●Baby Blue 　（作詞　売野雅勇／作曲　伊藤銀次） ●雨のステラ 　（作詞　神田広美／作曲　伊藤銀次） ●いつでもここにいる 　（作詞　有川正沙子／作曲　伊藤銀次） ●TAPPIN' and CLAPPIN' 　（作詞　売野雅勇／作曲　伊藤銀次） ●ちがうんだよ 　（作詞　康珍化／作曲　伊藤銀次） ●トワイライト・シンフォニー 　（作詞　銀色夏生／作曲　伊藤銀次） ●SHADE OF SUMMER 　（作詞　売野雅勇／作曲　伊藤銀次） ●夜を駆けぬけて 　（作詞　伊藤銀次・夢野よう太／作曲　伊藤銀次） ●泣きやまないでLOVE AGAIN 　（作詞　銀色夏生／作曲　伊藤銀次） ●CONGRATULATOPNS 　（作詞　小林和子／作曲　伊藤銀次） ●SKYLIGHTにポプラの枯葉 　（作詞　松尾由紀夫／作曲　伊藤銀次） ●HANG ON TO YOUR DREAM 　（作詞　売野雅勇／作曲　伊藤銀次） ●DEAR YESTERDAY 　（作詞　康珍化／作曲　伊藤銀次） ●そして誰のせいでもない 　（作詞・作曲　佐野元春） ●あの娘のビッグ・ウェンズデー 　（作詞　康珍化／作曲　伊藤銀次） ●真冬のコパトーン 　（作詞　売野雅勇／作曲　伊藤銀次）

BEST OF BEST 1990.7.25 POLYSTAR / PSCC-1009

これは1986年に2枚に分けてリリースされたポリスターのカタログ対策用ベスト。おそらくは86年盤を廃盤にし1枚にまとめたということだと思うが、当然ながらその分曲数は減らされ、苦しい選曲を強いられている。

とはいえ、86年盤には含まれていなかった曲もいくつか収録されており、一方で『フラワーズ・イン・ザ・レイン』など代表曲に数えられてもおかしくない曲が未収録となっているなど、「これ1枚でポリスター時代の銀次を知ってくれ」というには微妙な内容。どういう基準で誰が選曲したのだろうか。まさか銀次自身は関与していないと思うが。

これも現在では廃盤だが、中古盤などを丹念に探せば見つかるかもしれない。まあ、このCDでないと聴けない曲、バージョンなどもなく、そこまでする価値はまったくないとは思うが。リファレンスのために掲載しておくが、今となっては特に顧みる必要のないアルバムということで差し支えない。

ジャケット、インナーなどに銀次のアーティスト写真は一切なく、デザインも安く上げた感満載の愛想のないもの。原盤権を残して移籍するとこういう扱いを受けるという見本のような盤であったが、当時は銀次のポリスター時代の作品をCDで入手することが極めて困難であり、これでもないよりましという状態だったのだ。