ここで景気よく勝って勢いつけようぜ。
●1部の方は賭けもハズしまくった。バイエルンは勝ったものの後半ヴォルフスブルグに一方的に攻め込まれる苦しい展開で、3-1という結果は単なるラッキーのたまもの。さすがに主力が休みまくりの現状では常勝も簡単ではないということか。エルバー、セルジオ、イェレミース、エッフェ、リザラズを欠いてるんだもんなあ。あとツィクラーって太ももヤバくない? BVBは攻めたものの先行する1860に結局追いつけず。試合は悪くなかったが、アゴスティーノにしてやられたな。
●ところでkickerのマネージャーシュピール、どうも思わしくないね。これについては希望者があれば解説するけど、要は予算の範囲で自分だけのドリーム・チームを作り、各選手の実戦でのスコアリングをもとに得点を計算して行くというもの。僕のチームは、

ヒルデブランド(ライトマイヤー)
レーマー マイスナー バウマン(R・コバチ)
ネメッチ コビアシュヴィリ セベスケン ゲッパート ミリウタ(ヴィリ)
ケテラー ザイツ(セリミ)

ってことになってんだけど、ゲッパートは怪我してるしザイツは交代要員だし、マイスナーもなかなか出てこない。セリミに至っては出場機会すらないじゃないか、まったく。これじゃポイントもたまる訳ないよな。カッコ内は欠場者が出たときのリザーブです。このゲームはなかなか面白いが、シーズン初めに一度チームを決めたらそれにつきあうしかないというのがつらいところ。ミリウタ外したい。セベスケンもダメだ。ラングニックよ、ザイツを出せ。

■2000年9月5日(火)

●ブンデスリーガ、今週はイングリッシュ・ウィークということで、今日と明日に分けて第3節が行われます(昨日のグラードバッハだけ月曜日)。1部は4試合が行われ、フライブルグ対ケルンが引き分けに終わった他は順当なホームの勝ち。カイザースラウテルンが今季初勝利を挙げました。シュトゥットガルトであっさり負けたレバークーゼンはホームでハッヒングに1-0と辛勝、バラックが昨季最終戦の恨みを晴らすゴールを決めましたが、今ひとつ攻めきれないもどかしい試合でした。コットブスは開幕3連敗、シャルケのザンドがハットトリック。
●2部は5試合。2部に昇格したばかりのザールブリュッケンが、アウェイでケムニッツに3-1と完勝しました。ケムニッツは3連敗。開幕2試合で11得点と快進撃していたパウリはロイトリンゲンに2-0で負け、首位を明け渡しました。
●試合結果と、今日までの順位表はこちら
●僕としては1部4試合、2部5試合に分けて賭けたんですが、2部は5試合全滅(これも珍しい)、1部は最後のラウテルン対シュトゥットガルトで外しました(シュトゥットガルトの勝ちに賭けてた…)。やはり3試合ずつシュアに当てに行くべきだったか…。
●という訳で、明日は1部5試合と2部3試合が行われます。我がマンハイムはホームでニュルンベルグを迎えますが、第2節、DFBポカールと負けが続いているだけに何とか勝ちたいところ。その他にはHSV対ブレーメン、BVB対1860あたりがみどころでしょうか。バイエルンはヴォルフスブルグを迎えますが、何か結果が見えててつまんないね。ちなみにオッドセットの賭け率は、バイエルン1.20倍、引き分け4.00倍、ヴォルフスブルグ6.00倍。

■2000年9月4日(月)

●今日は2部リーグのメンヒェングラードバッハ対ウルムを見に行って来ました。今日はグラードバッハが5-0で快勝。僕が注目しているコルツィニーツ君が先制点を挙げてくれました。コンビネーション最悪だった開幕戦とは様変わりで、終始試合を支配してウルムを圧倒、危なげのない試合でした。ディフェンスにポコッと穴が開いたり、裏に入られたりもあったけど、後半は点差もあって観客もリラックス、見ていて楽しめた。一緒に行った女の子も「面白かった」と言ってました。
●ただ前半の終わりには、ペナルティ・エリア近くでのウルムのタックルを審判がファウルにせず流してしまうミスジャッジがあり、激しいブーイングを浴びて一時スタジアム全体が騒然としました。前の席のオヤジなんか飛び上がって地団駄踏んで何か叫んでたもんね。その後タッチ・ライン沿いでもスローインを巡ってもめ、ハーフタイムで引き上げるときはおろか、後半出てくるときも審判に再びブーイング。イエローも多かったし。
●で、僕としてはマフラーとキャップを買ってみました。一応シーズン・チケット・ホルダーですから。去年買ったマンハイムのマフラーとキャップもあるし、週末にはケルンでも買ってくるか。会社でコーヒー飲む用のマグも欲しいな。

■2000年9月3日(日)

