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●白い恋人たち (SPRING MIX)
 (作詞 松尾由紀夫/作曲 伊藤銀次)
●TIME WAITS FOR NO ONE
 (作詞 松尾由紀夫/作曲 伊藤銀次)
●WINTER WONDERLAND MEDLEY (Concert Style)
 ◆トワイライト・シンフォニー
 ◆ちがうんだよ
 ◆雨のステラ
 ◆恋のリーズン
 ◆TAPPIN' AND CLAPPIN'
 ◆シンデレラリバティーなんて恐くない
 ◆幸せにさよなら
 ◆Sugar Boy Blues
 ◆BABY BLUE
Pop Steady #8
1984.3.21
GT Music / MHCL 1199

■PRODUCER : 笠原じゅん
■CO-PRODUCER : 伊藤銀次
■ENGINEER : 井口進

アルバム「BABY BLUE」から「WINTER WONDERLAND」まで、2年間で4枚というハイ・ペースでオリジナル・アルバムを発表し続けてきた銀次が、「続『WINTER WONDERLAND』的な流れで」制作したミニ・アルバム。

アナログのジャケットは見開きの特別仕様で、中面には8ページからなる小冊子が接着され、歌詞の他、銀次自身による5編の(ごく短い)小説が掲載されている。ガジェットとして手の込んだ作りこみがなされているプレミアム・アイテムだ。

アナログのA面には『白い恋人たち (SPRING MIX)』と『TIME WAITS FOR NO ONE』の2曲を収録。『白い恋人たち』はアルバム「WINTER WONDERLAND」収録のオリジナルとは歌詞とミックスの異なるバージョン。『TIME WAITS FOR NO ONE』は新曲。

B面は代表曲9曲のメドレー。「コンサート・スタイル」と付記されているが、実際にはライブのアンコール用に用意したメドレーをスタジオで録音、沼津市民会館でのライブの際の歓声と拍手をダビングしたもの。『幸せにさよなら』が新しいポップなアレンジで収録されているが、これは佐野元春の示唆によるものともいう。

全体としては企画盤の域を出るものではないが、銀次らしくプレミアム感のある音源を収録しており、アートワークを含め手許に置きたいアイテム。当時流行しつつあった12インチ・シングルに対するアプローチでもあるが、単なるダンス・ミックス、クラブ・ミックスにしなかったところが銀次流だ。


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