【コメント】
コンピレーションのリイシューをまずはこの5作品に限定するのは、これらがそれぞれ明確な意図の下に編まれた企画盤だからであり、それぞれ音源として独立した重要性を持っているからである。「No Damage」は初期シングルのカップリングを丁寧に収録しているのみならず、パーティ・アルバムとしてそれ自体固有のグルーヴを獲得している。
「Slow Songs」は何曲かが新録となっている他、再ミックスも行われている。「NO DAMAGE II」は「No Damage」ほどではないにせよ、何曲かの新録とエディットが行われている。また「20th Anniversary Edition」と「GRASS」も多くの曲について大胆で質の高い再ミックスが行われるとともに、貴重な新録、アウト・テイクなども収録されており付加価値の高いアルバムである。
これらのアルバムはオリジナル・アルバムに準じて恒常的に供給される価値があると判断した。
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