●タイトル部分のデザインを変えてみました。これまで「Silverboy Club」標準のタイトル・デザインだったんだけど、ドイツ国旗をモチーフに新たに作りました。これを画像じゃなくてHTMLで実現してるところがエラいよね、自分で言うけどさ。ソースをのぞいてくれれば苦労の跡が伺えるのではないかと思います。いや、HTML分かる人だけだが…。だって、このタグ、テキスト・エディタで全部手打ちしてんだぜ、ホント。
●昨日行われた日本五輪代表の壮行試合、対クウェート戦をテレビで見ました、後半だけ。スピードもあるし技術的にも高いものがありますね。特に吉原がサイドから中央に切り込んでディフェンダーをかわしシュートを放った得点なんかは見るべきものがあった。でも、5点目、6点目はオフサイドくさくなかったか? 横のアングルからのリプレイが出なかったので何とも言えないが。それにしても日本の実況はやかましいね。気が散るから静かにしてて欲しい。
●あとさ、解説者が監督を「トルシエ」と呼び捨てにしてたのも気になった。これが仮に日本人だったら「加茂」とか「岡田」とか呼び捨てにすんのか、おまえは。仮にも代表を任せてる監督なんだから「トルシエ監督」と呼びなさい。
●そのトルシエ「監督」だが、昨日の朝日新聞にインタビューが載ってて、これがなかなか面白かった。ヨーロッパでは弱小チームが自ら育成した有望若手選手をメジャークラブに売って移籍金を獲得し、それで強化するというのはごく当たり前のやり方。そういうビジョンもなく選手を抱え込む日本のクラブに対して批判している訳だが、それは正しいでしょう。僕が去年書いたコラム「親愛なる小野君へ」(「奇妙な日々」所収)を読んで欲しいよ。
●今日は、ケルンのミュンガースドルファー・スタジアムの下見に行った。距離にして60km、所要時間45分くらいだな、うちから。試合の時はきっと周辺が混むんだろうけど。次の土曜日は対レバークーゼンを見に行くぞ。

■2000年9月2日(土)

●W杯予選、ドイツ対ギリシャ、2-0でドイツが勝ちました。1点目は前半にダイスラー、2点目は後半、ショルが放った枠外のシュートを敵DFが押し込んでくれた自殺点でした。再三のFKをことごとく外したり、いいリズムで上がりながら敵ペナルティ・エリア近くまで来ると攻めきれない場面もあってもどかしさも残りましたが、「前へ」「勝つぞ」というコミットメントは引き続き感じられ、何より勝つべき試合をきちんと勝ったという意味で意義深い一戦でした。
●特に嬉しいのはダイスラーが代表8試合目にして初得点を挙げたこと。若手のホープと目され、代表のポジションを固めつつある彼にとって、「コンスタントにいいプレーをする」ことと同じくらい(あるいはそれ以上に)重要なのは、「代表ダイスラー」を印象づけるシーン、結果を積み上げて行くことでしょう。彼にとって実に重要な得点だったと思います。フリーだったとはいえ形も悪くないファイン・シュートだったし。
●同じ意味合いでは、バラックにも同じようにがんばって欲しいところ。昨日「バラックあたりにクリエイティブなプレーを見せて欲しい」と書いたのもそういう趣旨です。地道にいいプレーを積み上げることももちろん大事なのですが、その中で結果オーライでもラッキーでもいい、試合のハイライトを再生するたびにバラックが映るような、そういう決定的なシーンをいくつ作れるかがプロ・フットボーラーとして鍵だと思います。「中盤にバラックあり」を印象づける活躍を期待したい。
●いただけないのはリンク。ヤツのプレーっていつも狙いすぎ、悪くいえば遊びすぎだと思う。無理筋の中央突破を試みたり、足許で不必要にボール遊びをしたり、ゴール前でワンプレー余計な動作を入れたり。それが彼の持ち味であるのは分かるし、決まったときには「さすが」と思わせる付加価値の高いプレーヤーでもあるのですが、いかんせん今の「ドイツ代表」にはハマらないんじゃないのかな。今日も終盤に投入してたけど、僕としてはノイヴィルを入れて欲しかった。どうでしょう、皆さん。
●ビアホフは出番なし。彼の処遇についてはよく考えた方がいい。今のバイエルンFWの存在感の前には彼は「使いどころがない」というのが現実だと思いますが、かといって「もうダメ」というほど衰えている訳でもない。コンディションがよいときに彼の「頭」をどう生かすか、そのためにサイドもクロス重視に再編成するのか、これは難しいところですね。
●ところで8:45からやってるハズのフランス対イングランドはいったいどうなってんだ、DSFよ。

■2000年9月1日(金)

●今日はU-21のEM予選、対ギリシャ戦でした。ドイツはティムとビエロフカのツー・トップ(だったと思う)。中継が始まったときには既に3分経過といういい加減な放送でしたが、結果は2-1でドイツの勝ち。フライアーとビエロフカが1点ずつ決めました。メツェルダー君は左のDFで先発。荒い試合ではあったけど、ビエロフカはよかった。
●という訳で明日はいよいよW杯予選。スペイン戦での勢いを保ちながらきちんと結果を出すことで自信をつけたいですね。要は勝つ他ない試合だということでしょう。ここはひとつツィクラーにがんばってもらいたいところ。中盤はバラックあたりにクリエイティブなプレーを見せて欲しいです。
●青キッカー、早速買いました。ついでに週末の代表試合に賭けようとしたら端末が壊れてるから後でまた来て、だって。結局そのままになっちゃったので、明日朝からどこかでタバコ屋見つけて賭けなければ。ドイツ対ギリシャは別にして、チェックしておきたいのはフランス対イングランド。でもこれって予選じゃなくて親善なんだよね(フランスは予選免除、イングランドは組み合わせの関係でこの週末は予選休み)。
●月曜日に職場の同僚とグラードバッハに行こうと思ってたんだけど、出張が入って行けなくなったとのこと。仕方ないからだれかドイツ人誘って行くか(シーズン・チケットなので行かないともったいない)。それとも女の子誘って行くか。でもなあ、グラードバッハ対ウルム、夜の8時から喜んで見る女はいるのか、いったい。



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