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2001年1月から2月まで1ヶ月間にわたって行った特集「Mystery Around G*R*A*S*S」は大きな反響を呼び、佐野元春のオフィシャル・サイトであるMWSでも紹介された。何人かの熱心な佐野元春ファンに「『GRASS』の謎解き」というテーマで原稿を書いてもらい、それを並行して読み比べる中でこのアルバムが我々に投げかけたものを検証したいというのが試みの趣旨だった訳だけど、幸い力作が集まって当初の意図以上のものが達成されたのではないかと思っている。原稿を書いてくれた皆さんには心から感謝したい。おかげでサイトのアクセスも増えたしね。

で、僕のところにもいくつかの感想が寄せられた。その中の何人かには追加で原稿を書いてもらったりしたのだが、それ以外にも丁寧なメールや掲示板への書き込みがあって、それをこの特集の締めとしてまとめておきたいと思う。もちろんこの後も感想が寄せられればここに追加して行こうと思っているので、これ以降も遠慮なく声を聞かせて欲しいと思う。それから、寄せられた感想は一応網羅しているつもりなんだけど、もし取りこぼしがあるようなら指摘していただきたい。

アルバム「GRASS」は、コンピレーションでありながら、それについて何か語らずにはいられなくなる奇妙な作品だと思う。おそらく僕たちは、そこに佐野の親密な「声」を聞きつけたのだろう。今、佐野はまた「次」へと踏み出そうとしている。彼の新しい「声」を待ちながら、この特集は取りあえず完結ということにしたい。

2001.3.14
西上典之 a.k.a.Silverboy


私は、30代の理屈っぽい男性ではないので今回の企画には参加できませんでしたが、
「繋がることは可能なのかしら?Silverboyさんのもとに複数が集まらなくても…」などと目論んでは見たのですが、
そのまま1週間が過ぎてしまいました。あかんわぁ。
ま、いずれ脅迫状お送りしますので待ってくださいね。

村上奈途子


私が一番始めにインターネットに接続して(3年前)、
佐野元春で検索して最初にアクセスしたファンサイトが呉氏のサイトでした。
けれど先に「ワガツマ」を見てしまい、元春どころではなくなって…。
翌日、日常に退屈しきっている友人達に宣伝し、当時ブームとなりました。
久々に呉氏の元春レビューを読むことができ、嬉しく思います。
やっぱり、「おっもしれー」です。

mikiko


「Mystery Around G*R*A*S*S」とても面白いです。自分に文才があれば参加したいのに、と悔やまれます。

げんさん


「Mystery Around G*R*A*S*S」サイトでのみなさんのメッセージ読みました。それぞれの方がそれぞれの思いで「GRASS」を感じておられるのだなぁと、あらためて佐野さんの作品の奥の深さを感じざるを得ません。「GRASS」は佐野さんがおっしゃっているように、主人公達は自分に近いとのこと、ということは、佐野さんの精神世界に近いとも言えるのかなと思います。それだけにみなさんの「分析」をとっても興味深く読みました。
(ん〜ん、それにしても女の子がいないのはさみしい。と、言いながら私は書けません。すみません。)

ayane


「GRASS」というアルバムを今年になって聴いていない。
とても素晴らしいアルバムだが、
20世紀のアルバムだ。

“君”の謎解きはもうしない。
謎などもう私にはない。
それが21世紀だ。
君をさがしてはいけない。
君の中の君がみつかるまで君は永遠にみつからないだろう。

それはみつけるものでもない。

佐野元春は
真実も君も、もう見つけている。
こそ、彼はマウンドに立つのだと思う。

佐野元春の中に輝く真実がある。

それに気付けば、不安も悲しみも心配も期待も必要もなんのことはない。

と、思う今日この頃です。

乙女ラーメン


「GRASS」の謎解き。楽しかったです。
それぞれ感じ方が違いながら似ていますね。
私もそれぞれのライナーノーツに少しずつ共感する部分がありました。
ただ、架空インタビューは、ちょっとやりすぎじゃないか、と思いましたが。
(でも面白かった)

私の「GRASS」を聴いての個人的感想は、
ファンがいなければ、
このようなアルバムは編まれることはなかっただろうな、と思うと、
20周年ということで作られたどのアイテムよりも
元春からの“ありがとう”が感じられて嬉しかった。
そして、元春がさんざんインタビューでGRASS MANのことを
「少し酩酊した自分に似た男」と言っていたので、
ちょっと酔っぱらって、つい本心を告白してしまった…
そんな感じに聴いていました。
そして嬉しかった反面、まったく元春も好きだなー…という
ちょっとあきれた気持ちにもなりました。
なんにせよ、自由を信じ、自由の不在を嘆き、もなんとかやりくりして
自由な気持ちで進んでいくような、元春らしいアルバムですね。

もとむらなおみ


こんにちは
MWSの最新ニュースで、「G*R*A*S*S」をめぐる謎解き
と いうのに興味があって、こちらに遊びに来ました。

私ごとですが、Macを手に入れて1年
メールアドレアス貰ってもうすぐ1年
まっ先にMWSにアクセスして、もうすぐ1年
(パソコンストレスに悩んで10ヶ月) (^^)ゞ

佐野元春という人をこんなに愛おしんでる人たちが
たくさんいて、
同じ想いを持ってる人たちに出会えて良かったなー
と 今さらながら感慨深く思っています。

さて 「Mystery Around G*R*A*S*S」
とっても興味深く、読ませてもらいました。
中には、名前は存じ上げなかったのですが
HNで、あーこの人よく見かける方だな、
以前《20th Anniversary Tour - Osaka Live Report》
を読ませて下さった方や
呉さんは、Mac People の連載楽しみにしていたので
なんか、グッと親近感が湧いてきて、なんだかうれしいなー
って、
改めて、ここの場所に来られてうれしいです。ありがとう 

佐野元春 という一人のアーティストの作品を
こんなにも、奥深くつっこんで楽しんでいる?
ライナーノーツは、
ただ、新しいCD出たなーって喜んでいただけの私にとっては、
そういう見方もあるのかと、
いろんな雑誌で佐野さん本人のコメントを読んで
それなりに納得していたので 
又、違った観点から、改めて聞く愉しみが増えました。

「多面体のような作品」て言葉 面白いですねー
佐野元春をイメージしやすい言葉かも…

わたなべとみこ



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